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メルセデスベンツ 190E 3.2 AMG 1992年式
車検 2020年6月 走行 86,500km 備考 ディーラー車 4AT 複数オーナー ETC
長さ 4450mm 1690mm 高さ 1350mm 重量 1390kg 排気量 3242cc
取材日2019年6月14日

とても希少な190E 3.2 AMGに、さり気なくもきめ細かなモディファイが徹底的に施されたお車です。

1979年(S54)にデビューしたW126型Sクラスの流れを汲み、それをふた回りほどシュリンクさせたようなルックスで1982年(S57)に登場したW201型コンパクトクラス。

日本ではバブル景気の波に乗り、3ナンバー車との物品税の差額も相まって一気に普及したため「小ベンツ」などど揶揄され、単なる小型のベンツという認識をされがちでしたが、Sクラスに遜色ない走行性能・品質・安全性を小型化と両立させるためには超えねばならないハードルは高く、一説には1974年から1982年までの間に研究開発費や生産設備投資で2000億円以上が費やされたとされる壮大なプロジェクトのもとに生み出された車であり、のちにそれは「大規模に過剰設計された車」と語られることなりました。

日本市場には1985年(S60)より導入され1993年(H5)の生産終了まで高い人気を保ち数多くの車両が輸入されましたが、その中にあって極めて希少なのがAMGジャパンが導入した190E 3.2 AMGです。

希少な理由は、小柄なW201のボディに3.2リッター直6エンジンを搭載するにあたり改造点が多かったため高コスト化が避けられず、日本ではより大型のW124の300E 3.2とほぼ同価格となってしまったためであり、その正規輸入は11台とされています(全製造台数は約100台)。

新車価格はこのサイズの車としては当時にしてもとても高額な10,250,000円でした。

●● プロフィール ●●

こちらのお車は(株)ワークス様の取り扱い車両です。

昨年掲載され好評で、すぐに成約が決まった450SEL(W116)の時と同じオーナー様からのご依頼となります。

450SELの時も行き届いた整備と美しい仕上がりで大変状態の良いお車でしたが、今回のお車もそれに勝るとも劣らないクオリティです。

2016年(H28)7月に現オーナーさんがW201で有名なショップにて購入しています。

購入時は約80400km、現在は約86500kmですので、3年で約6000kmほど走行したことになります。

購入後、毎年のように多額の費用を掛けてメンテナンスやモディファイを重ねてきています。

主なところでは、

・ガソリンタンクを2.5-16用(70リットル)に変更

・等長エキマニ(ドイツ製)

・フロントブレーキをW124(300CE-24)用4ポッドに変更

・オールペイント(147 arctic white)

・外装を前期型に変更(サッコレス)

・LTDホイール(希少な17インチ7.5J)タイヤ:215/45-17

・レカロ CSE シート

・インダッシュナビ

・ETC

あたりが挙げられ、まだまだ書き切れないほどありますが、外観はそれを感じさせないほどシンプルにまとめられているのが特徴です。

オーナーさん曰く、「コンセプトは「羊の皮を被った狼」とのことで、それがまさしく体現されている仕様となっています。

●● 外装 ●●

敢えての前期型仕様がとても渋いエクステリアです。

元々はノーマルのフルエアロ・定番のブルーブラックだったとのことですが、2018年(H30)2月にエアロの取り外しと前期外装一式の取り付けがされています。

また、同年8月にホワイトへの色替えを伴う全塗装をしたばかりです。

そのため、外装は至る所までとてもキレイな状態です。

その際、アウターの金属モール類も交換しましたが、経年で再び見た目が褪せてしまうことから、美観と耐久性向上を兼ねてそれらをブルーブラックにて塗装しています。

実際のところこれらのパーツ類は入手困難のようですので、塗装により経年劣化の心配がだいぶ減ったのが良いですね。

ホイールはW124 E500 LTD用(17インチ 7.5J 希少品)で、右フロントだけガリキズが見られますが、基本的には良好です。

タイヤはピレリP1、215/45-17です。

リア3面にはスモークフィルムが貼られています(2016年(H28)9月施工)。

ヘッドライトはノーマルの見た目ですが、HID化されています(2016年(H28)9月施工)。

●● 内装 ●●

コンディションの良いインテリアです。

基本的にはノーマル調のテイストでまとめられていますが、幾つかモディファイがされています。

主なものは、

・レカロCSE(電動レカロの最高峰)

・KARO・シザルマット・ブラック(ノーマルもあり)

・ナビ(Panasonic CN-RE03D)

