こちらはかなりのレア車で、オースチン1300MK3セダンです。
イシゴニスの開発指揮によりミニの上級車として誕生した車です。
同じボディでオースチン、モーリス、ＭＧ、ウーズレー、バンデンプラプリンセス、ライレーの合計6種のブランドで売られていました。
パワートレインとトランスミッションは横置き二階建てレイアウトでミニと同様ですがサスペンションはミニのラバーコーンではなく上級車らしくハイドロラスティックサスを装備し乗り心地は改善されております。
ボディはピニンファリーナデザインのコンパクトで実用性も備えながら端正なデザインとなっております。
こちらのお車は日本に輸入されたのが1995年ですが実際は仕様から判断すると1971年製なのではとオーナー様より伺いました。

お車の状態としては先ずは外装に関して、この時代のイギリス車ですので所々に多少の錆びも見られますが塗装の状態も良く綺麗なお車です。
内装も前席、後席ともビニールレザーの状態も良くクッションのへたりも少なくとても50年以上前に製造されたものとは思えない状態です。天張りは所々に糊の跡が浮き出てきておりますが切れなどは無い状態です。
ダッシュボードは助手席前のコンソールの蓋の状態が悪かったのでオーナー様がDIYで木目シートを貼ったそうです。
内外装を見ても長い間、歴代のオーナー様に大切に扱われていたお車であることが伝わって来るようなお車です。
機関に関しても特に不具合は無く普段使いにも問題無く使用出来ているとの事です。
キャブレターは1300GT用のツインキャブに換装されておりますがオリジナルのシングルキャブも1300GT用と思われるステリングと共に保管しております。

クーラーは無いのでこのご時世、真夏はきついかも知れませんが『自分はクーラー無しでも全然平気・・・。』と言う方や『ミニやバンプラとかにもクーラーを後付けしている車は沢山あるから・・・。』と言った方であれば一年中、普段使いに出来そうなお車です。
こういう車を普段使いにしている方ってすごくセンスがあるような気がするのは私だけでしょうか・・・。

きちんとメンテナンスもされており、内外装とも綺麗なお車なので、街中での取り回しにはサイズも丁度良く、実用性もあるお車ですので普段使いにブリティッシュコンパクトセダンを転がす姿が絵になるような方、もしくはそういう姿を目指している方には是非こちらのお車をお勧め致します。


【更新】2024年9月
車検を更新しました。車検満了は令和8年9月です。
お値段は据え置きです。

車は千葉県市川市にあります。

個人の為、消費税はかかりません。

リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。