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取材日2021年11月1日 |
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「4000rpmオーバーで豹変するエンジンサウンド・・・!官能的世界を目指しオーナー様の情熱で5速マニュアル・トランスミッション換装がなされたアルピナB6 2.7は、70年代・往年のアルピナ・シルエット・フォーミュラを彷彿とさせるスーパーレア・ネオクラシック!」
1961年・・・バイエンルンのタイプライター製造工場から生み出され、「アルピナ・ユニット」と名付けられたBMW1500用ダブル・チョーク・ウェーバーは、その優れた性能とともに小規模ファミリー・ビジネスを半世紀以上存続させて来ました・・・。 現在“Understatement(控えめ)”を美徳とした車造りを心情とする、BMWをベースとした独自モデルを製造するアルピナですが、それはまさに「外観に捉われない、知性あふれる大人スーパーマシン・・・」としての表現方法であり、創業間もない1960年代から70年代にかけ、BMW公認チューナーとして、ロニー・ピーターソン、ジェームス・ハント、ジャッキー・イクスそしてニキ・ラウダなど(!)錚々たるレーシング・ドライバーが「BMW3.0CSLアルピナ」や巨大なフロントエアダムとリアウイングを持つ、あの「Gr. 5シルエットフォーミュラBMW3.5CSLアルピナ」で欧州のツーリングカー・レースや全てのドイツ選手権レース、そしてスパ24時間耐久レースを向かうところ敵無し!で席巻・制覇したバックグラウンドを持つ、明確なDNAが受け継がれているのです・・・! 特にドイツ自動車登録局に自動車メーカーとして正式に登録された1983年以降、ごく初期に生み出された今日ネオ・クラシックと呼ばれるアルピナは、控えめどころか・・・!まさに当時のシルエット・フォーミュラを彷彿とさせる、巨大なフロントエアダムをそのまま持ち、この「美しくも獰猛な姿」は、青年期にアルピナへの思いを馳せた世代の御仁には「特別な意味を持つクルマ・・・」としてイメージされるものと思う次第です・・・。 レースで培った技術力が反映され、極小ロットが非常に丁寧にマイスターの手仕事で仕上げられる「アルピナ・チューン」とは、まさにレーシングマシン・チューニング其の物・・・。そのメインであるエンジンなど、一般的な車のピストン重量公差が5〜10g程になるのに対して、アルピナチューンの場合、職人に磨き込まれたマーレ製ピストンは重量公差僅か1/1000g・・・と凄まじい精度で製造され更にマイスターの手作業でアッセンブリーされる物になります。 そのアルピナ専用ピストンに、専用カムシャフトと専用ECU、そして半球形の燃焼室にビッグバルブを用いて、オリジナルエンジンと同様の84mmボア・81mmストローク、総排気量2693ccのままながら圧縮比は8.5:1から10.2:1へと大きく向上・・・。最高出力は、210ps/5800rpm、最大トルクは27.1kg-m/4500rpmへ到達し、当時のM3の194ps、22.9kg-mを遥かに凌ぐスペックを誇ったのです・・・!
「紅葉を背景に佇むアルピナ・ブルー、5速MTに換装された86年式初期型アルピナB6 2.7の獰猛な美しさ・・・に迫る!」
秋晴れの紅葉が見事な環境での取材中、何度もその「アルピナ・ブルーの獰猛な美しさ・・・」に気を失いそうになった筆者・・・、今回ご紹介する1986年式ニコル正規輸入物・初期型BMWアルピナB6 2.7は、大変素晴らしいコンディションで紅葉を背景に佇みます・・・。 「本当にものすごく・・・ものすごく苦労して、念願であった5速トランスミッションに載せ替えました・・・」と語って頂くオーナー様・・・。 オーナー様のご苦労の歴史は記録簿や請求書綴りに残りますが、その詳細を列記すると・・・ ・外装元色ブラックをアルピナブルーにて全塗装(前オーナーが実施)大変良い仕上がりです などなどとなります・・・。 またアルピナオリジナルとして確り残るのは・・・ ・アルピナチューンM20エンジン(専門メカニックチェック済み) 尚、ゲートラグ社製325用5速トランスミッション換装時に、仕様に適合した後期型B6 2.7用インジェクションシステムに交換、またハーネス類を刷新しています。その際、適合した後期型アルピナ・マップドB6 2.7用マルチポート・インジェクションROMを交換しシステム全体のマネージメントを行なっております。もちろん貴重なオリジナルROMは付属いたします。
「4000rpmから豹変するアルピナユニットの魅力・・・!」
オーナー様にドライブ頂き、助手席から撮影したシーンを是非紹介動画でご覧ください・・・! 美しくも獰猛なアウピナブルーを纏ったスタイリング・・・
「取材後記・・・」
こうして日々希少なクルマを取材〜執筆活動していますと、不思議に思うことが多々あります。 長い年月大変ご苦労されパーツを収集・・・、メカニックに預けている間は我慢の日々・・・。そんな苦労の連続で長年我が子の様に大切にされ、もちろん不具合があればすぐに対処してやっと仕上がったクルマを手放される・・・ 「こんなに素晴らしい、貴重な初期型アルピナB6をなぜ手放されるのですか・・・?」との私愚問に、笑いながら一言、「仕上がってしまったから・・・」とはオーナー様のお言葉でした・・・。 わかる気がします・・・ 貴重なクルマが仕上がった姿を夢見て、ひたすら追求されプロセス其の物を楽しまれる・・・。 「4000rpmオーバーで豹変するエンジンサウンド・・・!官能的世界を目指しオーナー様の情熱で5速マニュアル・トランスミッション換装がなされたアルピナB6 2.7は、70年代・往年のアルピナ・シルエット・フォーミュラを彷彿とさせるスーパーレア・ネオ・クラシック!」 探しても見つからない・・・出会いを待つしかない・・・、一度手に入れたら(今度こそ・・・)きっと手放すことは無い一生モノのスーパー・ネオクラシックは、これを読まれる新オーナー様エンスーライフを大きく豊かなものに変えてくれる事でしょう・・・! 本当に魅力的なクルマです 是非オーナー様の苦労話しを聞きに長野県までお越しください。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。 【お問い合わせに際して・・・】 本記事内容は、2021年11月1日月曜日午後12時より、秋晴れの元、約3時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビューと、助手席試乗体験したものを元に、執筆作成したものです。かぎられた時間での確認につき、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります、また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものではありません。 状態等のコメントも、あくまで取材時の天候、状況及び、筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。 掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。 何卒宜しくご検討下さい。 |
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以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
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SOLD | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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