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メルセデスベンツ 500E 1992年式
車検 2022年3月 走行 137,000km 備考 新車並行車 4AT ツーオーナー ETC
長さ 475cm 179cm 高さ 141cm 重量 1740kg 排気量 4973cc
取材日2020年6月17日

しっかりメンテナンスを受けてきた、程度良好なW124・500Eです。

1985年から販売開始されたW124の歴史の中で、北米市場からの要望により、R129・500SLのセダン版たる500Eが登場したのは、モデルライフの後半に差し掛かる1991年のことでした。

500SLに搭載された5リッターV8・330psのハイパフォーマンスユニットを、本来搭載を想定されていないW124に搭載するためバルクヘッドやセンタートンネルの形状を変更し、高出力に耐え得るファットなタイヤを収めるためにフェンダーを拡大したという成り立ちもさることながら、当時経営危機に瀕していたポルシェを救済するために、足回りの開発と組み立てをポルシェにて行うという、今後まずないと思われる両社コラボ作品であるという意味においても、日本において絶大な人気を誇る車でもあります。

●● プロフィール ●●

こちらのお車は、数々のエンスー車を乗り継いで来られ、現在も複数のエンスー車を所有しているオーナーさんが、1999年(H13)3月にファーストオーナーのご友人から譲られたものになります。

その際の走行距離はおよそ54,500kmで、それ以来メンテナンスを怠ることなく施し大過なく今に至ります。

ほぼ全ての整備履歴はファイリングされており、記録簿も残っています。

主に週末のドライブに使うことがほとんどとのことです。

●● 外装 ●●

定番のブルーブラックが良好に保たれている外装です。

フルノーマルで、灯火類やメッキ類も基本的にキレイに保たれ、前後バンパーやサッコプレートも良い状態です。

最も目立つキズとしては、右Fフェンダー中央部の線キズがありますが、これはイタズラで付られてしまったものとのことです。

あとは、

・若干(数カ所)の飛び石

・左Rウインカーのレンズにあるヒビ

・左F&右Rのホイール塗装欠け

等が見受けられますが、いずれも軽微なものです。

また、リアガラスの左側部分に経年劣化と思われる曇りが見られます。

2017年にホイールリペア及びタイヤ交換が行われています。

●● 内装 ●●

インテリアも基本的にフルノーマルで程度良好に保たれています。

オーディオ(デッキ+トランクのCDチェンジャー)は社外品ですが、これは購入時からそのままとのことです。

リアルウッドのウッドパネルのクラックはやはり何箇所かは見受けられるものの、目立つものはそれほどありません。

天井は張り替え済みとのことで至ってキレイな状態です。

当時のファーストエイドキットやメンテナンスキットも揃っています。

●● 機関・足回り ●●

こちらもフルノーマルです。

2014年・約110,000km時にATのOHがされており、それ以外の大掛かりな修理歴はないとのことです。

オイル交換は年1回もしくは5,000km毎に実施しているとのことです。

オーナーさん購入後の整備履歴や記録簿はほぼ全て残されています。

●● インプレッション ●●

定番のブルーブラックが艶やかなエクステリアはフルノーマルに保たれ、普通の人が見たら単なる程度の良い昔のベンツ、くらいの印象になるでしょうが、大きく膨らんだフロントフェンダーのフレアとリアに燦然と輝く500Eのエンブレムを見た好き者は、この車があの当時驚異的なハイパフォーマンスを誇った500Eであることを知り、思わず「おおっ」とつぶやいてしまうことでしょう。

あくまで主観ですが、500Eはやはり前期型の方がカッコいいというか、らしくていいですね。

よく見れば若干の小キズはあるものの、全体的にはシャンとした状態が保たれていますが、その印象は車内に入っても変わらず、丁寧に維持されてきたことが滲み出てくるようなコンディションです。

目立つような瑕疵はなく、ウッドパネルのクラックがやや見受けられるくらいです。

シートのヘタリもあまり感じられず、当時のメルセデス独特の張りのある掛け心地を楽しめます。

ドアの開閉音や感触も、往時の記憶を裏切らない、金庫のようなとも評された、あの硬質かつ重みのある手応えをたたえています。

助手席にて試乗させていただきましたが、車内は至って静粛で、とても心臓部に5リッターV8の弩級エンジンを秘めているとは思えないくらい粛々としたドライブを堪能できました。

