★オースチン ミニ クラブマンエステートに関して
ミニシリーズは、1969年10月、MK-IIモデルに移行すると同時に、70年代型ニューモデルとしてまったく新しいフロントまわりをもつクラブマンシリーズを加えた。
サルーン、エステート、1275GTの3モデルからなり、その目的は個性的なミニのデザインを刷新し、より幅広い層にミニを浸透させることであった。

クラブマンサルーンのホイールべースをさらに約100mm延長して全長は3400mmとなり、全ミニシリーズ中もっとも長いクルマとなった。
ボディの後ろ半分は前モデルと同様の手法で延長されており、観音開きのリアドアに、より現代的なフロントグリルに埋め込み式のヘッドランプが最大の特徴であった。

発売当初は、998ccエンジンが搭載されたが、74年から1098ccエンジンに変更され、1980年にミニメトロの登場でクラブマンシリーズは生産が終了となった。

◆当車について◆
1998年国内登録の中古並行車、2023年6月に購入、オーナー歴不明、取説・マニュアル関連無し、禁煙車、整備記録は現オーナー時のみあり、カーポート保管、事故歴・修復歴不明、ETC、CD&Bluetooth対応、スペアキーあり

※型式／不明、原動機の型式／12A、車台番号／東［41］84●●●東
※シリアル番号／XL2W2-232178A

◆エクステリア◆
ボディカラーはアイボリーホワイト、時期は不明ですがオールペイントされています。
またその際にリアバンパー周辺にある突起を無くして、スムージングされています。
ちなみに元色は赤系の様ですがフェンダー内の色合いで確認出来ます。

傷やエクボはありませんが、錆による浮きや塗装のクラックが何箇所かあり、フロアパネルには穴が開いている箇所もあります。

運転席のガラス窓には、ADO系特有のウエザーストリップに溜まった砂埃による縦状の薄い線傷があります。

オーバーフェンダーはフェンダーをカットしてネジ止めされていますが、取付部分のクラックが何箇所かあります。
車幅は車検証上では152cmと表記されていますので、ノーマルより約10cm程度（オーバーフェンダー分）ワイド化された状態で登録されていますので車検はこの状態で通ります。

ホイールはCOSMICの10インチ、タイヤはDUNLOP LE MANSの165/70R10、2023年17週製造で7分山程度あります。

足回りは定期的に交換が必要なラバーコーンから、メンテナンスがわずらわしくないコイルサスペンションに交換されています。

最低地上高は現状では10cm以下ですが、付属の12インチのタイヤを付けると車検は問題無い様です。

◆インテリア◆
ダッシュパネルは最終型のミニの物をそっくり移植し、オーディオは下側に移設して、その跡に燃料計、電圧計、時計が付けられていますが、ダッシュボードやウッドパネルにはクラックがあります。

CDプレーヤー付きのオーディオはBluetooth対応で、USBのソケットが増設されています。

運転席のシートは長身のオーナーさんでも座れる様にスライドレールが増設されています。
シートは全て張り替えられていますが、運転席のシートの縫い目のほころびがあります。

天井も同じく張り替えられている様ですが、若干垂れ気味です。

リアの両サイドの窓はスライド式になっていますが、開ける事が出来ませんでした。

◆エンジン・整備関連◆
購入時から既にこの仕様だったので、詳細は不明ですがエンジンは1997年以降の12Aに載せ替えられており、ATも同年代の物に載せ替えられているそうです。

エンジンの素性（走行距離、OHの有無）は不明ですが、インジェクション付きなので扱いやすい様です。
なお走行距離は参考値となります。

メンテナンスはミニ専門店で行っており、整備記録は現オーナ時のみとなりますが、主たる物を抜粋すると下記の通りです。

【2023年7月】
・ショックアブソーバー交換（ビルシュタインB4）

【2023年9月】
・タイロッドセット交換
・ステアリングラックエンド＆ブッシュ交換

【2023年12月】
・ラジエーター交換
・ウオーターポンプ交換
・ファンブレード交換
・水温センサー交換
・ファンベルト交換
・サーモスタット交換
・ヒーターコア交換

