掲載いただいたのは最善か無か、最後のメルセデスとも言われたW124ミディアムクラス中期型最終の２８０Eです。
今から約２０年前にワンオーナーの本個体を購入、以降趣味車としてではなく仕事や普段の移動用で使用されてきました。

購入当時、しばらくしてエンジンの調子が悪くなり、近くの整備工場に修理を依頼するもあまり調子は良くならなかったそうです。せっかく購入したのにもう乗り換えかと悩んでいたところに、友人から、遠方だけど茨城県那珂市にある専門ショップに診てもらえばどうかとアドバイスされ、これでダメならあきらめようと実行されました。
その結果、購入時の状態をも上回るほど調子が改善し、それ以後２０年に渡り車検や整備等は随時石川県から茨城県まで移動して実施されてきました。
そのかいあって現在までなんら不便無くカーライフを送れたとおっしゃいます。

ガレージ保管とはいえ、四季折々普段の移動に使用されていますので、外観の経年劣化は見受けられます。この年代のメルセデス特有の塗装面のクラック線も無数に見られます。
冬季もスタッドレスタイヤに付替えて走行なさっていますが、車体のサビは少なめです。

内装は、３０年間移動に使用されてきたことを考慮すると良い状態だと思います。
天井は張替え済ですし、シートのアンコも入れ替えてありますのでヘタった感じはございません。本革シート表皮の擦れも味わいですかね。

機関系については、オイルやタイヤ交換などの整備は近くの工場で、車検や重整備は現在も茨城のショップで施工されています。
現在まで整備や修理にかかったコストはミドルクラスの国産新車セダン並みということですが、それだけの価値があるクルマ、ととらえてます。なお過去の整備明細書等はファイルにつづってございます。

最近では、家族構成の変化もあり大きな車もそろそろ引退かな、という気持ちにもなりどなたかお好きな方にと掲載されることなりました。
自動車税の月割り分とリサイクル券は別途ご負担お願いします。
車両は石川県小松市にあります。