最近、見かけなくなりました。タイプIIIのノッチバックです。
このスタイルで、フロントはディスクブレーキという、走りにもちょっとこだわった仕様になっています。
オーナーさんは平成13年に購入。
購入時に、
・ボディレストア
・全塗装(ブルーグレイ)
・フロア作成
・内装(シート、ドア内張り)張替え
・バッテリーを6Vから12Vへ
を行いました。
塗装から7年以上経っていますが、錆び浮きなどなどなく、良い状態です。
メッキ部分にも、大きな錆びはなく、キレイに維持をされています。
現在は、ご実家の倉庫に保管していますので、雨風にもさらされていません。
現在はオーナーさんの好みで、ブルーグレイですが、元色はオフホワイトです。
エンジンルームなどには、元色の面影が見ることができます。
塗装して7年経っていますが、ドア下や、サイドシルなど、錆びの出やすい場所にも、錆びは出てきていません。
塗装は一部に、曇りがありますが、気になるレベルではないと思います。
購入時に、フロアに穴が空いていたそうで、フロアは作り変えています。(写真)
現状でも、しっかりとしていますので、問題ありません。
内装は、シートとドア内張りを張り替えたそうです。
色が白のため、やや汚れが目立ちますが、切れや破れなどはありません。
ステアリングと、シフトノブはオリジナルだそうです。
天井と、ダッシュボードは交換していませんので、年式相応でしょう。
特に、ダッシュボードは割れて、反り返っていますので、気になることろです。
タイプIIIは、部品がでますので、交換していきたいところです。
もちろん、エアコンはありません。
スピードメーターの赤い針は、1964年式、前期型タイプIIIの特徴です。
(年式は、車台のプレートナンバーから、オーナーさんが調べられました)
エンジンは良好です。
オーナーさんは、毎日5分程度の通勤に使用されています。
購入から、17000Kmほど使用されていますが、途中で止まったことは一度もないそうです。
現在、オイルのにじみがありますが、オイルを補充するような状態ではないので、これも、対策するかどうかは、判断の分かれるところだと思います。
バッテリーは6Vから12Vへ変更しています。
マフラーは社外品に変更しています。
現在の不具合は箇所は・・・
・運転席側ウインドウレギュレーター不動
(下げると、上がらなくなるそうです。)
・ホーン不動(配線は生きているので、ホーンのみの交換が必要)
・ウインドウオッシャーなし(ポンプ、タンクがありません)
・フュエルメーターが、やや不正確(これは、不具合には入らないと思いますが)
・運転席側ドアキー紛失
です。
特に、走行に関する箇所ではないので、オーナーさんはそのまま乗っているそうです。
実は、このタイプIII、以前はオーナーさんの近所の方が乗っていたそうです。
中学生の時に、このタイプVを見ていた、オーナーさんは、子供ながらに、「カッコいい!」と思っていたそうです。
その車両を、7年前に偶然ショップさんで発見。購入に至ったそうです。
助手席にて、試乗をさせて頂きましたが、エンジンの吹け上がりもよく、街中を軽快に走ります。44年前の車とは思えないほど、しっかりしていました。
車は千葉県君津市にあります。
車両代金の他、リサイクル料と、月割りの自動車税がかかります。