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アルファロメオ ジュリア GT1300ジュニア 1969年式
車検 2025年5月 走行 不明(メーター表示78,773km) 備考 中古並行車、左H、5速MT、段付きの最終型
長さ 408cm 159cm 高さ 130cm 重量 1000kg 排気量 1290cc
取材日2024年6月29日

★アルファロメオ ジュリア GT1300ジュニアに関して
アルファ・ロメオの代表的なスポーツモデルである、ジュリアスプリントGTの普及版として、1965年に登場し、1970年迄製造された。
ジョルジェット・ジュジアーロがデザインした清楚でエレガントなボディデザインで初期型はフロントパネルとエンジンフードの間の段差から、”段付き”という愛称で親しまれた。

搭載される水冷直列4気筒DOHC 8V オールアルミエンジンエンジンは、1290ccの排気量から、最高出力103PS/6000rpm、最大トルク:13.97kg・m/3200rpmを発揮し、最高速度は170Km/hに達した。

◆当車について◆
1991年国内登録の中古並行車、2023年5月に購入、オーナー歴不明、取説・マニュアル関連無し、喫煙車、整備記録は現オーナー時のみあり、屋内保管、事故歴・修復歴無し、ETC・オーディオ、スペアキー無し

※型式/−10530−、原動機の型式/AR00530、車台番号/AR1240●●●
※ローン会社の所有権が付いていますが、事前の精算は可能です。

◆エクステリア◆
ボディカラーはダークブルー、オールペイントされ、コーティングも施工されている事もあり、非常に綺麗です。
元色も同じだった様で、ボンネットの裏側で確認出来ます。

メッキ類やウエザーストリップの状態も良好で、クアドリフォリオベルデのマークがアクセントになっています。

サイドミラーは、元の位置では三角窓の関係で見ずらいため、現在の位置にずらしています。

アルミホイールは定番のGTAタイプの14インチでガリ傷はありません。
タイヤは復刻版のアドバンのHFタイプD、2023年12週製造の195/60R14で9分山以上あります。

ノーマルのタイヤサイズが165ですので、ホイールの幅に合わせて太目となっています。

全体的に状態は良好ですが、細かく見ると下記の点が挙げられます。
・フロントウインドウにある細かい石はね(車検は問題無し)
・ヘッドライトのリム部分のゴムの欠損
・左サイドミラーの曇り(何かが付着した様で磨けば光るレベル)
・左ドアのメッキモール後端の小さな凹み
・左ドアにある5cm程度の線傷
・リアバンパー右端の小さなエクボ
以上ですが、何れも良く見なければ分からないレベルです。

錆は下回りのジャッキポイントの表面に多少ありますが、55年前の個体としては良好な状態と言えます。

◆インテリア◆
車内はオリジナルを踏襲した、ブラックとブラウンを基調としたクラシカルな雰囲気になっています。
恐らく過去にレストアされていると思いますが状態は良好です。

ステアリングはヘルボーレのウッドに交換されていますが、オリジナルはあるそうです。
シフトノブも社外品に交換されていますが、オリジナルはありません。

シートは前席の2脚の張替えを行っています。
良く見るとリアシートとの素材感が異なりますが、色合いを合わせているため違和感はありません。

ダッシュボードにはスマホ用のステーが付けられていますが、クラックや日焼けはありません。

フロアマットはカロのシザル、ウッドやシートと同じ色合いでコーディネイトされています。

USBポートが増設されていますが、オーディオはグローブボックス内に目立たない様に付けられています。

クーラーはありませんが、夏場には有難い三角窓があり、リアのサイドウインドウはチルトが可能です。

◆エンジン・整備関連◆
エンジンは軽いクランキングで掛かり、独特な音を発しながらアイドリングします。
アイドリングは若干低回転ですが、暖まって来ると1000rpm程度で安定するそうです。

整備はアルファでは有名なショップにて行われています。

整備記録は現オーナー時のみとなりますが、抜粋すると下記の通りで、総額で270万円程度掛かっています。

【2023年7月/75,402km】
・クラッチマスターシリンダーOH
・クラッチレリーズシリンダーOH
・キャブレター調整(メインジェット交換)
・アクセルリンケージ脱着(ブッシュ類交換)
・プロペラシャフト脱着(カップリング交換)
・フロントサスペンション分解(強化スプリング交換)
・リアサスペンション分解(強化スプリング交換、スイングアーム・Tアームブッシュ交換)
・左右ドアミラー移設及び穴埋め塗装
・オーディオ取付
・ウッドハンドル取付(40mmスペーサー製作、ステアリングボス交換)
・シフトレバー延長取付
・タイヤ交換(ヨコハマ アドバン HFD)

