★アルファロメオ アルファスパイダー3.2JTS Q4ディスティンクティブ(939)に関して
スパイダーシリーズの3代目として2006年にデビュー、クーペモデルのアルファ「ブレラ」をベースに、ピニンファリーナとアルファロメオスタイルセンターによってデザインされ、フルオートの電動油圧式のソフトトップに、左右のリアロールバーが特徴である。
デジタル表示式マルチファンクションディスプレイやパーキングセンサー(リア)、セーフティースターターシステム、デュアルゾーン式フルオートエアコン、レインセンサー、オートライト機能、クルーズコントロールなど数多くの装備を搭載している。
フルタイム4輪駆動「Q4」システムを装備し、横滑りを制御しドライバー操作を補助するVDC、駆動輪スリップを防ぐASR、駆動輪のホイールロックを防ぐMSR、ブレーキアシスト機構HBAなどの極めて高い安全装置も装備されている。
搭載されるオールアルミ製V型6気筒DOHC24バルブエンジンは、直噴式JTSにより3195ccの排気量から、最高出力260ps(191kW)/6300rpm、最大トルク32.8kg・m(322N・m)/4500rpmを発揮した。
◆当車について◆
D車、2016年12月に購入、オーナー歴不明、取説・マニュアル関連あり、禁煙車、整備記録は新車時よりあり、ガレージにてボディカバー保管、事故歴・修復歴無し、CD、カーナビ、レーダー、ETC、スペアキーあり
※型式/GH-93932S、原動機の型式/939A、車台番号/ZAR93900005008●●●
◆エクステリア◆
珍しいボディカラーはオプションのツーリンググレー(Grigio Touring)です。
若干青が入ったグレーで落ち着いた色合いですが、ピニンファリーナによるデザインと相まってイタ車ならではの洗練さを感じさせます。
塗装はオリジナルのままでリペイントはされておらず、更にはガラスコーティングをされているとの事で色艶があります。
モデファイの内容としては下記の通りです。
・F&Rエンブレム(ブラックタイプ)
・ドアミラーカバーをブラックアウト
・18インチアドバンレーシングRS軽量アルミホイールに換装(オリジナルホイール無し)
・ショートタイプアンテナ
・スモークタイプサイドマーカー
キャンバストップは15秒程度で開閉しますが、動作に問題は無く、幌の破れ等はありません。
タイヤは2016年49週製造のファルケンのアゼニス、純正と同じサイズの235/45R18で4〜5分山程度あります。
全体的に状態は良好ですが、気になる点としては
・フロントバンパー下部の塗装のクラック
・右ドアに軽いエクボが1箇所
・右リアフェンダー前部の石はね(タッチペイント済み)
・左右ドアエッジの小傷(タッチペイント済み)
・幌格納部の右サイドにある5cm程度の塗装のかすれ
以上が挙げられますが、何れも良く見ないと分からないレベルです。
◆インテリア◆
車内も下記のモデファイが行われています。
・レーダー装着
・フロアマット交換(カロでオリジナルあり)
・アルミシフトノブ交換
・アルミペダル&フットレスト交換(本国純正オプション)
・カロッツェリアのディスプレイオーディオ(Apple CarplayやAndoroid Autoが使用可)
・アルミデコラティブパネルをマットブラックに塗装(オリジナルのヘアライン仕様あり)
※純正のままだと、オープンの際に眩しくてモニターの画面が見れないため
ブラックを基調としたコーディネイトがされており、オプションのポルトローナフラウのレザーがシートやドアトリムに奢られています。
ミッションは6速MT、コクコクと軽いタッチでシフト出来、クラッチも意外と軽くなっています。
全体的に状態は良好ですが、気になる点として運転席のドアノブに経年使用による金属風塗装の剥がれがあります。
購入時よりこのような状態だったとの事で、リペイントもしくはノブごと交換で対応可能と思いますが、使用頻度の低い助手席側は目立ちません。
◆エンジン・整備関連◆
珠玉のエンジンと謳われた伝統のV6ユニットは軽いクランキングで掛かり、フケ上がりも良好です。
ステンレスマフラーからはアイドリング時でも重低音を放っていますが、高回転で回すと抜けの良い甲高い音がするそうです。
モデファイの内容としては下記の通り
・ストラットタワーバー(カーボン製)
・各種フロアブレースによるボディ補強
・オレカテクニックイディアルにてフロントパイプ以降の排気系変更
・ECUマッピング(ノーマルレブリミット6800rpm→7000rpmオーバー)
・吸気系はK&Nの純正交換タイプのエアフィルターに交換
整備記録は新車時よりありますが、直近の整備内容として主たる物を抜粋すると下記の通りです。
【2016年5月/42,586km】
・クラッチ関連交換(カバー、ディスク、レリーズ、オイル)
