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アルファロメオ 1750GTV 1971年式
車検 2021年10月 走行 107,464km 備考 ディーラー車(伊藤忠商事) MT5速 チェーンベルト(タイミングベルト交換不要)
ワインレッド
長さ 410cm 158cm 高さ 128cm 重量 1030kg 排気量 1779cc
取材日2021年5月

1971年のアルファロメオ1750GTV。
右ハンドルの輸入総代理店伊藤忠オートによるディーラー車になります。
北米仕様がSPICA製の燃料噴射であるのに対し、こちらはキャブレターモデル。
ソレックスが採用されていました。(のちに新品のウェーバーに換装)

この年代のアルファロメオを選ぶ時にご注意いただきたいのが、
サイドシルを始めとするボディのサビ。

特にサイドシルは、手で触ってみることです。
程度が良くないとサビでミルフィーユ状態になっていることがあります。
つまりボロボロに柔らかくなってしまうことがあります。
エンジンやミッションと違って、ボディの鋼板の腐食だけにレストアしようがない箇所です。

これは十分に注意したいです。

このクルマのボディの状態は、サイドシルにある2箇所のジャッキアップポイントを見ればわかります。
よくあるのが、サイドシルと同様にまずジャッキアップポイントが腐食して、
ポイントとして支点に使えない例。

このクルマの場合、写真を見ていただければ分かる通り、
ジャッキアップポイントのエッジもしっかり、サビもありません。
また、リアトランクを開いてみると、ボディの鋼板がしっかりとしていることがわかります。
非常にいい状態を保っています。

ボディカラーはオールペンされています。ボンネットを開けてみるとわかりますが、
アルファレッドより落ち着きのある深みのあるワインレッドといっていいでしょう。

外観でよく分かるレストア箇所は、リアウインドです。リアウインドウガラスが、交換され美しい状態をたもっています。

ジュリアの弱点とも言えるリアウインドの下周りもレストアされ、シルバーのモールディングとともにオリジナルの状態を保っています。

エンジンはフルノーマルです。

点火系をフルトランジスタに交換。
また、キャブレターも今ひとつ調子のでなかったソレックスを新品のウェーバーに(φ40)交換。エンジンが見違えるように良くなったとそうです。

燃料ポンプはメカニカルポンプから電磁ポンプに交換。
さらにリアのガソリンタンク近くに設置。
フルトランジスタの点火系と新品のウエーバーキャブレター、そしてこの燃料ポンプの電磁化で、アルファらしい軽快な吹け上がりを体感できます。

一方、オルタネーターはじめ電装系配線は新しく引き直しています。
この年代のイタリア車はノーマルでは電気系統が心配なですが、このクルマの場合、信頼性は現代のクルマと遜色ありません。
ブレーキマスター&レリーズシリンダー、そしてブレーキのバキューム装置も交換されています。ホイールは、アルファにお約束のカンパニョーロ。
タイア山も8-9分山が残っています。

足回り、マフラーもよく手入れされています。コーナリングでのロールが特徴のアルファですが、ショックの抜けもなく現代的に調整された足回りに感じました。ギアチェンジもしっかりして、メンテナンスもしばらく必要ないでしょう。


車両は東京23区内にあります。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
SOLD
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