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◆オースチン・ヒーレー・スプライトMk-1について
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1958年、英国のBMCとドナルド・ヒーレー・モーターが共同で作り上げた傑作車がオースチン・ヒーレー・スプライト・Mk-1です。その愛嬌のあるスタイリングから“フロッグアイ”米国では“バグアイ”、そして日本では“カニ目”という愛称で知られています。モノコック構造の軽量2シーター・オープン・ボデーにSUツインキャブを装着させた4気筒OHV、948ccユニットを搭載させ、4速ギアボックスを介し42ps、最高速度130km/hを発揮します。多くのファンを魅了したスプライト・Mk-1でしたがその生産期間は短く、61年には次期モデルのMk-2へと移行してしまいました。しかし、現在でも世界中のモーターファンから親しまれる名車といえます。ちなみにスプライトとは「妖精」という意味です。
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◆ご紹介する車両について
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今回ご紹介する車両は、左ハンドルのオースチン・ヒーレー・スプライトMk-1です。
現オーナーさんは約10年前にエンスーの杜から購入して頂いています。
ボディ、内装など、それなりの経年劣化があったものの、そのスタイルや佇まいなどに魅了され、購入したそうです。
使い方は休日のドライブとイベントなどの参加だったそうです。
トヨタクラシックカーフェスティバルには2、3回参加されたそうです。
オリジナルとの相違点がありますので以下にご紹介します。
・キャブレター:SUキャブ→三國ソレックス
・ホイール:ワイヤーホイール
・フロントブレーキ:ドラム→ディスク
・燃料ポンプ:メカ式→電磁式
・ステアリングホイール:ウッド
・タコメーター:電気式
・ドアミラー:アルファロメオ純正品
・シート:社外品
・アンメーター追加
10年間、色々と思い出をつくられてきたそうです。
しかし、近年腰を痛めてから運転するのが辛くなり、また生活の環境も変わりつつあるため、思い切って売却を決意、エンスーの杜への掲載となりました。
イギリスのクラシックカーの入門編として最適な車だと思います。
ぜひ、興味のある方はお問い合わせください。
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◆ボディ
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塗装は購入時よりあまり良くなかったそうです。
購入後10年経過していますので、ひび割れ、クラックなどが進行しています。
ドアにはドアハンドルはなく、ドア内側にあるワイヤーを操作して開閉します。
ボンネットはスチール製、結構重たいので腰を痛めないようにとオーナーさんのアドバスがありました。
幌、トノカバー、サイドスクリーンは揃っています。
ドライバーズシート後方のボディに穴が2個ありますが、これはシングルのロールバー用のものです。ただし、ロールバーはありません。
ホイールはワイヤーホイール、タイヤサイズは155SR13です。
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◆インテリア
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平面のインストルメントパネルに配置されるメーター、イギリスのクラシックスポーツカーであることを主張しています。
タコメーターは電気式に交換しています。アンメーターを増設しています。
ステアリングホイールはウッド製、社外品が装着されていました。
シートはオリジナルシートではありません。ドライバーズシートは破れがありました。
ヒーターは装備しています。
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◆機関
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1000ccエンジン、ソレックスシングルキャブ、4速マニュアルミッション車です。
1速はノンシンクロです。
燃料系は電磁式燃料ポンプを追加しています。機関は調子いいようです。
ただし、キャブ車であるがため、アイドリングが安定するまで暖機運転が必要です。
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◆足回り
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オリジナルの足回りです。
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◆メンテナンスについて
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オーナーさんが記録したものを以下に記します。
◆2010年11月
・右側ドアミラー鏡面ひび割れ交換
◆2010年12月
≪エンジンOH≫
・クランクメタル交換
・コンロッドメタル交換
・高速型カムシャフトに変更
・シリンダーヘッド面研磨
・エンジンガスケット交換
・エンジンマウント交換
・オイルエレメント交換
・オイル交換
・クーラント交換
≪ミッションOH≫
・シンクロボール交換
・シンクロスプリング交換
・セクターレールボール交換
・ガスケット類交換
・ミッションオイル交換
・クラッチディスク張替
・クラッチレリーズシリンダーOH
・ミッションマウント交換
・マウントブラケット加工
≪リヤハブ&デフOH≫
・シール、ガスケット、Oリング類交換
・デフオイル交換
≪前後ブレーキOH≫
・駐車ブレーキレバーラチェット加工修理
・ブレーキオイル交換
・フロントハブ脱着
・バックプレート修正
◆2011年4月
・サイドウインド取付け金具作成
◆2011年11月
≪車検整備≫
・フロントブレーキパッド交換
・スピードメーターOH
・ワイパーゴム交換
◆2012年6月
・エンジンオイル交換
◆2012年10月
・ミッションOH
・948用中古ミッションギヤ一式交換
・ミッションオイル交換
・デフオイル交換
・ブレーキオイル交換
・冷却水交換
・ブレーキ調整
・クラッチ調整
・下回りグリスアップ
◆2013年10月
・スペアタイヤ新品購入&交換
◆2013年11月
≪車検整備≫
・エンジンオイル交換
・左リヤハブOリング、ガスケット交換
・バッテリー交換
◆2015年11月
≪車検整備≫
・各部グリスアップ
・エンジンオイル&エレメント交換
・クラッチオペレーチング加工修理
◆2016年4月
・電磁式燃料ポンプに変更
・燃料フィルター交換
・ブレーキスイッチ交換
◆2016年10月
・電磁式燃料ポンプ取付位置変更およびブラケット新作
・燃料配管および配線変更
◆2017年11月
≪車検整備≫
・右リヤブレーキホイールシリンダー交換
・ブレーキオイル交換
◆2019年5月
・ブレーキスイッチ交換
◆2019年7月
・メカ式燃料ポンプ取外し跡からオイル漏れ加工修理
・リヤハブフランジOリング交換
・リヤブレーキシュー交換
・リヤブレーキホイールシリンダーAssy交換
・マスターシリンダーAssy交換
・ブレーキオイル交換
・バッテリー交換
◆2019年11月
≪車検整備≫
1000ccと排気量は小さく、パワーもありませんが軽量であるため、人馬一体感は感じられます。タイヤも細く、コーナーなどパワーを掛けるとお尻が流れますが、これを修正しながら駆け抜けたときの喜び(?)は至福の一時です。
車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。