MR2は1984年6月に日本初のミッドシップ2シーターのスポーツモデルとして登場します。MR2とは「Midship Runabout
2-seater」の略号です。
ウェッジシェイプボディにコンパクトなキャビンを被せたMR2、低く構えたノーズ先端にリトラクタブル式ヘッドライトを配置、リアスポイラー、デュアルエキゾーストなどスポティーな装備も充実。その傍らオートマチック車も用意され、都市でのパーソナルユースも念頭におかれ、必ずしも走り一辺倒ではなかったようです。
MR2は国内外とも高い評価を受けます。「1984年〜1985年日本カーオブザイヤー」、アメリカでは「1985年インポートカーオブザイヤー」を受賞します。
コクピットスタイルのインテリアもスポティーです。低いダッシュボードに四角いメーターバイザーを組み合わせ、その両側にスイングタイプのスイッチを配備しています。
エンジンは、ドライバーズシートの背後にカローラから譲り受けた1.5リットルの3A-LU型4気筒SOHCと1.6リットルの4A-GELU型DOHC16バルブを搭載します。
ミッションは5速MTと電子制御4速AT(1.5リットルモデルは2ウェイ4速AT)が用意されました。最初はムーンルーフでしたが途中でTバールーフが登場します。
1986年夏にマイナーチェンジを行ない、4A-GELU型DOHCにルーツ式スーパーチャージャーを搭載した高性能モデルを追加。過給機のアシストによって動力性能はネット145PS/19.0kgmとなります。1987年夏には4A-GELU型エンジンの改良が行われます。1989年に排気量をアップした2代目にバトンタッチされます。
今回ご紹介する車両はマイナーチェンジ後のGリミテッドです。ワンオーナー車です。
ワンオーナー車の利点は全てのメンテナンス履歴がわかること、またオーナーさんがどのように車と付き合ってきたことがわかることだと思います。この車両もオーナーさんの愛情が注ぎ込まれた一台です。
外観は大変きれいな状態となっています。屋根付き車庫で保管、今まで雨に濡らしたことはないそうです。たしかに水垢などは見当たりません。新車の輝きが残っています。ただし、補修歴があります(詳細はお問い合わせください)。
インテリアは極上です。樹脂部品でよくある変色などはありません。シートは新車当時よりシートカバーを被せてありますので状態は新品と言っても過言ではありません。運転は裸足、そのため室内に土、埃、塵など見当たりません。
エンジン、ミッション関係は基本的にノーマルですがエアクリーナーはHKS製純正クリーナー装着、プラグコードは永井電子のシリコンプラグコードに変更、フライホイールはクロモリの軽量ホイール(7.6kg)となっています。ディファレンシャルはクスコ(CUSCO)製のLSD(1.5WAY)に変更しています。エキゾーストマフラーはタナベリミットの2本出し(70Φ)が付いています。エンジンオイルは1000kmごとに交換。メンテナンスは徹底しています。
次に足回り関係です。TBSの車高調サスペンションキットが装着されています。また、ロールセンターの適正化を図るロールセンターアダプターが付いています。ストラットタワーバー、強化スタビライザーバー付きです。スタビライザーバーのリヤ側は調整式となっています。キャンバーも調整式となっています。
所有されて21年間、オーナーさんのいろいろな歴史を刻んだ車ですので大切にしていただける方を望んでいらっしゃいます。
車は岐阜県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。