【2024年8月】
・マフラー交換（RC40)　※溶接延長加工
・触媒交換（中古）
・ドライブシャフトアウターブーツ交換
・ステアリングラックブーツ交換

以上となります。

現状は特に不具合はないそうですが、主治医からはブレーキのオーバーホールをした方が良いと言われているそうです。

◆オーナーさんより一言◆
エステートのスタイルでなおかつ12Aのエンジン＆オートマが魅力で購入しましたがどこに行っても目立ちます。

購入時から既にこの仕様でしたので、モデファイの詳細は不明ですが、インジェクションなので冬場でもエンジンは一発始動出来ますので、普段使いが出来ますし、通勤にも使っています。

とても気に入っていましたが、子供が免許を取得するので、買い替えのため、止む無く売却する事にしました。

なおスタッドレスタイヤ付きのミニライトの12インチホイールが4本ありますので、お付けします。

◆エンスーの杜取材担当者の私情インプレ◆
クラブマンエステートをレストモッド（レストアとモディファイを組み合わせた造語）した車両はネット上でもたまに見かけますが、まさにこの個体がそれです。

48年前（1976年式）の個体に信頼性が高い最終型のミニのエンジンやダッシュボードを組み込んで、現代でも普通に扱えるレベルに仕立てられています。

撮影後、オーナーさんのドライブで試乗させて頂きました。
足回りは多少硬めですが、不快なレベルではありません。

載せ替えられたエンジンはトルクとパワーがあり、ATですが発進時のもたつきは無く、スムーズな走りでした。

エアコンも効いており、当時のクラブマンには無い快適性も備わっています。

またリアのシートを倒せば、かなりの荷物を積めますので、キャンプ等に行くにも重宝すると思いますし、何よりも肝心なパーツ供給の心配はありませんので、維持するには苦労は無いでしょう。

張り出したオーバーフェンダーに砲弾型ミラー、低められた車高にツライチの10インチのホイールがエンスー心を刺激します。
レトロモダンなこのクラブマン、お探しの方はご検討下さい。

◆お問い合わせに際して◆
・このページの車両は個人売買の情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。
エンスーの杜は車屋では無く広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物で、オーナーさんの依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。

・記事内容は担当者が1時間程度の取材時間の中で、オーナーさんのコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、見落とし等で現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。
また全て裏づけ取ったり、動作確認を行って記述している訳ではないため、誤記等の可能性もあり、状態を保証するものではありません。

・状態等のコメントもあくまで2024年10月26日の取材時の状況及び、取材担当者の主観によるものですので、ご自身の主観と異なったり、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき頂き、現車確認の際に必ず状態をご確認下さい。

・貴重な車を壊したりしないために、取材担当者が運転しての状態確認は行っていません。

・掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。(メールや電話での価格交渉は本気度が分かりかねますのでご遠慮下さい）

◆現車確認に関して◆
・当車両は神奈川県にあります。

・車をご覧になる場合は、掲載ページの一番下に記載してあるメールアドレス宛にメールをお送り頂ければ折り返し「現車確認申込書」をお送りしますので、お申し込み頂き次第、日程調整をさせて頂きます。
(個人情報保護の関係上、具体的な場所はお申込み頂いた方だけにお教え致します、なお携帯のメールアドレス以外でお願いします）

・個人間での取引となりますので、冷やかし防止と個人情報保護のため、あくまで購入を前提として検討されている方のみとさせて頂きます。

・オーナーさんの都合上、日程は土日でお願い致します。

◆購入される場合◆
車両代金のみ　
※自動車税の未経過分の精算やリサイクル料の請求は致しません。
※個人売買のため、消費税は掛かりませんが、支払いは現金一括で現状渡しのノークレームとなります。また、 陸送等の手配は購入された方に行って頂きます。