BMW Z1のアルピナバージョンである、アルピナ・ロードスター リミテッドエディションのご紹介になります。
全生産台数が66台であり、日本へ正規輸入されたのはその内の半数程度という非常に希少性の高いお車であります。
【車両コメント】
ドイツ語で「未来」を意味する「Zukunft」の頭文字であるZをモデル名に冠したZ1は1986年フランクフルトモーターショーで発表された。
発表当初の注目と人気は凄まじく、生産前に5,000台、1988年には35,000台を受注したとBMWは発表している。
結局、その殆どが投機目的といわれ、経済状況悪化と競合モデルなどの影響で僅か8,000台を製造し、1991年に生産を終了した。
Z1の特徴はなんといってもその「シャーシ」と「ドア」である。Z1用の特別設計で着脱式のボディパネルを備えていた。
Z1発表時にBMWはオーナーが時に応じてボディの色を変えられると謳い、予備のボディパネル購入を勧めていた。
また、全てのボディパネルを取り外した状態でも走行することが出来る。BMWは40分でボディパネル交換が可能と発表した。
Z1の最も興味深い装備の1つは通常とは異なるドアである。ボディ内部に垂直に引き込まれる構造はクラシックロードスターの特徴である脱着式の金属製や布製のドアから考えられ、BMWデザインとして引き込み式のドアが採用された。
背の高いドアシルを持つボディの為、ドアの有無とは関係がなく衝突性能に優れ、ドアを下げた状態でも合法的に走行できた。
Z1の駆動系は325iの170馬力エンジンとマニュアルトランスミッションを流用した平凡なものであったため、多くのチューナーが改良やエンジン換装を行った。
当車両はアルピナがBMW・Z1を「Roadster Limited Edition」(=RLE)として仕立てたもので、66台のみ製造された。
RLEは200馬力2.7Lエンジン、スポーツマフラー、アルピナホイール、アルピナストライプ、シリアル入りステアリングが備わっている。
話題性抜群のZ1であり、そこに強力なエンジンとZアクスルサスペンション、数々の専用パーツが装備された特別限定車である。
独創性の高いデザイン、斬新なアイデアの成り立ち、アルピナの高い走行性能、「絶対に変えの利かない1台」なのは間違いない。
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オーナーさんは、他にも複数のBMWを所有されております。
それぞれ、均一にコンディション維持されていることから、お車一台あたりの年間の走行距離はかなり少なめとなっております。
およそ年間100km〜200km程度とのことです。
エンジンは定期的に始動させており、月一回程度は走らせていると仰っておられました。
バッテリーをケーブルに繋いでいる状態での保管です。
所有されているお車、全て程度の良い物を購入されているため、オーナーさんが購入後に故障はないとのことです。
オーナーさんは数年前に購入されたそうです。
ただオーナー歴不明であり、連続した整備記録簿はございません。
車台番号の下3桁は「008」となっております。
普段はガレージ保管であります。
今回、車庫整理の為に掲載に至りました。
【外装】
全体的に塗装は綺麗な状態だと思います。
目立つキズ、へこみ等は見受けられませんでした。
幌の程度も良好な印象を受けました。
アルピナデコラインも綺麗な状態だと感じました。
幌のリアウィンドウに若干の曇りが見受けられます。
【エンジン】
一発始動であり吹け上がり良好です。
直列6気筒・M20エンジン搭載し、最高出力は200馬力を誇ります。
【内装】
全体的に程度良好だと思います。
センターコンソールにアルピナプレートが刻印されており、文字、数字が識別できる状態となっております。
ETC付きであります。
【足回り】
ホイールにはキズ等は見受けられませんでした。
タイヤはダンロップ・DIREZZAを履き、サイズはフロント・リア共に205/50R16となっております。
お車は茨城県にございます。
個人売買の為、消費税はかかりません。
オーナーさんのご厚意により、自動車税の月割り額とリサイクル料(13,720円)の別途ご負担はございません。