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トライアンフTR4A 1967年式
車検 30年7月 走行 不明 備考 中古並行 4MT 複数オーナー ETC
長さ 3950mm 1480mm 高さ 1250mm 重量 990kg 排気量 2138cc
取材日2017年2月26日

内外装・機関ともにとても良いコンディションを保ったTR4Aです。

前モデルのTR3Aからグッと洗練されたスタイリングを得たTR4(1961~65)のマイナーチェンジ版であるTR4A(1965~67)ですが、その大きな特徴はリアサスがリーフリジッドからIRS(セミトレーリングアーム+コイルスプリング)に変更され、そのため約50kg重くなった車重をカバーするべくエンジンの若干の高出力化を実施(100→104ps)、またダッシュボードがウッドパネルになりボディサイドにシグナルランプとメッキモールが追加された点が挙げられます。
ただ、北米市場には高価格化を嫌った現地ディーラーの要請によりTR4スタイル・板バネ仕様のバージョンが正規に導入されています。

こちらのお車は北米仕様ですので、左ハンドル・リジッドサスになります。
IRSももちろん良いですが、リーフリジッドにも軽量でメンテの負担が少ないというメリットがありますので、TR4Aの豪華な内外装でノンIRSという仕様も価値が高いですね。

●● プロフィール ●●

こちらのお車は、アメリカに輸出されていた個体をハンガリー在住のレストアラーが仕入れ、ボディをレストアした状態で売りに出していたものを現オーナーさんがネットで見つけ、4年前の2013年(H25年)に個人輸入にて購入したものです。

イギリスで生まれ、アメリカで40余年を過ごし、ハンガリーで再生され、日本で新たな人生(車生?!)を送っているという、世界を渡り歩いてきた歴史があるお車です。
(スタイリングはミケロッティの手によるものですので、イタリアでデザインされて、を付け加えてもいいかもしれません)

オドメーターは84743マイル(136380km)とありますが、メーターが5ケタのため参考情報とさせていただきます。

現在は主に月に2、3回ほど普段使いをされており、遠出にはほとんど使っていないため、購入後の走行距離自体はあまり伸びていません。
また、乗らない時でも最低週1回はエンジンを掛けるようにしているとのことです。

雨天時の使用は購入後2回のみ、保管はマンションの地下駐車場ですので、内外装に対する紫外線の影響は最小限です。

修復歴はありません。
オーナーさん購入時の契約書に"The vehicle is accident-free."の記載があり、オーナーさんも事故を起こしたことはないとのことです。

●● コンディション ●●

日本に来た当初は、ボディは素晴らしかったもののエンジンがダメで、様々な苦労のすえ、現在の主治医でもある英国エンスー車御用達ショップにてエンジンOHを実施、その後も細かいメンテや改良をたゆまず続けることで、現在では見て良し乗って良しのお車に仕上がっています。

主な整備履歴を挙げますと、

2014(H26) 6月:エンジンOH(シリンダーホーニング、ヘッドOH・パーツすり合わせ一式)
         ウォーターポンプAssy加工交換
         スターターモーター分解修理
         アクセルリンケージ加工修理
         電磁フューエルポンプに交換
2014(H26)12月:スターターモーター交換
2016(H28)10月:スターター脱着OH一式
        フューエルホース交換
        ソレノイドスイッチ、キルスイッチ取付(エンジンルーム内)
        全ホイール新品交換

になります。

主治医の判断で点火系についてはFlame-Throwerイグニッションコイルに換装されていますが、オーナーさんの注文以外にもある程度お任せで、良いと判断されるメンテが随時細かく施されているとのことですので、オーナーさん曰く、不調はゼロ、今がベストコンディションとのことです。
あえて言うなら、冬場はしばらく乗らないでいると冷間時の最初の一発目が掛かりにくいとのことですが、'60年代のツインキャブ車ですからそのあたりは普通でしょう。

また、整備ではありませんが、運転席・助手席ともにレストアしています。
都内の自動車用シート修理店にて、クッション部を全てやり直した上で、TR4用として市販されている表皮に交換されています。

ボディはレストア済みだけあって、基本的に塗装のツヤもメッキの輝きもゴムの弾力もとても良好です。
特に下回りの状態は年式を考えると素晴らしいものがあります。
そうは言っても、細かく見ると塗装の欠けやヒビが全くない訳ではありませんし、メッキも全てやり直している訳ではなく、もともと状態がいい部分はそのまま生かしているので、やや曇っていたりヤレ感のある箇所も散見されます。
総じて、レストア後、適度に乗って丁寧に維持されてきた個体といったオーラが出ています。
正直、この年式の英国車をここまでの状態で維持するのは大変なことでしょう。

