ベンツ124型は1985年にデビューしました、ボディは４ドアセダン、５ドアステーションワゴン、２ドアクーペ、２ドアカブリオレ、６ドアリムジンが存在しました。機構的にはＷ２０１型のサイズと全長を拡大したものでリアサスペンションは長らく続いたセミトレーリングアーム式から190Ｅで開発されたマルチリンク式に変更されています。またボディは当時のトレンドであったフラッシュサーフェース（外板の平滑化）が推し進められた結果メルセデス市販車では初となるCd値0.29を達成しました。

今回紹介するのは1993年式メルセデスベンツ320ＴＥ（Ｓ１２４）です。

オーナーさんが実車を購入したのは6年ほど前、購入時の走行距離は8万キロほどでした。

購入時に約80万円の費用をかけ修理やメンテナンスを行っております。

【外装塗装】

オリジナルの塗装は色艶ともに申し分なく良好な状態です、オーナーさん購入時からAMGのエアロが装着されています。リヤバンパー右角に簡易的な補修後がありますがその他は問題なく大変綺麗な外装です。モールなどゴム類の劣化も少なく歴代オーナーさんによって大切に車庫保管されてきたことが伺える車両です。ホイールはAMG18インチに変更されておりタイヤサイズは225/40-18です、このホイールを装着にあたりフェンダーからほんの少し出るため車検対策でホイールアーチにモールを貼っています。足回りはローダウンスプリングに変更し若干ローダウンされておりAMGのエアロと相まってスタイリッシュな外見です。

ヘッドランプもLEDに変更しております。

【内装】

シートは本革で目立つ傷みは無く革の状態も良好です。天井のたれもありません、実車はサンルーフ付きです開閉も問題ありません。全体的にヤレやヘタリなど少なく丁寧に扱われてきたことがうかがえる状態です。

ルームランプやカーテシランプなどの室内照明は全てLEDに変更しております。

【エンジンミッション機関について】

現在走行に支障があるような不具合はなく好調を維持しております、オーナーさんが経験された不具合では燃料漏れがあり原因は高圧ホースでしたが、こちらの部品が手に入らず苦労しましたが現物合わせで作製し修理したそうです。その他ではエンジンオイル漏れがありますが現在完全に漏れを止めることはできず自宅の駐車場所にマットを敷いて対処しています。エアコンは問題なく効きます。

現在付いているハンドルは売却時には取り外す予定です、ボスはそのまま残しますので購入者さんには別のハンドルを用意して頂きたいそうです。純正のハンドルはありますので差し上げます。

年式からすれば非常にコンディションの良い車両です。S124は「最善か無か」の時代に作られた最後のミディアムクラスとして現在でも人気は高いモデルですが生産終了からかなりの年数が経過しているので程度の良い車両は少ないと思います。程度良好なS124をお探しの方は一見の価値ありの車両です。

車は岡山県総社市にあります。個人ですので消費税はかかりません。

購入の際には月割りでの自動車税とリサイクル料のご負担をお願いいたします。