●2代目アルファロメオ スパイダーにつきまして●
アルファロメオの最上級2ドアクーペである「GTV」のオープンモデルとして登場したアルファロメオ スパイダー。1966年に初代がデビューしてから27年間製造されました。2代目は1996年から製造されました。
スパイダーは純粋な2シーターであり、GTVではリヤシートがあったスペースに、電動開閉式のソフトトップが収納されています。
ピニンファリーナの手によるデザインは前衛とクラシカルが絶妙にバランスして、スポーツカーらしく仕上がっています。その絶妙のスタイリングから後輪駆動車のようにも見えますが、実際はエンジンを横置きにするFF車です。
●今回ご紹介するお車につきまして●
ブラックのボディがバッチリ決まった2代目アルファロメオスパイダーです。
1999年式から日本仕様に導入された右ハンドルのMTです。搭載されるエンジンは、各気筒2プラグを採用する「ツインスパーク」と呼ばれる2L直列4気筒DOHCエンジンです。
オーナーさんが3年程前に手に入れられ、コツコツと不具合箇所に手を入れて現在のコンディションに仕上げました。やはり、魅力はエンジンで、絶対的パワーはそれほどでもありませんが、「アルファサウンド」と呼ばれるエクゾーストノートを放ちながら、豪快に吹け上がるのが、なんといっても気持ちいいそうです。
大変気に入ってらっしゃいますが、車庫事情により売却を検討しています。
●外装●
純正外装色であるブラックは屋根付駐車場保管のため、年式の割には非常に良い状態を維持しております。基本的にノーマルを維持しておりますが、アルファ156の純正(梅)ホイールを装着しています。
●内装、電装関係●
ブラック×レッドの内装がとってもお洒落です。ブラックの純正MOMOレザーシートは良好な状態を維持しております。メーター類は正常に作動し、エアコンもバッチリ効くそうです。ダッシュボードもきれいな状態です。オーディオとスピーカーは社外の日本製のものをインストールし、スマホやタブレットとの連携も可能です。ETCも装着されています。
幌開閉用の油圧ホース12本全部交換済みで幌の自動開閉機能も問題なく作動します。
●機関、足回り等●
エンジンはオーナーさんが手を入れてから購入前よりも好調で、始動も問題なく普段乗りに使えるレベルのコンディションを維持しています。エンジン始動の際にオートチョークが作動している間はややアイドリングにバラツキがあるそうですが、すぐ落ち着くそうです。スタビライザーリンク2本とも交換済みで足廻りも安定しており、異音等一切ございません。
ミッション、クラッチともに好調で、現状問題ありません。ホイールはアルファ156の純正(梅)ホイールをスペーサーを入れて履かせています。タイヤのヤマもまだ十分残っています
●直近の整備履歴の抜粋●
オーナーさんが手に入れられてからコツコツと手を入れています。主な交換部品は下記の通りです。
フェーズバリエーターソレノイド交換。エアマス交換。プレーキパッド、ローター交換。ブレーキキャリパーオーバーホール。オープンロックモーターギア交換。オープン油圧ホース交換。スロットルポジションセンサー交換。スピーカー3台交換。アンプ交換。カブリオレウィンドウ交換。ボンネットフード・ダンパー交換。
その他、ブレーキマスターシリンダー、ウインドーレギュレーター、劣化しやすいドアキャッチ部のプラレールは左右とも新品交換済みですので、当面安心してお乗りいただけるかと存じます。なお整備履歴はすべて保管してございますので、ご見学時にご確認いただけます。
●オーナーさん談話●
とにかく運転していて楽しいクルマです。バイクに近いイメージでしょうか。
輸入車で国産車で例えればマツダロードスターのように気軽にオープンボディをMTで操れるライトウェイトボディのクルマは少なく、アルファスパイダーはその一つかと思います。
購入時には細かい不具合がございましたが、コツコツと手を入れて現在は改善して機関的には現状大きな不具合はなく、全体的にはよいコンディションを維持できているかと思います。大変気に入っておりましたが、車庫事情により売却を考えております。気に入っていただける方がいたらぜひお譲りしたいと思います。
引き継いでいただける方には当車両をメンテしていただいている都内のアルファロメオ専門店をご紹介してお引き継ぎできますので近隣にお住まいの方でしたらメンテ等も安心かと存じます。(この年式になるとアルファロメオ正規ディーラーでもメンテができないため)
●取材者私見●
ブラックの外装色とブラック×レッドの内装がバッチリ決まりテンションの上がるお車です。外装、内装ともに年式からすればとてもいい状態を維持されているかと思います。
当時正規輸入されていた右ハンドル仕様である点もおすすめです。
ご厚意で同乗走行させていただきましたが、程よいサイズ感と小気味よくシフトチェンジできるMTで運転も楽しそうなお車です。エンジンも好調そうで、アルファサウンドを奏でながら気持ちよく加速していました。
主な弱点とよばれる点は対策を施してあるので、安心してお乗りいただけるかと存じます。
オーナーさんもおっしゃるように、輸入車でありながら、マツダロードスターのように気軽にオープンボディをMTで操れる楽しみが味わえるお車だと思います。主治医であるアルファ専門店もお引き継ぎいただけるとのことでお近くの方でしたらメンテも安心かと存じます。
お探しの方はぜひご検討ください。
個人売買のため消費税はかかりませんが、リサイクル料金・自動車税月割分相当をご負担いただきます。
現車は東京都内にあります。
上記は取材者の私見に基づくところもございますので、ご購入に際しては必ず現車をご見学の上でご納得されてからご検討ください。
なお、オーナー様ご多忙のため、ご見学については購入検討の方のみに限らせていただきます。
(2022年12月更新)
車検継続及び追加整備致しましたので、本文記載を一部更新しました。
また相場の変動に伴い価格を見直しました。
現在不具合はなく絶好調です。車検は2024年11月までございます。
ご興味のある方はこの機会にぜひご検討ください。
(2023年10月更新)
燃料ポンプ、ショックアブソーバー一式、アッパーマウント左右を新品に交換しました。
ツインスパークのショックアブソーバーは国内では手に入らなくて海外から取り寄せました。
現在も絶好調で当面は安心してお乗りいただけるかと存じます。
ご興味のある方はこの機会にぜひご検討ください。