乗り心地もあくまでフラットで、その成り立ちやスペックから想像するようなゴツゴツといった感触など皆無で、あくまでメルセデスの本分である、プレミアムセダンらしい大人の乗り心地を味わわせてくれます。

街中だったためそのハイパフォーマンスの片鱗しか確認できませんでしたが、時折垣間見せるそのトルク感はM119ユニットらしい、分厚い加速感とでもいうべき威力を堪能させてくれるものでした。

それなのに内外装はあくまでジェントルというギャップに、今どきのオラオラ系とは真逆の、控えめの美学とでもいうべきポリシーを感じますね。

●● その他 ●●

スペアキー(メインキーと同じもの)が1つ付属します。

練馬34ナンバーですので、練馬ナンバー管轄区域の方ですと貴重な練馬34ナンバーを継承できます。

オマケでW124や500Eにまつわる雑誌類もお付けいたします。

●● まとめ ●●

良いセダンとは何か?という問いに対する最適解とも言える名車W124の、しかも500E。それだけあって希少車の割には比較的残存台数・流通台数もそれなりにある方ではありますが、それでも相当少なくなってきました。

少なくなるに従って程度の二極化も進んできているようですが、このお車はもちろん良い方に分類されるかと思います。

名車の誉れ高い500Eをいちどは味わってみるも良し、あるいは一生付き合ってみるも良し、どちらにしても程度の良い個体ならその価値がじゅうぶんにあると言えるのではないでしょうか。

オーナーさんは現在もとても気に入っていらっしゃいますが、他にもエンスー車両を複数所有されているため、車両整理のため売却を希望されています。

お車は、東京都千代田区にあります。

個人の為、消費税はかかりませんが、リサイクル料(16,210円)と月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
SOLD OUT
画像クリックで拡大出来ます
コンディションの良いW124?500Eです。 
内に秘めたハイパフォーマンスを全くひけらかさない外装です。 
均整の取れたセダンの王道を行くフォルム。 
日本車に多大なる影響を与えたスタイリング。 
ランプの視認性とトランクの利便性を両立させたトランクリッドの形状。 
W124にはブルーブラックが良く似合いますね。 
 
フロントフェンダーが500Eであることをさりげなく主張しています。 
フロントからサイドにかけて至ってキレイです。 
バンパーの角にも目立つキズはありません。 
 
 
灯火類もすべて良好ですね。 
ノーズ部分には若干飛び石が見られます。 
メッキ類も良好です。 
イタズラによって付けられた右側フロントフェンダー上部の線キズ。 
若干の塗装欠けがあるもののホイールは良好です。 
左右非対称のドアミラーは両側とも良好です。 
 
 
リア周りもグッドコンディションですね。 
 
 
 
リア周りの灯火類、エンブレム、メッキパーツも概ねキレイですね。 
左リアウインカーのレンズにはヒビというかキズがあります。 
 
 
リアガラスの左側部分に経年劣化と思われる曇りが見られます。 
ボンネット裏のインシュレーターもキレイですね。 
エンジンルームも良好です。 
トランクルームも至って良好ですね。 
 
新車並行車ですが、ヤナセのメンテナンスキットが付属しています。 
下回りも良好です。 
 
過剰な高級感とは無縁でありつつも上質感に包まれたインテリア。 
メルセデスのインパネと言ったらやはりこれですね。 
スイッチ類、レバー類も良好です。 
ウッドパネルには幾つかクラックが見られます。 
リアシート周りもとても良好ですね。 
リアシート中央部のウッドパネルにもクラックは見られます。 
張り替え済みの天井は至ってキレイですね。 
 
リアトレイ中央部にはファーストエイドキットが残されています。  
 
 
車両購入後にディーラーにて入手したという日本語版のブック類。 
丁寧にファイリングされた整備履歴。 
お付けする雑誌類です。 


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