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トライアンフ GT6 MkI
1967
年式
車検
26年7月
走行
47,100マイル
備考
国内ワンオーナー 並行車 右ハンドル 4MT (OD付き) ヒーター ルマンスタイル
長さ
3650mm
1430mm
高さ
1150mm
重量
850kg
排気量
1990cc
取材日2013年2月10日

そのデザインの近似性からプアマンズEタイプとも呼ばれた、ファストバッククーペのトライアンフ、GT6です。その名が示す通りGTとしてのスタイルとパワフルな直6を持ち、スピットファイアをベースとしながらも、このスタイルではルマンでの出場を果たし、レースシーンでの活躍もイメージされるモデルです。

こちらのGT6、67年式のマーク1、初期モデルに当たります。まんまルマンスタイルとしてのモディファイが加えられた、オリジナルとは一線を画す仕様に仕上げられています。

モディファイを行ったのは、本国英国でトライアンフのスペシャリストとして名高いジグソー社、オーナーさんはこのルマンスタイルを求め、こちらから直接輸入するに至り、2011年7月に国内登録を果たします。よって国内ではワンオーナーに当たります。

輸入するに当たり、足回り、ブレーキを中心に仕上げをジグソー社にて行っております。その内容を挙げていきます。

【エンジン】
・キャブをSUに変更
・シリンダーヘッドOH (IN EXバルブ、ステム及びバルブシート交換)
・ヘッドガスケット、シール交換
・デスビ交換
・ステンエキマニ
・ステンスポーツマフラー
・エンジンマウント交換
・シリコンホース交換 などなど

【足回り】
・前後AVOショック
・Fコイル交換
・各ウレタンブッシュ交換
・Rラジアスアーム交換
・Fブレーキディスク・バッド交換
・Rブレーキシュー交換
・4輪アライメント調整  などなど

本国にてしっかりメンテを受けてきたからでしょうか、この仕様でこれまでトラブルはなく、機関は好調そのものです。よって修理の履歴はなく、以降はキャブ調整程度だそうです。また、オーバーヒート対策として、アルミラジエターに交換しているのが唯一手を入れた部分です。

ブレーキフルードはDOT5のシリコンを使用しています。

外観は上記の通りルマン仕様です。それを特徴付けるカラーリングはBMLC66、バレンシアバルー、またルマンスタイルのエンジンフードがその違いを見せています。
塗装は過去に本国で行われていると思われますが、その時期は不明です。状態として傷みは見られず、ボディのサビは認めません。目視できる範囲では、下回りも良好です。

ホイールはジグソーからデリバリーされているコスミックマーク1レプリカで、こちらも雰囲気をもり立てるアイテムです。

内装はスパルタンな雰囲気です。シートは張替えがされており、良好です。天井や内張り。センターコンソールも問題ありません。特筆すべきはマーク1オリジナルのスイッチが残っている事、メーター類も全て完動です。

ヒーターは装備されています。

リサイクル券(4770円)と自動車税の月割りはご負担をお願い致します。

GT6を探すに当たり、オーナーさんが望むべきスタイルがありました。初期型のマーク1である事、カフェレーサーをイメージしたもの、そして何より外せないのが、このルマン仕様でありました。そこで思い立ったのが、本国でその道のスペシャリストに直接オーダーすると言う方法でした。一度は個人で輸入もしてみたかったと、好奇な気持ちも手伝い、それは実現します。慣れない輸入作業で苦労もあったようですが、実際に港で出迎えた時は感慨もひとしおであったであろう事は、この経緯を聞けば想像に容易いです。そのアピアランスから、スポーツライクであるのは当然のイメージですが、オープンモデルの多いトライアンフの中にあって、クーペの言わば屋根のついたこちらのモデルは、スタイルもさることながらやはり実用的であるそうです。走りにおいても軽量なボディに十分なトルクを発生する直6エンジンは、扱いにくさとは無縁のもので、街乗りでも十分に楽しめる仕様に仕上がっています。実際助手席にてその走りを体感させて頂きました。プッシュ式のエンジンスタートが雰囲気を高めます。軽いクランキングでエンジンは目覚め、アイドリングも安定、SUキャブとマフラーの軽快な音を伴いながら、2リッター直6エンジンはこちらも軽快な吹け上がりを見せました。しっかりセッティングが出ているからでしょうか、加速はスムース、息継ぎするような場面は皆無でした。ようやく手にした仕様でしたが、他にもエンスー車を所有しており、この度1台に集約するために売却の運びとなりました。本国のスペシャリストが仕上げたGT6、そのスタイルとストーリーに共感を覚える方に一考頂きたい1台です。

実車は東京都武蔵野市にあります。


以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 SOLD OUT
流線型のボディライン、Fフードの開き方、マフラーの形状など、どことなくEタイプをイメージしてしまいますが、こちらの軽快感のあるスタイルはまさにカフェレーサーとしての素質十分。  
フロアにもサビは見られません。 シフトの前にイグニッションとスタートスイッチがセットされています。
オリジナルのスイッチが残されています。  
  現地のナンバープレートはそのまま残しています。
レプリカながらも雰囲気のあるホイール。タイヤサイズは前後とも175/70-13 本国ではルマンクラシックに参戦していたのでしょうか、2箇所にそのステッカーがあります。
真新しいラジエターは容量をアップ。 足回りはメンテ済み
マニホールドとキャブがメカニカルな雰囲気を漂わせます。 スペアタイヤもこちらのホイールです。
 


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