ボルボのトップライン、S80のご紹介です。
すでにモデルチェンジが行われたため一つ前のモデルになりますが、最上級モデルとしての風格や装備は衰えを感じません。
また、独特のレイアウトに配されたエンジンは必要十分以上のパワーを発揮し、大人しい外観からは感じられない俊足ぶりです。
オーナー様が購入されたのは約半年前になりますが、15万kmという走行距離が信じられないほどコンディションも良好なことが購入の決め手になったとのこと。
綺麗に乗られている車両ならば前オーナー様はそれなりに気遣いのある方だと想像できますから、引き継いでからの安心感が違いますね。
初めてのボルボを楽しんでいたオーナー様ですが、お仕事の都合で買い換えなければならなくなり、掲載となりました。
◆◆外装◆◆
本当に綺麗な外装です。
約8年の間に15万km以上を走られてきた車両ですが、傷みはほとんどありません。
写真に写りにくいものも全て上げると、以上の6箇所がウィークポイントでしょうか。
- ボンネットの飛び石傷(タッチアップ済み)
- 左前フェンダーの浅いエクボ
- 後バンパー上部、トランクへの積み下ろし時に付いたと思われる擦り傷
- 4輪全てに見られるホイールのガリ傷
- ドアエッヂの塗装はげ
- ウェザーストリップの劣化
◆◆内装◆◆
厚みのあるレザーシートや渋い色のウッドステアリングなど、なかなかの高級感があります。
こちらも外装に負けず劣らず綺麗な状態で、最も酷使されたであろう運転席ですらシワが見られる程度です。
糸がほつれやすいステアリングのステッチも毛羽立ちすらなく、どのように使われてきたのか気になってしまうほどですね。
また、車内からもトランクからも後部座席を倒してトランクスルーにすることができ、長尺物も楽に積むことができます。
具体的な内装の傷みを上げると、以下の2点だけでしょう。
- グローブボックスのふたの閉まりが、若干弱い
- 助手席側センターコンソールの一部に塗装剥げ
◆◆機関◆◆
直列6気筒のツインターボという刺激的なエンジンを、なんと横置きに配置しているのが驚きです。
272馬力の出力がありますから、大柄なボディをすいすい引っ張ってくれます。
過走行のためコンディションが気になりますが、冷えた状態でも違和感無く始動し、あやしい音や振動は感じられません。
上から下から見える範囲内ではシミ等なく、フロアも綺麗な状態です。
昨年の車検時に15万kmちょうどでタイミングベルトは交換済みで、バッテリーも最近交換されています。
◆◆同乗走行◆◆
オーナー様のご厚意により、助手席での同乗走行をさせていただきました。
ドイツ車ほどではありませんが、適度に締まりのある足回りはボルボらしいもので、とても快適です。
ステアリング操作の応答性も良く、国産車のようなダルさは無いようですね。
走行距離の分だけ足回りの緩みは出ているのでしょうが、攻めた走りでもしなければ気が付かないレベルと思います。
また、気になるエンジンはスムーズに吹け上がり、気が付くとスピードがかなり出ていたということになりそうです。
しかし全開加速時でも車内は静かさを保っているあたりはラグジュアリー度の高さを感じます。
走行中もトラブルの兆候は感じませんでした。
◆◆取材を終えて◆◆
非常に綺麗に乗られているお車でした。
本当に走行距離が信じられなく、メーターが壊れているのかと思いました。
手ごろな価格での出品ですので、この選択肢はアリではないでしょうか。
なお、リサイクル券\19,660の全額負担と、自動車税\51,000の月割り負担をお願いいたします。
保管場所 東京都
また、現在も使用されているため、走行距離が若干伸びることがあります。