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取材日2023年10月29日 |
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しっかりメンテナンスを受けてきたW126・300SEの程度良好車です。 メルセデスベンツのフラッグシップモデルであるSクラスの2代目たるW126は、初代のW116からバトンタッチされ1979年(S54)9月にフランクフルトショーにてデビューしました。 W116からの発展版とされ近似している部分も多いながら長足の進歩を遂げたW126は、W116で築いた最高の乗用車としての地位を揺るぎないものにするほどに売れに売れ、マイナーチェンジとモデル追加を繰り返しながら1991年(H3)までの12年間において全世界で90万台近くを生産するという、歴代Sクラスで最も売れたモデルとなりました。 日本においてはご存じの通り、バブル期の狂騒の中で560SELを中心に大変な人気を誇ったモデルですが、その多くはW126本来の魅力を理解されることなく手荒く扱われ、あれだけ走り回っていたのに今となっては希少車の部類となってしまっています。 ●● プロフィール ●● こちらの車両は、2006年にオーナーさんが東京のサブディーラーにてワンオーナー車として購入したものです。 購入ポイントは、右ハンドル、濃紺のボディカラー、本革シート、サンルーフだったとのことです。 購入依頼、ファーストカーとして親子で共有しながら実用的に使い現在に至ります。 メンテナンスは途中までは購入したサブディーラーで実施し、その後旧いメルセデスに強い専門店に移行し継続的に受けています。 保管はシャッター付きガレージです。 ●● 外装 ●● 基本的にフルノーマル状態です。 概ね良好で、塗装部分は基本的に艶やかさがあります。 近くに寄ってみると、美観を大きく損ねるような目立つものではないものの、年式相応な部分が散見されます。 特にボディパネル両サイドには、パテの割れや微妙な波打ち等、板金塗装跡がいくつか見受けられます。 その他、軽微な塗装の剥げ、小キズ、バンパー角のキズ、デント、トランクフードの出っ張り(中で物が当たった際にできる出っ張り)等々があります。 灯火類はやエンブレム類、メッキ&ゴムモール類は良好です。 純正ホイールも4本とも良好です。 ●● 内装 ●● ポータブルナビ、レーダー探知機、そしてETCこそ付いていますが、こちらもノーマル状態です。 経年に伴う小キズや日焼けが見られる箇所もありますが、基本的に良好です。 気になる不具合箇所としては、 ・運転席・助手席の革の傷み(特にサイドサポート部) あたりが挙げられます。 エアコンやサンルーフの作動は問題ありません。 クラックの入りやすい鬼門のウッドパネルはいちど交換されたとのことで、軽微なクラックがあるのみです。 ●● 機関・足回り ●● フルノーマルで、基本的に旧いメルセデスに強い専門店にてメンテナンスされています。 直近数年の主な整備履歴を抜粋しますと、 @2014年6月 ・ウォーターポンプAssy交換 @2014年7月 ・パワステプレッシャーホース交換 @2015年5月 ・エンジンシリンダーガスケット交換 @2016年7月 ・Fブレーキパッド交換 @2017年7月 ・左右フロントショックアブソーバー交換 @2018年8月 ・ブレーキホース交換x4 @2019年8月 ・エンジンマウント交換 @2020年8月 ・左右リアドアパワーウインドウレギュレーター交換 @2021年9月 ・エレクトリックヒーターブロアモーター交換 @2022年7月 ・右リアパワーウインドウ修理 @2022年7月 ・左タイロッド交換 @2022年9月 ・ディストリビューター交換 @2023年7月 ・フューエルポンプ交換 となっています。 気になる箇所としては、 ・エンジンオイル滲み あたりが挙げられます。 ●● インプレッション ●● 一見してフルノーマルの佇まいが好印象のW126です。 30年以上前の車ですが、変な改造を施されることもなく、細かいところまで当時のままの仕様が保たれているのがいいですね。 多少の傷みはそこここにありますが、致命的に気になるものは無く塗装面が艶やかなためか、ひと目見た時の印象はキレイだなという感じです。 ドアの開閉は4枚ともしっかりしており、往年のガッチリ感を開け閉めの度に楽しめます。 インテリアも外装と同様にノーマル状態が保たれており、ナビとレーダー探知機こそ装着されていますが、ザ・メルセデスと言えるダッシュボードやボディとコーディネートされたネイビーの本革シートは往時のまま味わうことができます。 ラゲッジも至って良好で、使用感は若干ありますが、30余年にわたり丁寧に適度に使われてきた感じが伝わってきます。 助手席にて試乗させていただきましたが、気難しいところや不安感などなく粛々と走るさまはまさに往年のSクラスそのものといえます。 Sクラスそのものでありながら3リッター直6ユニットの恩恵か、サウンドや取り回しがV8モデルより重々しさがなく、むしろ軽快な感じすら受けます。 そんな直6モデルはパワフルさに欠けるのではと思われがちですが、実際乗ってみると力不足は感じられず、むしろその気になれば力強い加速感すら味わえるのが嬉しいですね。 乗り心地ももちろん文句の付けようもなく、この頃までのメルセデス独特の「クッションが効いた」という言い回しが似合うシートのフィーリングも相まって、しっとり重厚な乗り味を堪能することができます。 オーナーさん曰く、外寸の割には取り回しも良いとのことです。 かようにW126は最高級車でありながら最上級高性能実用車としての仕上がりが素晴らしく、商業主義へと方向転換する前のメルセデスにおける、ひとつの最高到達点と言えるのではないでしょうか。 ●● その他 ●● スペアキーはあります。 色調の微妙な違いや小キズ等の瑕疵が画像や動画ではわかりにくいため見学をお勧めしますが、オーナーさんご多忙につき購入を前提とした場合のみとさせていただきます。 ●● まとめ ●● 近年その魅力が再評価されつつあるW126の中でも、300SEは軽快な走りはもちろんのこと維持のしやすさという面もあり、今となっては最も人気が高いグレードです。 そして今回の車は、走行距離は延び気味なものの機関のメンテナンスは行き届いており、外装のコンディションは年式相応な部分はあるものの概ね良好、内装も全体的に良好という特徴があります。 名車W126をリーズナブルに入手して、実用的なパートナーにしたい方にとってはまさに打ってつけな車と言えるのではないでしょうか。 2024年8月に車検取得とメンテナンスをしました。 ・24ヶ月点検・整備 ・EGオイル交換 オーナーさんのコメント エンスーの杜に掲載していただいていることから、メルセデスベンツ専門修理工場にて丁寧な点検と整備をお願いしました。 通常の車検項目の整備を実施するとともに、エンジンオイル・ブレーキオイル交換のみならず、左右フロントアッパーアームのボールジョイントブーツに亀裂が生じていたため、予防的に両方とも交換していただきました。 お陰様で、走行感は極めて安定していて、W126らしい運転感覚を楽しむことができて、絶好調です。 車検は問題なく通すことができることから、とりあえず修理は保留して、近日中に修理をする予定です。 車検費用:合計で289,800円でした。 とのことです。 お車は、東京都中野区にあります。 個人の為、消費税はかかりませんが、リサイクル料(15,780円)と月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。 |
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以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
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