【2023年11月/76,404km】
・ウエーバーキャブからヨシムラTMRへ変更
※ウエーバーは保管してあります。
・TMR専用アダプター、キャブリンケージ取付
・エンジンルーム内燃料ホース一式交換
・電磁ポンプ取り付け
・サブタンク製作取付
・インマニガスケット交換
・リアサスペンション分解、スプリング交換
・車高調整
・ファンベルト交換
・電磁ポンプ、燃料フィルター取付

【2023年12月】
・セルモーター交換

【2024年1月/78,126km】
・ラジエーター交換(アルミ製)
・ロアホース交換
・エンジンオイル&フィルター交換
・ヘッドカバー、エアーファンネル赤色結晶塗装
・ヘッドカバーガスケット交換
・エンジンオイルパン脱着、清掃、シーリング
・フィラーキャップ交換
・ウインドウウオッシャ―タンク交換

以上となりますが、現状の不具合としては、ウインドウウオッシャ―が出ないとの事です。

また交換したサスペンションはありますが、錆びているとの事です。

ちなみに車検証記載の走行距離は、
【2021年5月/73,600km】
【2023年5月/73,900km】※購入時
と前回の車検からは300kmしか走っていないため、購入以前は殆どガレージで眠っていた模様です。

◆オーナーさんより一言◆
105系アルファの中ではこの段付きが一番好きなので、色々と探しました。
とあるショップにあったこの個体を見に行った所、下回りの錆が少なく、状態も良かったので購入し、色々と手を入れて仕上げました。

キャブレターはウエーバーからヨシムラTMRへ変更しましたが、劇的に変わりました。
レスポンスが良くなったのは勿論、パワーも計測はしていませんが体感的に20ps位は上がっている感じがします。
トルクも上がっており、今まで2速に落としていた箱根のコーナーを3速のまま曲がれる様になりました。

車高も4cmを落として、スプリングも換えましたが、リアが硬すぎて跳ねる様になったため、再度交換しましたので、コーナーでの粘りが良くなりましたし、意外とボディの剛性感がある事も感じました。

またストレートアームだったドライビングポジションを改善するために、ステアリングを交換し、40mmのスペーサーを入れました。合わせてシフトノブも長さを調整しましたので、ベストポジションでドライプ出来る様になりました。

ゆくゆくはエンジンのOHを考えていましたが、現状は絶好調ですので当面その必要は無いと思います。

購入してからは1年程で、非常に気に入っており、手放したくは無いのですが、欲しい車が出て来たため、その車に乗り換えるために止む無く売却する事にしました。

◆エンスーの杜取材担当者の私情インプレ◆
このジュニアを見るなり、その佇まいから思わず「カッコイイ」と思ってしまいました。

今まで700台以上のエンスー車を取材して来ましたが、この様に思う事は滅多にありませんし、それだけインパクトがありました。

ベルトーネデザインの丸目2灯の濃紺のコンパクトなボディに、低められた車高、ホイールは社外品ですが、オリジナルの雰囲気を損なわず、センス良く仕上がっています。

アルファは赤に限るとおっしゃる方もおられますが、個人的にはこの色合いが好きです。

オーナーさんは古い車を何台も乗り継いでこられましたので、旧車に対する造詣をお持ちです。
また
「105系アルファはこの段付きに限る」
と言い切られる程、拘りを持って探された様です。

時間の関係上、試乗は出来ませんでしたが、素晴らしい車に仕上がっているであろう事は、想像出来ました。

段付きジュニアはタマ数が少なくなって来ましたので、この程度の物が出て来る機会は少ないと思います。
また円安の昨今、海外からの輸入するには非常にコストが掛かりますので、お探しの方はぜひご検討下さい。

なお取材前に洗車をした関係上、拭ききれなかった水滴がシミの様に映っている箇所がありますので、ご了承下さい。

◆お問い合わせに際して◆
・このページの車両は個人売買の情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。
エンスーの杜は車屋では無く広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物で、オーナーさんの依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。

・記事内容は担当者が1時間程度の取材時間の中で、オーナーさんのコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、見落とし等で現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。
また全て裏づけ取ったり、動作確認を行って記述している訳ではないため、誤記等の可能性もあり、状態を保証するものではありません。