・ETC

あたりが挙げられます。

往年の最高級レカロたるCSEは、運転席側のサイドサポートや背もたれにややスレが見られるものの概ね良好で、ヘタリは感じられません。

ウッドパネルには全般的にこの頃のメルセデス定番のクラックが幾つか見受けられます。

助手席側エアコン吹き出し口下のパネルには色褪せが見られます。

とはいえ、美観を大きく損ねるようなものはありません。

ダッシュに割れはありません。

天井に垂れはありません。

●● 機関・足回り ●●

多額の費用を掛けてメンテナンス&モディファイがなされています。

現オーナーさんになってからの履歴を時系列で抜粋しますと、

●2016年(H28)7月:購入

●2016年(H28)9月:

・リア3面ウインドウフィルム施工(サイドNS15、リアNS20)

・HIDヘッドライト コンバージョンキット WFK-6H6H 取付

・KARO・シザルマット・ブラック交換

●2017年(H29)1月:

@交換

・水温スイッチ

・ホース(カムカバー〜インマニ)

・カムカバーガスケット

・アッシュトレイ

・トレイ

・燃料タンク(701中古)

・ブレーキキャリパー(中古)、OHキット(キャリパーOH)

・フロントブレーキホース

・ブレーキパッド

・ブレーキローター

・パッドセンサー

・ブレーキフルード

・ホイール(中古)+ホイールリペア

・シート交換+配線追加

・油脂類諸々

・ウォーターポンプ

・ヒートエクスチェンジャー、ヒーターコア

・グローブコンパートメント

・グローブボックス鍵

・ベントコントロールハンドル

・アキュムレーター,ASD

・ディストリビューターキャップ

・ディストリビューターローター

@取付

・ナビゲーション パナソニック CN-RE03D

・バックカメラ パナソニック CY-RC90KD

@修理

・フューエルメーター

・メータークラスター入れ替え(外気温度計加工含む)

@塗装

・F/Rプロテクター、Lフロントフェンダー、L/Rサイドステップ、Lドアミラー

・金属モール一式

●2017年(H29)10月:

・純正ファンドライブ交換

・グローブボックスウッドパネル作製

・センター吹き出し口上ウッドパネル接着

・マフラー作製(触媒後センター&リア)

●2018年(H30)2月:

@前期外装一式交換

・フロントバンパー交換

・メルセデススター(トランク)交換

・レール,リアバンパー交換

・トランクリッド(中古)交換

・ボディ修正&トランクリッドペイント

・腰下塗装、リアクォーター穴修正、リアバンパー塗装

・ラジエーターグリル交換

・メルセデススター(グリル)交換

@足回り整備

・タイロッド左右交換

・ドラックリンク交換

・ステアリングダンパー交換

・アイドラーアームブッシュキット交換

・アライメント調整

@その他

・ワンオフマフラー作製

●2018年(H30)8月:

@全塗装(色替)

・オールペイント(147 arctic white)

・ウエザーストリップ、シール類交換

@社外等長エキゾーストマニホールド交換

@車検整備

・車検整備

・24ヶ月点検

・油脂類交換

@その他

・エンジンマウント交換

・ミッションマウント交換

・W124用ファンへの交換

・WAKO'S RECS施工

あたりが挙げられます。

●● インプレッション ●●

目の前に現れたその190Eの佇まいはあまりにもシンプルで、一見すると単にホイールだけ交換された前期型W201のように映り、その程度の良さに目を見張らせられはしますが、よもやそれが3.2 AMGだとは言われるまでわかりません。

このように、まさに羊の皮を被った狼というコンセプトがポイントのお車ですが、単にルックスを前期型のノーマル風に戻してあるだけではなく、E500 LTD用17インチホイールに変更されているところもさることながら、金属モール類やドアミラー、ワイパーアーム(ヘッドライトワイパー含む)、ドアハンドルがブルーブラックに塗装されているのがミソで、旧いメルセデスに通じている人ほどこのさりげないモディファイにオッと思わされ、よくよく見ると超希少な3.2 AMGだと気付かされ、ただならぬオーラを感じることでしょう。

見た目である意味騙され、よくよく見るとただ者ではないことに気付かされ、そしてひとたびイグニッションがONにされるや否やズドンと野太いエキゾーストが響き、この190Eがノーマルの皮を被ったAMGであることに感動する、という仕掛けです。

ドアを開け中に入ってみると、'80年代メルセデスの世界観が全開のインテリアが広がりますが、その見て触って感じられる質感は、この頃のメルセデスの中で最も高級なSクラス・W126に肉迫していると感じられます。

それほどこのW201はオーバークオリティといいますか、よく言われる「最善か無か」を感じたいのであれば、このW201は自信を持ってお勧めできると言えますね。

助手席にて試乗させていただきましたが、ミシリとも言わない硬質な剛性感は往年のメルセデスらしさそのもので、齢27年という年月から推測される経年劣化は感じられません。そこがいかにも昔のメルセデスで、消耗品を交換していけばずっとコンディションをキープしながら乗り続けられると言われる所以なのでしょう。

