ルノーの小型大衆車4CVの後を継ぐ形で誕生した4(キャトル)は、その優れた経済性と実用性、また個性的なスタイリングで、長きに渡り人気を博したモデルです。
国内登録は平成4年、エンジンは1100ccが搭載されています。
オーナーさんは平成18年12月に個人売買にて購入されます。 その後、通勤や普段の足として現在も活躍中です。
状態はオリジナルを保っています。 変更点はありません。
外装色はキャトルでは人気のブルーグレーです。 部分的に年式なりのヤレはありますが、大きなキズやヘコミ、また気になるサビも見られず、全体的にはキレイな状態です。
内装も同様に傷みは感じません。
シートも破れや汚れもなくキレイですので、乗り心地も快適です。
ダッシュやメーター周りも傷みは見られません。 ダッシュ下部にクーラーの操作パネルやオーディオは後期モデルに設定されている一体成型のもので、滑らかなイメージを作っています。
これによりクーラーの噴出し口は3箇所確保されています。
デジタルの時計は表示が暗いため、昼間は確認しづらい状況です。 ただ、こちらはキャトル特有の症状だそうです。
エンジンは好調です。
これまでの交換部品は、セルモーター・ポイント・プラグ等です。 その際タペット調整もしました。また今回の車検時に点検・整備、エンジンマウントとミッションマウントを換えています。
メンテはキャトルを多く扱っているショップにて行いました。
クーラーの効きも問題ありません。 この夏も全く問題なかったそうです。
購入時は冬場で効きが確認できなかったそうで、万全を期して、クーラーの修理をしました。
ガスの詰まりが見られたそうで、リキッドタンク・エキスパンションバルブを交換、その後バッチリ効くようになったそうです。
純正のクーラーですので、ユニットはエンジンルームにあります。 後付のようにユニットが足元を占めるような事はありませので、スッキリした印象です。
現在も使用しておりますので、距離は伸びます。
距離はおそらく実走と思われますが、根拠となる書類はありません。
リサイクル券と自動車税の月割りはご負担をお願いします。
取材当日はいくらか長い距離を運転させて頂きました。 やはり乗り心地に柔らかさを感じます。 独特な構造によるサスペンションとシートの感触とが相まって、この乗り心地が作られているのでしょう。 オーナーさんもこの柔らかな乗り味に惹かれたそうで、独特のシフトを操作しながらの走りは、実にフランス車的な乗り味と評されていました。 レトロな雰囲気のデザインも好みだそうで、シンプルな作りの中にあるこのクルマの味を、乗るほどに見出されたようです。
アイポイントが高く、運転がしやすいとの事で、また燃費が良いのもオーナーさんのように通勤に使用されるような使い方には高いポイントとなるはずです。
夏場に嬉しいクーラー付きです。 車検もたっぷりありますので、日常の足としてもすぐに活躍できる事でしょう。 コンディションの良いキャトルをお探しの方、一考の価値アリです。
【更新】
新たに車検を取得しました。
実車は埼玉県にあります。