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メルセデスベンツ 230GE プレディカート (W460) 1990年式
車検 2025年7月 走行 142,500km 備考 ディーラー車 4AT ワンオーナー ETC
長さ 456cm 177cm 高さ 197cm 重量 2130kg 排気量 2297cc
取材日2023年10月7日

W460の豪華版プレディカート・ロングボディのワンオーナー、程度良好車です。

ゲレンデヴァーゲンといえばご存知の通り、西ドイツのダイムラー・ベンツとオーストリアのシュタイア・ダイムラー・プフの共同開発により生まれた生粋のオフローダーです。

オフロードでの最大限の能力と安全性を主眼に開発された軍用車、その民生バージョンとして1979年(S54)にデビューしたゲレンデヴァーゲンは、あくまで軍用として最高の性能を発揮するべく、サハラ砂漠から北極圏をはじめとする世界各地でテストを繰り返され開発されたヘビーデューディなメカニズムを、その愚直なまでに箱型のスタイリングで包み込むことで得た格好よさも相まって、世界中の本物志向のオフロード愛好家から人気を博すこととなりました。

1990年(H2)に登場したマイナーチェンジ版となるW463からはより一層年を追うごとに高級化の一途を辿っていきましたので、無駄が削ぎ落とされたW460は同じゲレンデヴァーゲンでもより本格派のファンに支持され、現在も高い評価を得ています。

●● プロフィール ●●

こちらのお車は、現オーナーさんが1990年に正規ディーラーにて新車購入したものになります。

以後ずっと正規ディーラーにてメンテナンスを実施し維持されてきました。
メルセデスベンツ日本より10万kmと30年の節目でそれぞれ記念品も受け取っています。

ポータブルナビとETC以外はノーマルです。

整備履歴は全て残っており、ビークルデータカードもありますので、素性のハッキリしたフルノーマルのW460というのが最大の特長になります。

ナンバーは貴重な練馬33になります。

保管は屋外で、屋根付きの駐車スペースになります。

●● 外装 ●●

フルノーマル状態です。
パッと見で目立つようなキズや凹みはそれほどありませんが、経年なりの劣化も散見されます。

気になる箇所としては、

・助手席ドア後方下側にある接触痕(凹み)
・左リア角の中央付近にある凹み
・右側フロントフェンダーにあるイタズラによる引っ掻きキズ

あたりが挙げられます。

その他、軽微なサビやキズ、凹み、クリア剥げ等々は散見される状態です。

塗装面は艶がやや引けている部分もあり、特に右側にその傾向があるようです。

ガラスや灯火類は基本的に良好です。

●● 内装 ●●

ポータブルナビとそのリモコン、そしてETCこそ付いていますが、こちらもノーマル状態です。

経年に伴う小キズや日焼けが見られる箇所もありますが、基本的に良好です。

特徴的なチェック柄クロスの純正レカロシートも全て良好ですが、特筆すべきは運転席で、ずっとレカロ ORTHOPAD(オルソペド)シートに替えていたとのことで、おそらく実走数千km、一般的に使用頻度が低いと思われるリアシート並みのコンディションとなっています。

気になる不具合箇所としては、

・エアコンガス抜け(作動はOK)
・集中ドアロック作動NG
・マップランプ固定クリップ破損

あたりが挙げられます。

マップランプは問題なく作動します。

純正オーディオは、ラジオは作動しますが、カセットデッキ部分は動作未確認です。

●● 機関・足回り ●●

フルノーマルで、ずっと正規ディーラーにてメンテナンスされています。

直近数年の整備履歴は、

@2017年7月(140,050km)

・車検
・デフロックシリンダー交換
・メーター修理
・ガソリンポンプ交換

@2018年2月(140,246km)

・フューエルディストリビューター交換

@2018年3月(140,382km)

・タイヤ交換

@2018年8月(141,000km)

・バッテリー交換

@2019年6月(141,221km)

・車検
・メーターケーブル交換

@2021年6月(141,547km)

・車検

@2023年6月(142,268km)

・車検

となっています。

気になる箇所としては、

・オイル滲み
・ボンネットオープナーワイヤーの伸び

あたりが挙げられます。

ボンネットオープナーワイヤーの伸びについては、熱くなるとレバーでは開きにくくなり、その際は自作金具で引っ張ると開けられるのでそれで対処しているとのことです。

●● インプレッション ●●

一見してフルノーマルの佇まいが好印象のゲレンデです。
30年以上前の車ですが、変な改造を施されることもなく、細かいところまで当時のままの仕様が保たれているのがいいですね。