幌に関しては購入時のままです。どこかのタイミングで交換されてからしばらく経っているという印象で、小さな破れやスクリーンの劣化が見受けられます。

インテリアの状態もとても良好です。
ウッドパネルには若干のキズこそありますが、艶やかな木目が美しい状態が保たれています。
モトリタのステアリング、シフトノブ&ブーツも状態が良いですね。
レストアされたシートは見た目も掛け心地もバッチリです。

カーペットもやり直しているだけあってとてもキレイですし、写真は撮り損ねてしまいましたが、めくったフロアの状態も美しく仕上げられていました。

メーターは基本的に全てOKです。
スピードメーターは低速時にフラつきがありますが、このあたりはお約束でしょう。
速度自体は正確とのことです。

ヒーターも問題なく効きますが、クーラーとラジオは付いていません。
また、ダッシュパネルにオーナーさんDIYの時計パネルがセットされています。
同様にDIYでシガーソケットが装着されています。
細かいところでは、運転席側サンバイザーを固定するゴムが緩いとのことです。

●● インプレッション ●●

イグニッションを回すと2138cc・直4OHVエンジンはあっけなく掛かり、安定したアイドリングを始めます。
軽くブリッピングをするとレスポンスよく滑らかに吹け上がるそのさまは、購入当初はかなり不調だったというエピソードがにわかには信じられないほどです。
前からはSUツインキャブの吸気音、後ろからはやや太めな排気音が心地いいですね。

あくまで助手席での街乗りの試乗ですが、アンダーパワーながら軽量コンパクトなボディとレスポンスの良いエンジンが功を奏して、軽快な走りという印象を受けます。

リアはリジッドサスですのでIRSより乗り心地が悪いとされていますが、実際のところはそれほど悪く感じられませんでした。
もともとのセッティングが適切なのであろうことに加え、おそらくレストアしたシートとハイトの高いタイヤもそのフィーリングに少なからず寄与していることでしょう。

●● その他 ●●

お付けできるものとして、

・ワークショップマニュアル(英語版)
・スペアのスピンナー(羽無し)
・ストックのオイル2リットル缶x2(モチュール 10w50 before 1950)
・パンタジャッキ、ブースターケーブル、三角表示板

等があります。

●● まとめ ●●

見た目も走りもとてもよい状態を保っていますので、買ってすぐ日常から遠出のみならず、旧車イベント等でも愉しむことができるお車です。

オーナーさんは現在も大変気に入って乗られていますが、車庫事情の変化のため売却を希望されています。

お車は、東京都新宿区にあります。

個人の為、消費税はかかりませんが、リサイクル料(5170円)と月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
444万円→385万円
画像クリックで拡大出来ます
とてもキレイなTR4Aです。 
幌を上げた姿もサマになりますね。 
ミケロッティの手によるスタイリングが何とも伊達ですね。 
横から見た姿も洗練されていますね。 
 
ボディはレストア済みだけあって、一目見て良い状態です。 
 
後ろ姿もトライアンフらしいですね。 
深いグリーンが似合いますね。 
フロント周りも灯火類含めて良好です。 
フロントグリルに付いているAAのバッジはイギリスの蚤の市で購入したビンテージです。 
TR4Aの証、シグナルランプとメッキモールが洒落ています。 
ワイヤーホイールは2016年10月に4本とも新品交換されています。
フロントフェンダーのキズです。
塗装やゴム、メッキ類は概ねこのような状態です。 
右ドア上部にキズがあります。 
  
ワイパーアームも綺麗ですね。 
リア周りも灯火類含めて良好です。
 
TR4Aエンブレムは年式相応です。
ヒンジ根元の塗装に若干クラックが入っています。 
タンクキャップも当時からのままのようです。 
 
広くて実用的なトランク。 
スペアタイヤのホイールは以前からの物。右手奥にスリキズが確認できます。 
幌はやや劣化しています。 
穴が空いている箇所もありますので、交換を検討しても良いかもしれません。 
 
 
 
エンジンルームもキレイですね。 
Flame-Throwerイグニッションコイルに換装されています。 
エンジンルーム内にイグニッションスイッチが追加装着されています。 
インテリアもまた艶やかで高級感があります。 
 
シートもクッション・表皮ともにやり直されています。 
メーター類も完動です。ウッドパネルに若干キズが見えます。 
 
 
オーナーさんDIYの時計パネルです。 
ドア下側は両サイドともに問題ありません。 
 
 
  
下回りも丁寧に仕上げられています。 
 
 
エンジンOH時の写真です。 
 
 


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