【2016年12月/46,338km】
・フロントブレーキパッド交換
・フロントブレーキローター研磨
・バッテリー交換
直近の車検ではプラグ交換を行っており、また50,000km時に足回りリフレッシュを実施しています。
・KONI SPORTダンパー交換
・フロントロワアームブッシュ交換
・スタビリンク交換
・タイロッドエンド交換
・アッパーマウント交換
※ 交換後ホイールアライメント調整
なお現状の不具合として
・油温計の動作が不安定(Gが掛かると動き出す)
・キーレスリモコンの反応が鈍い時がある
以上があるそうです。
◆オーナーさんより一言◆
希少な左ハンドルマニュアルミッションの正規ディーラー車です。
専門店にて購入後は屋内保管、車検・定期整備ともアルファロメオディーラーにて実施しており、時間をかけつつカスタマイズやリフレッシュを行っています。
機関系・駆動系はもちろんですが、イタ車懸案の電装系もGM協業時期のこの939系は丈夫になっており、油温計の表示が不安定なこと以外は特に不具合ありません。
もちろん電動トップも完全動作しています。
特に拘ったモディファイ箇所は排気系で、GMエンジンベースの重々しく濁ったフィーリングだった排気音は、排気系交換によりアルファV6エンジンの原作者であるジュゼッペ・ブッソの時代を思わせる軽やかな吹け上がりで澄んだ音質になっています。
カスタマイズの仕上がりにも満足しており、できれば手放したくないのですが家族構成の変化により譲渡する事にしました。
◆エンスーの杜取材担当者の私情インプレ◆
個人的にはこの内外装のカラーリングは私の好みでもあります。
ブラックや赤のボディカラーが多く、内装も赤系が多い中で、オーナーさんがこの組み合わせに拘って探された理由が分かりますし、ホイールやエンブレムも統一感を持たせてセンス良く仕上げています。
ボクスターや先代の916スパイダーにも乗っておられたオーナーさんからは、この939シリーズは剛性感も向上しており、Q4システムはワインディング等では良く曲がると仰っていました。
左H、MT、4WD、更にはオープンとなると対象となる車は比較的少ないと思いますし、ディスティンクティブ(distinctive)の名の通り、異彩を放つ存在です。
なおオーナーさんは既に次の車をオーダーされており、その車が納車される迄の掲載となりますので、ご興味のある方はお早目にご連絡下さい。
◆お問い合わせに際して◆
・このページの車両は車の個人売買の情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。
エンスーの杜は広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物で、オーナーさんの依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。
・記事内容は担当者が1時間程度の取材時間の中で、オーナーさんのコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、見落とし等で現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります。
また全て裏づけを取って記述している訳ではないため、誤記等の可能性もあり、状態を保証するものではありません。
・状態等のコメントもあくまで取材時の状況及び、取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき頂き、現車確認の際に必ず状態をご確認下さい。
・掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。(メールでの価格交渉はご遠慮下さい)
◆現車確認に関して◆
・当車両は神奈川県にあります。
・車をご覧になる場合は、掲載ページの一番下に記載してあるメールアドレス宛にメールをお送り頂ければ折り返し「現車確認申込書」をお送りしますので、お申し込み頂き次第、日程調整をさせて頂きます。
(個人情報保護の関係上、具体的な場所はお申込み頂いた方だけにお教え致します、なお携帯のメールアドレス以外でお願いします)
・個人間での取引となりますので、冷やかし防止と個人情報保護のため、あくまで購入を前提として検討されている方のみとさせて頂きます。
・オーナーさんのお仕事の関係上、日程は土日でお願い致します。
◆購入される場合◆
・車両代金のみ
※自動車税の月割り精算やリサイクル料の請求は致しません。
※個人売買のため、消費税は掛かりませんが、支払いは現金一括で現状渡しのノークレームとなります。
た、 陸送等の手配は購入された方に行って頂きます。
【2020年11月2日追記】
不調だったリモコンキーは電池交換により通常通り作動する様になりました。