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ランドローバー レンジローバー 2ドア 1974 年式
車検 27年5月 走行 13,500マイル 備考 中古並行車 スリーオーナー(国内ワンオーナー) 右ハンドル 4MT ETC Nox・PM非適合(現在1ナンバー登録のため)
長さ 4470mm 1780mm 高さ 1860mm 重量 1830kg 排気量 3520cc
取材日2014年5月25日

街中ではセダンを超える乗り心地を保ちながら、オフロードの走破性も兼ねる、それはレンジローバー誕生するに掲げたエンジニアのコンセプトだったそうです。それは連綿と続き、今や高級SUVとして、その存在感を示すに至ります。そのルーツとなるのは初期モデルの2ドアモデル、当初は高級車と言うポジションにはなかったそうで、コンセプトに則った高い能力が貴族階級の目に止まり、段々と高級化がなされていったと記述があります。

その初期モデルのレンジが、今回ご紹介致します74年式の2ドアです。驚くべきはその距離、保管されている記録を見ると確実な実走行であるのが分かります。また、オーナー歴は国外ではツーオーナー、次期オーナーが現オーナーさんですので、トータルで3代目です。
約10年前に知人に依頼し、イギリス人オーナーより購入し、その際の距離は約8000マイルだったそうです。現在でもオリジナル維持し、良好なコンディションを保ちます。

外装はツヤも十分な非常にキレイな状態です。Fフードは塗装しているようですが、他はオリジナル塗装と思われます。全体を見てもヤレとは無縁の状態を見せます。以前ルーフキャリアを載せていた際に付いた雨樋の塗装剥げのタッチ跡がありますが、以外は目立つキズやヘコミは見受けません。

下回りもキレイ、サビや腐りも目視できる範囲では確認できませんでした。クロカン走行もないので、ヒット痕も見られません。

シンプルな内装もオリジナルが維持されています。前2脚のシートはカバーをかけていますが、生地が硬くなって傷みがあるためのもので、なるべくオリジナルを崩したくないとの事から、あえて直していません。後シートは多少硬くなっているものの、見た目には傷んだ印象は受けません。天井はラゲッジスペース上に垂れがあります。カーペット類はキレイです。内張りも問題ありません。

機関も好調です。元々が状態がよかったせいもあり、これまで取り立ててトラブルはないそうです。よってメンテは車検整備等の基本的なものに収まっており、現在も不具合は感じておりません。

足回りは8900マイルでショックを交換しています。その他変更点はありません。

オリジナルのタイヤとルーフキャリアがありますので、お付け致します。

現在は1ナンバーで、Nox・PMは非適合です。よって都市部など対策地域では登録が出来ませんが、元々は3ナンバー登録でしたので、何も仕様を変える事なく3ナンバーに変更できるそうです。そうして都市部での登録もできる状態にする事も可能との事です。

事故・修復歴は現オーナーさんではありません。

ETCはこのままお付け致します。

現在も通勤等で使用しており、1ヶ月に1000km程の距離が伸びます。

リサイクル券は未預託です。
自動車税の月割りはご負担をお願い致します。

この前はクラシックレンジのバンプラに乗っていたオーナーさん、かねてよりランドローバーを乗り継いでこら、乗る度にその良さを実感してきました。良さをしればそのルーツを探りたくなるもの、いつからか初代レンジに乗ってみたくなったと言うのが経緯です。そこからクルマを探す事になるわけですが、オーナーさんの信条は、とにかくオリジナルでコンディションの良いものを選ぶ、レストアベースを買って仕上げる時間をかけるくらいなら、不安なく乗って楽しみたいと言うものです。であれば距離が少ないのは最善とばかり、国外に目を向けようやくお眼鏡にかなったのがこの2ドアでした。そこにはお城に住む貴族の初代オーナーの注文時のやり取りを記した書類、当時の整備書、ヘリテイジなどが備わり、実走行である根拠と歴史がしっかり備わっていたのも大きな魅力であった事でしょう。手にしてからは毎日乗っており、日常の足として今もって元気な走りを見せています。実際に助手席にてコンディションを確かめました。まず印象的だったのはエンジンの静粛性です。アイドリングでそれはすぐに感じられ、内外装とともにこちらもヤレを見せないと言ったところでしょう。走り始めてもそれは変わる事なく、エンジンはスムースな吹け上がり、好調さは存分に体感できました。静かな分、異音が出ればすぐに分かるのは、維持にしやすさにつながっているのかも知れません。ブロックタイヤのため、それによるロードノイズは仕方ないとして、乗り心地はさすが開発コンセプトに則った快適さを享受でき、モデルは変われど、それはここから連綿と続くものである事、また、車内からは開放感、見切りの良さはいつものレンジの光景、と言うよりはここからそれは始まったと言う、レンジファンであればその悠久な歴史を感じる事もひとつの楽しみではないでしょうか。ようやく見つけ距離からしてもまだまだこれからと言う時に、車庫事情が変わったため、乗り換えるをやむなくされました。約10年間、全く不安を感じる事なく楽しめたと言う初代レンジ、マルチパーパスビークルの先駆けの乗り味を体感するに申し分ないコンディションと映りました。

実車は群馬県沼田市にあります。


以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 SOLD OUT
画像クリックで拡大出来ます
横長のプレートはイギリスにあった時のものだそうです。
   
トランクの床の状態。サビは見られません。 整然と並ぶ工具の中にはクランク棒もあります。
夏場でも水温は上がらず、オーバーヒートはないそう。代わりに冬場はシェードを閉めて対応。  
タイヤはオーナーさんの好みでオフ用のブロックパターン。サイズは前後とも7.50R16
イギリスにあった際に貼られたステッカーはそのままに。  
レイランドの工場からデリバリーされたのを示すコーションプレート。 ラゲッジルームの収まるはスペアタイヤはオリジナル。

初代オーナーが注文した際の書類のよう。他にも当時の様子を示す書類があります。
  雑誌に取り上げられた時に撮ったもの。
   


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