【メルセデスベンツW124について】

メルセデスベンツの企業スローガンに「Das Beste oder nichts（最善か無か）」というものがあるのを御存じの方も多いでしょう。
リサーキュレーティングボール式のステアリングギアボックスを使用したことによる、絹のようになめらかなステアフィール。
ボディ剛性の高さが感じられるドア開閉時の素晴らしい音と感触。
コストダウンが叫ばれる昨今の自動車業界ですが、今回紹介するW124型Eクラスは最善という言葉にふさわしい妥協なきベンツの車づくりが色濃く残る黄金期の名車として現在でも多くのファンを持つ車種となっています。

【ご紹介する車両】
ご紹介の車は94年式の呼称がミディアムクラスからＥクラスと変更となった車種です。現在では非常にレアとなった直列6気筒3.2Lエンジンを搭載したモデル後期型となります。オーナー様はご友人から譲り受け社用車として特に長距離移動時の車として所有されています。
ロングドライブでの快適性は素晴らしいとのことで20年以上前の車とは思えないほどの剛性感があります。

【外観】
ポーラホワイトのツートンカラー、塗装の状態は年式相応といった感じではありますが現在は車庫保管ということで購入時からの塗装劣化は最小限に抑えられています。サンルーフが装備されており天井のサンルーフ淵に錆が見られます。ウィンカーカバーは純正はクリアーですがオレンジのカバーに変更されています。
フロントバンパー左角に擦れ跡のタッチアップ補修が施されています。
リアバンパーはオーナー様が交換再塗装されています。リアバンパーの隙間から溶接補修した形跡が見られますが、購入前からの補修跡とのことです。
アンテナは電動ですが、不調で伸縮が不安定です。タイヤはミシュランですが2本交換されグレードが違います。スタッドレスタイヤは2シーズン使用したものをお付けします。
サマータイヤと同じ純正ホイールです。
購入後にマフラーの取り付け部分が破損し修理を行いましたが小さな穴が開いています。

【内装】
ブラックレザーのシートとドア内張りとなっており運転席のシートはサイドサポート部に年式相応の劣化があります。助手席は背もたれに白い小傷が見られます。後部座席も使用感はありますが綺麗な状態といえます。ひじかけは劣化があります。
ステアリング、ダッシュボードはきれいで割れはありません。天井内張りも剥がれは無くきれいです。
空調のパネル類は破損なくきれいです。センターコンソールの木目はパワーウィンドウスイッチの周辺に傷があります。
運転席のパワーシートはリクライニングが動きません。スライドは可動します。
クルーズコントロール、純正オーディオ、パワーウィンドウ、サンルーフ、サイドミラー電装系は好調です。

【機関】
常時ではありませんが運転中にエンジンがハンチングすることがあるそうです。前オーナーと同じ整備工場でメンテナンスしておられますが原因は不明とのことです。
エアコン外気循環時にオイル臭がすることがあるそうですが、オイル漏れは確認されていないそうです。
オートマチックミッションのショックが大きかったため修理し現在はショックはありません。

現オーナー様の整備履歴を記載しました。

リアバンパー交換塗装
タイヤ2本交換（ミシュランプライマシー）
リアワイパー交換済
マフラー脱落修理（小さな穴あり）
バッテリー交換
ミッションの変則ショック修理

車両は石川県小松市にあります。
記事内容は担当者が1時間程度の取材時間の中で、オーナー様のコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、現車の状態を正確に記載しているとは限らない場合があります。
また全て裏づけを取って記述している訳ではないため、状態を保証するものではありません。

自動車税については、残月数を負担お願いします。
リサイクル券は負担お願いします。