・状態等のコメントもあくまで2024年6月29日の取材時の状況及び、取材担当者の主観によるものですので、ご自身の主観と異なったり、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき頂き、現車確認の際に必ず状態をご確認下さい。

・貴重な車を壊したりしないために、取材担当者が運転しての状態確認は行っていません。

・掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。(メールや電話での価格交渉は本気度が分かりかねますのでご遠慮下さい)

◆現車確認に関して◆
・当車両は神奈川県にあります。

・車をご覧になる場合は、掲載ページの一番下に記載してあるメールアドレス宛にメールをお送り頂ければ折り返し「現車確認申込書」をお送りしますので、お申し込み頂き次第、日程調整をさせて頂きます。
(個人情報保護の関係上、具体的な場所はお申込み頂いた方だけにお教え致します、なお携帯のメールアドレス以外でお願いします)

・個人間での取引となりますので、冷やかし防止と個人情報保護のため、あくまで購入を前提として検討されている方のみとさせて頂きます。

・オーナーさんの都合上、日程は平日でお願い致します。

◆購入される場合◆
・車両代金 
・自動車税(39,600円)を、購入月の翌月より3月までの未経過分の精算をお願いします。
・リサイクル料(11,890円)の全額負担をお願いします。
※ 個人売買のため、消費税は掛かりませんが、支払いは現金一括で現状渡しのノークレームとなります。また、 陸送等の手配は購入された方に行って頂きます。

 SOLD
 
画像クリックで拡大出来ます
1 今だに人気のある段付きジュニア
2 1本タイプのホリゾンタルバーのフロントグリル
3 ボディカラーはシックな濃紺
4 車高は4cm程ダウンされている
5 ベルトーネデザインの流麗なスタイル
6 ホイールは定番のGTAタイプのアルミ
7 マフラーの位置は多少下気味
8 リアだけにあるGT1300juniorのエンブレム
9 白い点々状の物は水滴
10 ヘッドライトのリム部分のゴムが欠損している
11 伝統の形状のグリルの状態は良好
12 コーティングされたボディには風景が映り込む
13 ウエザーストリップは新しく艶もあるが、フロントウインドウには細かい石はねがある
14 レインガーターの状態は良好
15 タイヤはアドバンのタイプD
16 ボルトでは無く、ナット式に変更されている
17 あまり目立たない場所に付けられているベルトーネのエンブレム
18 文字はイタリア語
19 夏場に有難い三角窓、メッキモールの状態は良好、ミラーの半分に曇りがある
20 リアのサイドウインドウはチルトが可能
21 ウエザーストリップの状態は良好
22 右サイドに傷やエクボは無い
23 左サイドにも傷やエクボは無い
24 リアのパーシェルセルフの状態は良好
25 バンパーには排ガスによるくすみが若干ある
26 テールライトには艶があるが、バンパーには小さなエクボがある
27 綺麗なオイルパン、スプリングとショックアブソーバーの位置が異なっている
28 右サイドのサイドシルに錆は無く、ジャッキポイントの表面にある程度
29 左サイドも右とほぼ同様
30 マフラーやリアデフは綺麗で、フロアの錆も無い
31 ウインドウは手巻き式、内張りの浮きは無い
32 ダッシュボードの状態は良好、インパネのウッドのクラックも無い
33 高回転エンジンのため4000rpm以上が見やすい位置にレイアウトされている
34 シフトは5速MT、社外品のシフトノブの違和感は無い
35 ドライバー側に傾けられた燃料計と水温計、USBのポートを設置
36 違和感が無い様、目立たない様に設置されたオーディオ
37 フロアマットはカロ、オルガン式ペダルのクラッチはさほど重くは無い
38 雰囲気に合わせたステアリングはヘルボーレ、前席のシートは張替え済み
39 トータルコーディネイトされた車内
40 リアシートの状態は良好
41 シートの色合いは前後でもさほど変わりは無く、フロアマットもカロで統一
42 天井の垂れやシミは無い
43 トランクリッドのウエザーストリップの状態は良好
44 電磁ポンプと燃料フィルターを設置
45 残っているのは珍しいオリジナルのジャッキ
46 スペアタイヤは要交換時期
47 ボンネットの裏側のシールにて元色が確認出来る
48 ヘッドカバーとエアーファンネルを結晶塗装、ウインドウウオッシャ―タンクとバッテリーのカットオフスイッチを設置
49 電装系を強化、キャブはウエーバーからヨシムラTMRへ変更、燃料用のサブタンクもワンオフで製作
50 型式を表すTipo10530
 


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