●メルセデスベンツ 560SEL(W126)につきまして●
W126型のSクラスが誕生したのは1979年のことで、日本に正規輸入が開始されたのは1980年で、最終モデルは1991年式の実に12年ものロングセラーモデルでした。
ちょうど、日本ではバブル期と重なり、企業の社長様からあちらの世界の方々までトップを極めた富裕層の方が好んでお乗りになったステータスモデルでした。ちなみに1985年当時の新車販売価格は1355万円でした。とにかく当時の夜の繁華街ではよく見かけ、W126が二重路上駐車(路上駐車した車の右車線にさらに路上駐車)するという、今ではありえない光景によく出くわしたものでした。当時は厳ついイメージがありましたが 、30年の期間が経過した今では社用車御用達の某国産ミニバンのオラオラ顔と比べてもむしろ落ち着いた感じがします。
とはいえ、ロングの5メートル超のボディと当時の贅をつくした外観と内装は今でも存在感バツグンです。自動車工学を用いた各部の開発や安全性の向上、パワーシートなどの快適装備の導入など現在の基準で見ても非常に完成度の高いモデルではないでしょうか。
●今回ご紹介するお車につきまして●
ブルーブラックの外装と5メートル超の全長が存在感バツグンの1991年式の560SELロングです。正規ディーラー車で最終モデルのセレブレーションとなります。他にも当時のメルセデスを所有されているオーナーさんが手に入れられたのは2016年のこと。レストアされた状態で手に入れられた後、ご自身でもコツコツと手を入れられてずっと大事に所有されてきました。おかげで現在は機関系も含めて絶好調でオーナーさんの長距離ドライブを含む日常の足として大活躍しています。
大変気に入っていらっしゃいますが、お子さんが免許を取得される年齢になったことから、車両の入れ替えが必要になり、気に入っていただける方がいらっしゃればお譲りしたい、ということで掲載の運びとなりました。
●外装●
ブルーブラックの純正色はオリジナルで、エンブレム類等含め光沢を放っています。大きなキズやヘコミはございません。フロントガラスは飛び石により一度新品に交換済みです。フロント下部に飛び石跡や細かなキズは確認できますが全体的に良好な状態を維持されています。もちろん屋根付駐車場に保管されています。
●内装、電装関係●
ブラックを基調とした内装は良好な状態です。レザーシートは相応の使用感や使用によるシワはございますが概ね良好な状態です。ダッシュ等のコクピット廻りも良好な状態です。ステアリング、ヒーターハウジングは交換され、センターピラーは張り替え済みでウッドパネル部分も良好な状態です。
オーディオはサブウーファー付の社外品がインストールされ前後スピーカーも交換済みで上質な音質を奏でてくれます。エアコンの効きも問題ございません。ポータブルナビが設置され、ETC、バックカメラが装着されています。
シートヒーター、パワーシート、サンルーフ、リヤシートのリクライニングとシートヒーター等の各電動部分はすべて正常に作動します。
社外キーレスを追加して日常の利便性を高め、またヘッドライトとポジションランプはLED化され、夜間の視認性を高めています。
●機関、足回り等●
5.6Lの大排気量エンジンはレストア済みで好調を維持しており、そのエンジン音やアイドリング音からも好調さを感じました。もちろん取材時も一発始動でエンジンのアイドリングは安定しており、気持ちよく吹け上がります。
純正ホイールはリペアー済みで目立つキズはなく綺麗な状態です。タイヤはBS製を組見合わせアライメント調整済みです。まだヤマはございますがそろそろ交換時期かもしれません。
●直近の整備履歴の抜粋●
オーナーさんが所有なさってからの主な整備履歴は下記の通りです。
(主な整備履歴抜粋)
エンジン機関系レストア1式、
足廻りブッシュ交換・ショック交換・その他オーバーホール一式、
センターピラー張り替え、メーターハウジング交換、ヘッドライト分解リペア・パッキン交換
LEDヘッドライト&ポジションランプ新品交換、ヘッドライトワイパーリペア、
オーディオ取付(サブウーファー含む)、前後スピーカー交換、バックカメラ取付、
ホイールリペア、エアコンダイヤルステッカー交換、ワイパードレイン清掃、ワイパーカバー塗装、エアクリーナーリペア、エアコンドレンホース交換、キーレス取付、フロアマット交換
パワステ高圧ホース交換、フロントガラス新品交換、アライメント調整
●オーナー様談話●
バブル期に憧れていたクルマで、どうしても乗ってみたくなり、6年ほど前にレストアされたものを手に入れました。以来さらにコツコツとレストアを施して現在に至ります。おかげさまで現在不具合箇所はなく絶好調で日常の足としても使用しています。気に入っておりますが、
車両整理のため、手放すことを検討しています。ぜひ大事にしてくださる方に引き継いでいただければと考えています。
●取材者私見●
まさにバブル期の象徴というべきクルマで今見ても存在感バツグンです。W126は当時には近寄りがたいイメージでしたが昨今の押し出し感の強いフロントフェイスのクルマと比べるとむしろ落ち着いた感じがします。キッチリレストアされて日常使用で問題ないレベルまで仕上がっています。バブル時の最高級車を普段使いに使用できるなんてとても贅沢かつ素敵なことかと存じます。
お探しの方はぜひご検討ください。
現在もご使用なさっているため、走行距離は若干伸びますことをご了承ください。
個人売買のため消費税はかかりませんが、リサイクル料金・自動車税月割分相当をご負担いただきます。
現車は東京都内にあります。
上記は限られた時間内での取材であり、かつ記載内容につきましては、取材者の私見に基づくところもございますので、ご購入に際しては必ず現車をご見学の上でご納得されてからご検討ください。
なお、お車の特性とオーナー様のお仕事の都合上、ご見学については購入検討の方のみに限らせていただきます。
冷やかし防止とスムーズなご連絡のため、お問い合わせの際は必ずお名前、ご住所、お電話番号をお知らせいただけますようお願いします。
【2024年8月更新】
価格を見直しました。
この機会にぜひご検討ください。