乗り心地はAMGらしく相当ハードですが、その角は丸いため嫌なゴツゴツ感はなく、車好きなら許容できる範囲と言えます(女性には敬遠されるかもしれません)。

キングオブレカロとの誉れも高いレカロCSEは、その乗り心地にも貢献しますがホールド感も良く、決してタイト過ぎないながらも程良く身体をホールドしてくれます。

ヘタリも感じられませんし、何よりW201 AMGにジャストフィットの見た目が心地良いですね。

街中での試乗だったためエンジンの本領を発揮するには至りませんでしたが、AMGの3.2リッター直6はさすがにパワフルかつスムーズで、ジェントルに走っていても気を付けないとスピード感なくすぐに高速域に到達してしまうところが印象的で、これなら200km/h以上でのコーナリングも問題なく行けると思わせてくれるほど、エンジンも足回りも圧倒的余裕を感じます。

かように安定感が高い車ですが、オーナーさん曰く「軽快感も高い」とのことで、実際にハンドルを握ったショップの担当者様も「車重が比較的軽いせいかヒラヒラというところまではいかないまでも、ドライバーの入力に対してスパッと姿勢を変えて強引に加速していく様は、今の時代の車からは消えてしまった感じ」とのコメントでした。

一般的なメルセデスのイメージよりもずっと走り自体を愉しめるというのが、W201のAMGという稀有な車の真骨頂であり、素性の良さと言えるのではないでしょうか。

●● その他 ●●

ノーマルのフロアマットもお付けします。

メインキーに加え純正スペアキーも揃っています。

●● まとめ ●●

この当時の本物AMGで、しかもこのサイズこの品質というのはまさに格別であり、オーナーになる人は深い満足感が得られる車です。

そのうえ細部までこだわり抜いたフィニッシュによりオンリーワンの価値が与えられているのがこのお車だと言えましょう。

メルセデスに対して造詣が深く、モディファイに対して見識が高く、かつ予算が潤沢にないと成り立たない仕様であるこのお車は、ノーマルの3.2 AMGよりもむしろ好ましい、通好みの仕様と言えますね。

そしてやはりクラシックメルセデスですから、標準的コンディションの個体をトータルでリフレッシュしようとすると、結果的に目の玉が飛び出るような費用が掛かるとこも珍しくありません。

こちらのお車は、そこがわかっている人にとっては、むしろお買い得と言っても過言ではないでしょうか。

お車は、東京都杉並区にあります。

こちらのお車は(株)ワークス様取り扱いの為、お問い合わせは下記連絡先にお願いします。

車両本体価格の他に、消費税と諸費用が別途掛かります。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
450万円
画像クリックで拡大出来ます
敢えて手間を掛けて前期仕様にしたW201 3.2 AMGです。 
一見するとホイールのみ交換の標準グレードに見えますが、本物AMGです。 
まさに羊の皮を被った狼を体現しています。 
セダンの王道と呼ぶにふさわしい、多くの日本車がマネをしたスタイリングです。 
塗装・メッキ・モール類・・・すべて美しく保たれています。 
W124 E500LTD用の17インチが決まっています。 
ホワイトへの色替えとサッコレスの前期型仕様が激シブです。 
程良く落ちた車高とインチアップされたホイールが似合っています。 
フロントからサイドにかけて至ってキレイです。 
バンパーの角に目立つキズはありません。 
 
 
 
 
灯火類もすべてキレイですね。 
 
ヘッドライトワイパーのアームまでブルーブラックに塗装されています。 
右前のみややガリキズがあるものの、ホイールの状態は概ね良好です。 
要所要所がブルーブラックに塗装されています。 
 
 
 
 
リア周りもグッドコンディションですね。 
 
 
ワンオフマフラーがバスの効いた排気音を奏でます。 
リア周りの灯火類、エンブレム、メッキパーツもキレイですね。 
トランクルームも至って良好ですね。 
 
トランクリッド裏側とカーペット下には元色のブルーブラックが見えます。 
インシュレーターを含めエンジンルームも良好です。 
社外タコ足が装着されています。 
下回りも至って良好です。 
 
メルセデスといえばやはりこの内装。AMG純正ステアリングが利いています。 
ステアリングの状態は良好。2DINナビもキレイにインストールされています。 
 
 
レカロCSEとKARO.シザルマットが質感高く溶け込んでいます。 
 
ダッシュに割れはありません。 
ウッドパネルには定番のクラックが散見されます。 
 
  
 
 
運転席サイドサポートにはやや劣化が見られますが、ヘタリはあまり感じられません。 
 
お付けする純正フロアマットに使用感はあまりありません。 
 


この車両のお問い合わせは

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東京都杉並区本天沼3-44-12
TEL/03-5382-5477(担当:松村氏)
FAX/03-5382-5288
定休日:日曜日、祝祭日
URL:http://www.works1990.co.jp/

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