細かい傷みはそこここにありますが、ゲレンデという車の性格上、多少の使用感はむしろあって自然という感じもします。

ドアの開閉は5枚ともしっかりしており、往年のガッシリ感を開け閉めの度に楽しめます。

インテリアも外装と同様にノーマル状態が保たれており、ナビとETCこそ装着されていますが、武骨そのもののダッシュボードやチェックのファブリックシートは往時のまま味わうことができます。

ラゲッジも至って良好で、使用感はそれなりにありますが、30余年にわたり丁寧に適度に使われてきた感じが伝わってきます。

助手席にて試乗させていただきましたが、2.3リッター直4エンジンは滑らかかつ静かで、遮音材がしっかり入っているためか耳障りな騒音は感じられず、内外観の武骨さを良い意味で裏切るジェントルな走りを披露してくれます。

乗り心地も至って良好で、注意を払えばもちろんオフローダーとしての本来的な硬さは感じられますが、サスセッティングとシートの出来の恩恵か、不快な突き上げとは無縁の快適なドライブを堪能できます。

助手席からでもわかる、角張ったボディがもたらす見切りの良さは出色で、これなら狭い場所での取り回しに困ることは少ないでしょう。

旧くて武骨そのものながらも実用性・快適性の高いW460は、スタイリングのいい3ドアのショートも魅力的ですが、5ドアのロングこそが本領で、30数年経った今でも普通に実用的に使える性能の高さ、バランスの良さが光る車ですが、それも新車時より正規ディーラーでしっかりメンテを受け続け、大切に乗って来られたからこそ味わえる魅力と言えるのではないでしょうか。

●● その他 ●●

新車時からのブック類、純正車載工具、バルブキット(一部使用済み)が付属します。

スペアキーは全て整っています。

色調の微妙な違いや小キズ等の瑕疵が画像や動画ではわかりにくいため見学をお勧めしますが、オーナーさんご多忙につき購入を前提とした場合のみとさせていただきます。

●● まとめ ●●

W463であれば初期型といえどまだまだ探せば出てくる車ではありますが、W460は近年めっきり数が減りました。

そんな中でも年式が年式ですから程度良好なものは数が少なく、しかもワンオーナーで全てディーラーメンテとなると、なかなか出てこない車だと言えますね。

あくまでW460にこだわって探している方にとっては、またとない出物と言えるのではないでしょうか。

オーナーさんは愛着を持って維持されていますが、近年ではあまり乗っていないのと、数年先に免許の返納を考えているとのことで、売却を希望されています。

お車は、東京都新宿区にあります。

個人の為、消費税はかかりませんが、リサイクル料(12,610円)と月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
SOLD
画像クリックで拡大出来ます
W460の豪華版プレディカート・ロングボディのワンオーナー、程度良好車です。
武骨そのもののルックス。
使いやすい5ドアボディ。
 
カラーはブルーブラックです。
40年以上基本的に変わらないスタイリング。
大柄に見えますが、取り回しは悪くありません。
灯火類やグリルガードは良好です。
 
右側の塗装はややくすみが見られます。
 
 
クリアの剥げが部分的に見られます。
右側フロントフェンダーにあるイタズラによる引っ掻きキズ。
ルーフの塗装は良好です。
 
ホイールは概ねこのようなコンディションです。
プレディカートのステッカーにはやや傷のある箇所があります。
助手席ドア後方下側にある接触痕(凹み)。
リア周りも同様に細かい瑕疵は見られますが、概ね良好です。
 
リアの灯火類も良好です。
 
 
左リア角の中央付近にある凹み。
スペアタイヤカバーにもやや劣化があります。
良好なラゲッジルームとサードシート。
シートを跳ね上げるとスクエアで使いやすいスペースが広がります。
エンジンルームも良好です。
 
 
 
乗用車ライクに仕立てられたインテリアは全体的に良好です。
ポータブルナビとETC以外はノーマルです。
ウインカーは右側です。
ウッドパネルは良好ですが、軽微なキズはあります。
スイッチ類、レバー類も良好です。
マップランプの固定クリップは割れています。
 
 
 
シートのコンディションは全て良好です。
 
 
  
 
純正付属品も整っています。
ブック類も全て整っています。
スペアキーも全てあります。
【参考写真】10万kmと30年の記念品です(お付けできません)。


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TEL/090-2540-5952(ヤマナカ)

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エンスーの杜車両問い合わせ
tom6343968@gmail.com

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