●アルファロメオ・アルファロメオGTにつきまして●
2003年に発表されたベルトーネによる2ドア+ハッチゲートを持つ流麗な2ドアクーペのデザインが特徴であり、アルファGTとも呼ばれています。当時アルファロメオのラインナップに2ドアクーペとして、別にGTVが存在していたため、新規設計車として開発することは商業的に避けられた事情もありGTの主要部分は147と156の部品を流用して作られています。例えばフロントサスペンションは147GTA、リアサスペンションは156スポーツワゴン用ベースとして、フロントフェンダーは147GTAのものを、ドアやダッシュボード、シート等は147のデザインを採用しています。全体的にはうまく高級感を演出できており、今見てもあまり古さを感じさせない仕上がりとなっています。また一見すると、ノッチバック型のクーペボディですが、実はリヤが大きく開口するハッチバックを採用しており、荷室容量は156スポーツワゴンに匹敵するほど大きく、実用性に優れている点も特徴です。後部座席も十分なスペースがあり、大人2人が普通に過ごせる空間を確保しています。車検証の乗車定員も5名となっています。
●今回ご紹介するお車につきまして●
2003年式の国内では正規導入されなかった1.8Lの左ハンドルのMTモデルです。3.2Lモデルに比べて重量配分に優れておりより軽快に走りを楽しめるモデルとなっています。税制面による維持費が安く抑えられる点もメリットです。前オーナーさんの時に中古で輸入され、
総額150万円超をかけて仕上げてられています。国内での最初の登録は2016年です。
オーナーさんが手に入れられたのは2018年です。国内ツーオーナー車です。外装内装ともにきれいな状態を維持されており、とても新車から17年を経過しているとは思えません。
前オーナーさん時代からの整備履歴はすべて保管されており、ご見学時にご覧いただけます。屋根付駐車場保管のため、コンディションもよく現状不具合はございません。大切にされてきましたが、お仕事が忙しくあまり乗ってあげられる時間がとれず、またどちらかというと他に所有されているバイクの方がメインとなってきたため、気に入っていただける方がいらっしゃればお譲りしたいとのことでした。
●外装●
濃い目のブラックグレーの純正色:グリジオリパリの外装は綺麗な状態を維持されており、エンブレム類等含め光沢を放っています。フロントに車外リップスポイラーが装着されており、より精悍なフロントマスクになっています。目立ったキズやヘコミはございません。フロントにわずかな飛び石跡とフロントバンパー下部にペンタッチによる補修跡がございます。
●内装、電装関係●
正規販売モデルには設定のないライトグレーを貴重とした内装も綺麗に維持されています。シートはレザーシートが奢られています。使用感は最低限でサイドサポート部を含め、きれいな状態を維持されています。リヤシートも使用感がなくフロント同様綺麗に維持されています。ステアリング、ダッシュ、コンソール等いずれも綺麗な状態を維持されいます。加水によるベタつきが出やすいスイッチ類もベタつき除去の施行済みです。エアコンもバッチリ効いていました。ナビ・オーディオは社外のものがインストールされ、ETC、ドライブレコーダー一体型のレーダー探知機が装着されています。いずれも装着したままお譲りいただけるとのことです。
●機関、足回り等●
国内では正規導入されていない1.8リッターツインスパークエンジンは好調を維持しております。キッチリ手を入れられてエキマニはタコ足化されています。取材時も一発始動でエンジンのアイドリングは安定しており、気持ちよく吹け上がります。
足回りは前オーナーさんの時に、ビルシュタイン製に交換済みです。撮影場所まで同乗させていただきましたが、安定しており乗り心地もよい印象です。アイドリングは比較的静かで変速、加速もスムーズで好調さが感じられました。
ホイールは国内正規販売モデルと同じ17インチの純正アルミが装着されております。目立つキズはなく綺麗な状態です。タイヤはミシュラン・パイロットスポーツ4でヤマも十分です。
マフラーエンドはファブリルチタン工芸のチタン製のものが装着され絶妙な焼き色と心地よい音色を奏でます。
●直近の整備履歴の抜粋●
前述のとおり、前オーナーさんからの整備記録がございますので、ご見学時にご確認いただけます。
主な整備履歴抜粋
(H28年10月)エンジンオイル、オイルフィルタ交換、LCC交換、前後ブレーキ・ディスク・パッド交換、ブレーキクリーナ・ブレーキオイル交換、ミッションオイル交換、タイミングベルト一式・ウォーターポンプ交換、プラグ全交換、パワーウインドースイッチ交換、ETC車載器取付、下廻り防錆塗装施行、左サイドマーカーランプ交換、タイヤ4本交換・バランス調整、ワイパーゴミム交換、バッテリー交換、オーディオ交換、ボディガラスコーティング施行
(H29年4月)シフトレバー及びワイヤーケーブル交換、エキゾーストマニホールド交換(タコ足化)、ABSセンサー交換
(H29年6月)クラッチOH
(H29年8月)エンジンマウント交換
(H29年9月)前後ショックアブソーバー・前後サスペンションをビルシュタイン製に交換、Fロワアーム・Fアッパーアーム・Rアッパーマウント・タイロットエンド交換、エンジンオイル交換、マフラーワンオフ加工(センターマフラー、テールサイレンサー交換)
(H29年10月)
(H30年1月)エキゾーストパイプガスケット交換、エンジンオイル、ドレンパッキン交換
(H30年4月)アイドリングばらつき修理:タイミングコントローラー交換、アンダーフロアGTA用プレートワンオフ加工取り付け
●オーナー様談話●
国内で正規販売されなかった1.8Lの左ハンドルMTモデルである点が決め手で手に入れました。前オーナーさんがかなりの費用をかけて仕上げられてから手放されたようで、自分のところに来てから一切不具合はございません。優雅なクーペボディからは想像もできないほど積載量も多く実用的である点もおすすめです。エアコンもバッチリ効きますし普段乗りにも問題無く使用できます。屋根付車庫保管ですので外装、内装含めよいコンディションを維持できていると思います。大事にしてきましたが最近あまり乗ってあげられる時間がとれず、どちらかというとバイクが中心となってきましたので手放すことを検討しています。ぜひ大事にしてくださる方に引き継いでいただければと考えています。
●取材者私見●
ベルトーネによる流麗なデザインは今見ても古くささを感じさせず、独特の存在感を放っています。落ち着いたダークグレーの外装色とリップスポイラーが精悍な印象です。前オーナーさんがかなりの費用をかけて機関、足回りともキッチリと手を入れられているようで、当面は心配なく乗っていただけるかと思います。また国内では正規販売されなかった1.8Lの左ハンドルMTモデルである点も希少です。元々生産台数も少ないGTなのでこれから相場も上がっていくかと存じます。手に入れるなら今のうちかもしれません。お探しの方はぜひご検討ください。
なお、車検満了日が近いため、車検を継続してからお譲りいただけるとのことです。
現在もご使用なさっているため、走行距離は若干伸びますことをご了承ください。
個人売買のため消費税はかかりませんが、リサイクル料金・自動車税月割分相当をご負担いただきます。
現車は東京都内にあります。
上記は限られた時間内での取材であり、かつ記載内容につきましては、取材者の私見に基づくところもございますので、ご購入に際しては必ず現車をご見学の上でご納得されてからご検討ください。
なお、お車の特性とオーナー様のお仕事の都合上、ご見学については購入検討の方のみに限らせていただきます。
冷やかし防止とスムーズなご連絡のため、お問い合わせの際は必ずお名前、ご住所、お電話番号をお知らせいただけますようお願いします。