●メルセデスベンツ S123 ステーションワゴン300TDにつきまして●
190や124より前でよりクラシックな雰囲気が漂い、現在も高い人気を誇る123系メルセデスベンツ。1976年にセダンがまずデビューし、翌1977年にはクーペ、リムジン、ステーションワゴンがラインナップに加りました。ステーションワゴンにつきましては、発売当初は、230T、250T、280TEとディーゼルの240TDと300TDのラインナップでしたが、日本仕様は300TDのみが導入され、ガソリン車のラインアップはありませんでした。1980年、200Tとターボディーゼルの300TDTが追加され、日本仕様は300TDTと置き換えられました。リアサスペンションには重い荷物を積んだとき車体を調節するレベライザー機構を備えていました。シトロエンのハイドロニューマチック・サスペンションの特許を用いた油圧式です。
ドアがバン!ときっちり閉まる堅牢なボディ、実用的で耐久性の高い機関類。派手さはありませんが、実用車として完成度は高く、メルセデス・ベンツが掲げるモットー「最善か無か」を具現化した上質な実用車に徹したモデルとして人気を博しました。
●今回ご紹介するお車につきまして●
ライトアイボリーのボディカラーがとってもお似合いの300TDです。北米仕様の並行輸入車で国内での初年度登録は1998年ですが正式な年式は不明です。1985年まで生産、販売されていたのでおそらくその頃の年式かと思われます。オーナーさんは12年程前に専門店から購入されました。メーターはマイル表示で現在の走行距離は、22万マイル超です。
外装、内装、機関ともに良好なコンディションを維持されています。日常の足やアウトドアでも活躍しています。とても気に入っていらっしゃいますが、よりアウトドアを楽しむためキャンピングカーの購入を検討され、今回掲載の運びとなりました。なお、ディーゼル車両のため、都内を使用の本拠とする登録ができません。(その他登録可否については個別の自治体にご確認ください。)
●外装●
落ち着いたライトアイボリーの外装色は良好な状態を維持しており、景色が映り込む艶を保っています。細かな錆や塗装のウキや部分的に再塗装した後等はございますが、目立つような大きなキズ、ヘコミ等はございません。メッキパーツもおおむね状態良好ですが、斑点上の劣化が出ている箇所がございます。ウインドー廻りやモール類も状態良好です。リヤハッチのストッパーの経年劣化でオープン時にドアが下がってくることがあります。
●内装、電装関係●
落ち着いたライトブラウンの内装も良好な状態を維持しています。
北米仕様の合皮レザーシートは使用感やシワはございますが、大きな劣化はなく良好な状態です。天井に垂れはなく全体的には良好な状態です。ウッド部分の状態も良好ですが、ワレがでている箇所もございます。ステアリング、インパネ、ダッシュ等も良好な状態を維持されていますが、ダッシュにはヒビワレがございます。メーター類は正常に作動しますがクロックのみ不動です。オーディオはカロッツェリアに交換、ウーファーを追加してあります。ETC車載器とドライブレコーダーが設置されています。いずれもそのままお譲りいただけるとのことです。オプションで後ろ向きの2人掛け折り畳み座席が設置される7人乗り仕様となっています。集中ロックについてアンロック時に運転席以外が連動しないことがございますがエンジンをかければ作動するとのことです。残念な点として現在クーラーが効きません。現状では原因は特定できていません。
●機関、足回り等●
タイヤは走行距離も少ないためヤマは十分で状態も良好です。純正のホイールキャップの状態も良好です。足廻につきましては、油圧のレベライザーが作動せず一番下がったままの状態に固定されています。走行には支障はなく同乗走行させていただきましたが、乗り心地には影響ございませんでした。ハイドロサス特有の柔らかい乗り心地は顕在です。
機関につきましては、エンジン、ATミッションについては一通り手を入れてあり、現状は特に問題はございません。ただし、現状、少しミッションオイルの漏れがあるようです。前回の点検時に日常使用には問題ないレベルですが、長距離走行の際にはオイルの残量確認をした方がよいと指摘があったとのことです。現在もエンジンは好調を維持しているようで、取材時も一発始動でエンジンのアイドリングは安定していました。
●主な整備履歴抜粋●
(2020年11月)車検整備、ファンベルト、パワステベルト、エアコンベ交換
エンジンオイル・オイルエレメント交換、左右フロントブレーキホース交換、フロントブレーキセンサー交換、フロントブレーキキャリパー、フロントブレーキパッド交換、ドアロックバキューム・エアー漏れ点検・修理、マフラーリング交換、エアー抜きポンプ、FUELライン交換、エアークリーナーマウント交換、バッテリー交換
(2023年4月)冷却水漏れ修理、サーモスタットバイパスホース交換、アッパーホース交換、ホースバンド交換、サーモスタットケースパッキン交換、クーラント交換、シフト内リンケージブッシュ交換、ミッション側シフトグロメイト交換、
(2024年2月)エンジン始動不良修理、エンジングロープラグ交換、エンジングロープラグリレー交換、エンジンフューエルフィルター交換、エンジンエアーフィルター交換、エンジンエアーフィルターカバー取付マウント交換、エアーダク上側シールリング交換、エアーバキュームホース交換、エンジンオイル、オイルフィルター交換、ミッションオイル交換
●取材者私見●
とてもお洒落なお車という印象です。外装は良好な状態を維持されておりヤングタイマーど真ん中のクラシカルな外装でライトアイボリーの外装とライトブラウンの内装の組あわせが秀逸です。内装も外装同様良好な状態です。使い勝手のよいステーションワゴンで7人乗り仕様な点もおすすめです。ディーゼルエンジンでガソリン価格高騰時でも財布にもやさしいです。(都内ナンバー登録不可な点だけご注意ください。その他の地区での登録の可否については各自治体にご確認ください。)
お探しの方はぜひご検討ください。
個人売買のため消費税はかかりませんが、リサイクル料金・自動車税月割り分相当をご負担いただきます。
現車は東京都内にあります。
上記は取材者の私見に基づくところもございますので、ご購入に際しては必ず現車をご見学の上でご納得されてからご検討ください。
なお、オーナー様ご多忙のため、ご見学については購入検討の方のみに限らせていただきます。
【2024年5月更新】
価格を見直しました。
この機会にぜひご検討ください。
【2024年9月更新】
価格を再度見直しました。
この機会にぜひご検討ください。