190SLは、W121系のロードスターとして1953年にデビューします。
300SLがデビューしてから半年余り後の発表、外観のシルエットが300SLロードスターとよく似ていることから300SLの廉価版のように思われますが、中身とカテゴリーは大きく異なります。
190SLの基本のシャーシはW121系です。エンジンもキャブレター式1.9L直列4気筒SOHCのM121エンジン (110 ps) を搭載しています。
また、カテゴリーはイギリスのトライアンフやヒーレーに対抗できる2.0リッタークラスのオープン・スポーツカーとして製作されました。
しかし、実際は重量が重たかったため、対抗馬とはならなかったようです。
190SLは、アメリカ市場で大変人気を呼んだそうです。
そのため、アメリカ市場の色々な要求に対応しています。その内容は、デタッチャブル・ハードトップ付きモデルの追加、テールランプの大型化とホイールアーチ及びボディサイド下部にクロームメッキのモールを装着、ハードトップのウインドー面積の拡大といった具合です。
エンジンも圧縮比変更(しかし、パワーの公称値は変更なし)、4輪ドラムブレーキのサーボが標準化されるなどです。
190SLは、1962年まで生産され、その生産台数は26000台、300SLの8倍となるヒット作となりました。
今回ご紹介する190SLは、ホイールアーチ及びボディサイド下部にクロームメッキのモールを装着した後期モデルです。
現オーナーさんは、約9年前に欧州専門ショップで購入されます。
日本に入って来てからはツーオーナー目だそうです。
【ボディ】
現オーナーさんが購入されてからボディの全塗装を実施していますので、外観は大変きれいな状態となっています。また色もアイボリーで上品で気品のある印象を受けます。
メッキパーツは、ウインドー外枠やドアミラーに若干の錆はありましたが、全体的には輝きがあり、よい状態だと思いました。
190SLの詳細な仕様はよくわかりませんが、この車両のトランクリッドのノブは他の190SLとは違っています。また、アンテナもリヤフェンダーの取り付けではなく、フロントフェンダーにありました。サイドミラーは、日本の事情に合わせて右サイドミラーをフロントフェンダーに取り付けであります。現在アンテナは、折れていて使用することはできません。幌はビニーレザー(黒色ではなく、こげ茶色)です。また幌を格納後に上部を覆うカバーは、シートに合わせた色目となっていました。
【インテリア】
ボディカラーのアイボリーを基調とした配色のインテリアです。
シート、トリム類、フロアマットは張り替えてあります。
シート及びドアトリムは本革仕様、ドアトリムのアッパー部はウッドを使用していました。スピードメーターはキロ表示です。計器類には、不具合はありませんが時計は不動です。
シートベルトは、サベルト製の4点式シートベルトが装着されています。ちょっとレーシーですね。
フロアセンターには、コンソールボックスが装備され、カップホルダー付きでした。
当時はなかったと思いますが便利なアクセサリーです。
【エンジン】
ノーマル仕様だと思います。キャブレターはソレックスのツインキャブが付いています。購入時にキャブレターのOHを実施しています。特に不具合はないそうです。
屋根付き車庫に保管。
車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。