カングーが誕生したのは1997年。コンパクトながら背高デザインとすることで優れた積載性を確保した多目的車として開発されました。
日本導入は2002年からで、扱いやすい5ナンバーサイズと愛嬌のあるデザイン、それでいながら積載能力が高く実用性が確保されている点が、日本人がイメージするお洒落なフランス車そのものであり、人気車種となりました。
今回ご紹介するのは初代カングー「カングー1」の後期モデルです。

【外装】
エンスーの杜に掲載されるお車の中では年式も新しいほうになりますし、塗装等、外装はとても綺麗です。ボディで目立つ欠点は後席スライドレール部分の塗装剥げくらいで、他には特筆するような傷はありません。とても綺麗な状態を保たれています。
最近の国産ミニバンとは違い、威圧感の無いほんわかしたスタイルは癒されますね。色がグリーンというのもミニバンではなかなか無い色でお洒落だと思います。
現行モデルは大きくなってしまいましたが、この初代モデルは５ナンバーサイズで狭い道でも乗りやすく、日本の道路事情にも合っていると思います。

【内装】
車内の程度については年式・走行距離なりといったところでしょうか。シートに経年の汚れが多少あり、助手席にはシミもありました。クリーニング等でもっと綺麗になると思いますが、記載しておきます。
また、運転席ドア内張りに浮きが見受けられました。夏場の熱によるものでしょうが、輸入車にはよくあるものだと思われます。
車内は虚飾を廃したシンプルなデザインですが、物入れなど収納場所多数で使い勝手良く、良く考えられて作られていることがうかがえます。
フランス車の伝統的な美点だと思いますが、シートが素晴らしいですね。ドイツ車のような硬くがっちりとした質実剛健さとはまた違う、腰がある上でのソフトさが車の性格にも合い、長距離でも快適に過ごせそうです。ここが国産車と一番違う部分ではないでしょうか。

【機関・整備履歴】
整備はルノーの診断機も所有している輸入車を得意とする整備工場に出されており、現状では特に不具合はないそうです。
整備記録簿はオイル交換等の軽作業も含めて16枚ありますが、全ては記載しきれないため、大きな整備、部品交換があった履歴を抜粋して記載します。

2013.1　44,670km　車検時
フロントディスクローター、ディスクパッド、リヤブレーキシリンダー、リヤハブロックナット、ブレーキフルード、ＡＴＦ交換。
2013.5　46,118km
ＡＴ　ＥＣＵグランド不良によりケーブル新設
2015.1　69,200km 車検時
タイミングベルト、ウォーターポンプ、ファンベルト等一式交換、プラグ交換
リヤライニング交換、リヤホイールシリンダー、ブレーキフルード、ＡＴＦ交換。
2016.7　90,744km
ＡＴ変速不良により、バルブボディＯＨ作業
2017.2　97,086km　車検時
リヤブレーキシリンダー、リヤハブロックナット、ブレーキフルード、バッテリー交換
2017.6　98,684km
ＡＣジェネレーター交換、エアコンメンテナンス、オルタネーター、エンジンベルト交換

タイヤはミシュランのエナジーセーバー（2015年製、7部山くらい）が装着されており、まだ交換の必要はありません。
その他、ＥＴＣ車載機、スマホ等からカーステレオに接続できる外部端子が付いています。

【取材担当者からの一言】
コンパクトで運転しやすいサイズですが室内は広々しており、荷物もたっぷり積めます。
外装はスライドレールを塗られれば後は補修等の必要も無く、内装もクリーニングでかなり綺麗になると思います。
お洒落でほんわかした雰囲気は国産ミニバンには無いもので、普段の足として乗るのもお洒落ですし、荷物の運搬やキャンプ等のアウトドアの道具としても良いのではないでしょうか。

高画質の写真をたくさん用意させていただきましたので、こちらからご覧下さい。
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実車は福岡県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル委託料金、自動車税（月割り）がある場合は別途頂戴いたします。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントと取材をもとに作成したもので、わかる欠点なども含めて記事を作成しておりますが、不具合箇所、整備履歴、修復歴などに関して取材時に完全に把握することはできませんし、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。エンスーの杜より無理に購入を勧めることはございませんので、最終的にはご自身でご確認の上、購入をお決め下さい。