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取材日2018年4月14日 |
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トヨタが造ったライトウェイトスポーツカー、MR-Sの程度良好車です。 1999年に2代目MR2のモデルチェンジ版として登場したMR-Sは、フェラーリを思わせるクーペボディ+2リッターターボユニット※という走り屋志向からガラリと趣向を変え、オープンボディに軽量コンパクトな1.8リッターNAエンジンを搭載し、話題を呼びました。 ※NAモデルもあり 従来型を好む顧客が離れた一面もありますが、その軽やかなキャラクターを好む新たなファンを獲得し、ミニバンやハイブリッドカーブームのさなか約8年間にわたって生産されました。 ほぼ同時期に登場したホンダS2000がゴリゴリのハイパフォーマンス志向なFR2シーターオープン、ほぼ同じ車格のマツダロードスターが往年のMGを思わせるコンベンショナルなFR2シーターオープンだとすると、MR-SはフィアットX1-9や初代MR2のような、FF実用車のエンジンや駆動系をそっくりそのままリアアクスルに移動させたようなレイアウトで、理想的な回頭性とリーズナブルなプライスを両立させることを狙ったミッドシップ2シーターオープンと言えます。 似たような成り立ちのミッドシップ2シーターオープンスポーツは他にも何車種かありますが、MR-Sの決定的なアドバンテージはトヨタ車ということ。 本格ミッドシップオープンスポーツカーを、完成度がひときわ高いトヨタクオリティで愉しめる稀有な存在がMR-Sだと言えますね。 ●● プロフィール ●● こちらのお車は、主にハーレーなどオートバイを楽しまれているオーナーさんが、2005年(H17)に走行距離300km程度のワンオーナー車を購入し、その後13年で1.6万kmほどしか走行せずに今に至るという程度良好車です。 オイル交換も含め常にディーラーメンテナンス、調子維持のため時折街乗りでドライビングを楽しむといった、至って大人しい使われ方をしていますので、スポーツカーながら荒れたところが全くありません。 現在不調箇所はなし、基本的に壊れたことがなく、幌の雨漏りもないとのことです(雨漏りをし出したら交換も兼ねて色変えをしようと目論んでいたらしいのですが、幸か不幸か?交換には至っていないとのことです)。 燃費はレギュラーで通常リッター12km位、車検も大抵10万円程度で済んでいるとのことですので、この辺りはさすがトヨタ車といったとことでしょうか。 ●● 外装 ●● フルノーマルが保たれ、とてもコンディション良いエクステリアです。 ボディに目立つキズや凹みはなく、ボディ四隅やミラー両端といった定番箇所も全く問題なく、目を皿のようにして見て若干の飛び石跡らしきものがあるのみです。 灯火類やエンブレム類にも欠品・欠損はなく、どれもキレイな状態です。 幌の状態も多少シミや汚れのある箇所はあるものの良好です。 オープンですが雨漏りもないのが安心感高いですね。 純正ホイールには目を凝らせば若干のガリキズや小キズ、塗装の浮きが見られますが、概ね程度良好と言って差し支えない状態です。 ●● 内装 ●● 同じくフルノーマルが保たれたインテリア、低走行車ならではの程度の良さです。 ノンオリジナルな部分はオーディオ(2DINのナビに変更)のみです。 灰皿はとてもキレイで、完全に禁煙車とのことです。 シートやステアリングのスレも極々軽微、純正フロアマットのスレもあまりありません もちろん、機能面での不調箇所はないとのことです。 ●● 機関・足回り ●● やはりフルノーマルの機関系・足回りです。 不調箇所はないとのことです。 バッテリーは2017年(H29)1月に交換されています。 タイヤはダンロップ LE MANS LM703、溝は十分残っていますが2008年07週ですので、要交換ですね。 ●● インプレッション ●● 実物を目の当たりにすると雑誌等の写真で見るのとはやや違った趣があり、虚飾がなく個々のディテールが立体的に作り込まれ、かつトヨタ車ならではの高品質感が際立っている印象です。 現役当時はポルシェボクスターとの共通性を指摘されたスタイリングですが、実際比較してみるとさにあらず、1.8リッター級のコンパクトミッドシップスポーツとして至ってプレーンでまっとうなスタイリングが清々しいですね。 真横から見るとボクスターと異なり前後のオーバーハングがほとんどなく、重量物を極力中央部に集中させたいという理想主義的設計が垣間見れますし、それがカッコいいですね。 ただそのせいもありトランクスペースは最小限で、シートの背後にある収納スペースとフロントフード下の収納スペースがあるのみ、どちらも手荷物程度の収納力に過ぎませんが、設計者の「走りに関係ない荷物は極力載せないで欲しい」という意思が感じられるようです。 エンジンは1ZZ・FE、カローラやビスタ等にも積まれた実用エンジンですが、フェイズ2のロータスエリーゼにも積まれたユニットです。 低中速トルク重視のロングストローク型で、VVT-i搭載により高回転域まで淀みなく吹け上がり、1.8リッター140ps/17.6kgmのスペックは1トンを切る車重に対して十二分です。 何よりこのエンジンは軽量に設計されていますので、ライトウエイトMRスポーツであるMR-Sにとっては相性バッチリ、ミッドシップのハンドリングを堪能するには打ってつけです。 その燃費やメンテナンス性も含めて、MR-Sに最適のエンジンですね。 ミッションは5速MTをベースにした電子制御式シーケンシャルMTで、AT限定免許でもOKなのがミソですが、Dレンジに相当する自動変速モードはありません。 そこも、あくまで運転自体を愉しんで欲しいという設計者の気概が感じられるポイントですね。 フェラーリを思わせるクロームメッキの球体ノブが印象的で、手前側がシフトアップ、押すとシフトダウンというのも、本来のMTやステアシフトマチックとの整合性のある自然なものです。 幌は手動でスクリーンは熱線入りのガラス製というのも、軽量化と実用性を考えたら極めて妥当、雨漏りの心配が少ないのもトヨタ車ならではです。 知れば知るほど日常的に愉しめるオープンスポーツとして理想的に作られているというのがわかる車と言えますね。 ●● まとめ ●● MR-Sの中でもフルノーマルの程度良好車で、しかも走行距離がごく少なく、使われ方も丁寧だったとわかる個体はかなり少なくなってきている状況です。 まさにそういった状態であるこちらのお車ならば、日常的に気軽に安心感高く、オープンエアモータリングやスポーツドライビングを堪能できるという、MR-S本来の味わいを末長く愉しむことができるのではないでしょうか。 オーナーさんは長年大切にしてこられましたが、使い方の変化などで車両入れ替えを検討中とのことで、売却を希望されています。 お車は、東京都杉並区にあります。 個人の為、消費税はかかりませんが、リサイクル料(9,970円)と月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。 |
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以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
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SOLD OUT | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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