鮮やかな赤のボディが目を惹くサンクターボ2です。
今さら説明の必要のないほどの特徴的なボディ形状を持つモデルですが、フランス車好きのオーナーさんがその特長を活かしキッチリ仕上げた印象のクルマです。
外観はFバンパーと車高、ミラー等が変更されています。
車高はおそらく限界まで低められていると思いますが、フェンダー内を叩いて加工してありますので、走行中でもフェンダー内でタイヤが擦る事はないそうです。 この手のクルマは多少厚みのあるタイヤの方が似合うとの事から扁平率55%をチョイスしていますが、それでも当たらないとの事でした。 キッチリと計算された作業がされていると言ったところでしょう。
塗装はドアと屋根がオリジナルです。 今や手に入りにくいドアのデカールも存在しています。
全体的にはガラスコーティングが施されていますのでツヤの状態も申し分ありません。 今後のメンテも楽でしょう。
ボディには大きなキズはヘコミも確認できませんでした。
サビ等で部分的に古い感じを受けるバランスの悪さを嫌い、フィン等も塗装しなおし、ボルト類も交換しています。 これらの細かな作業は手抜かりはなしの印象です。
内装も手が加えられていました。
室内は天井、ピラー、エンジンフード、床まで、ほぼ全体が張り替えられています。 未だ汚れも存在していませんので、この辺りは年式を感じる事なく快適に使えると思います。
変更点は4点式ロールバー、スパルコバケット2脚、モモタイプ07ステアリング、追加メーター等です。 ロールバーはフレームにキチンと留まっているタイプだそうですので剛性アップに効果もあると思われます。
エンジンもかなり手が入っているようです。
残念ながらエンジン本体は遮熱板で覆われているため撮影はなりませんでしたが、仕様を伺うと等長のタコ足を中心に、本体にも手が加ええられているようです。 パワーの向上も見られるようですが、ただ詳細は不明のため参考としてください。
正確なのは、エンジンを50000km時にオーバーホールを行っているとの事でした。
現在も好調を保っています。
パワーウィンドウも完動です。
エアコンは未装備です。 ヒーターはあります。
ホーンはフィアムのフェラーリ用に交換してあります。
全体的なイメージとしてはサンクターボ1風にアレンジされており、内外装とも細かなところまでキチンと考えられ仕上げられた印象を受けました。 パーツ類の配色もノーマルからアレンジされ良いアクセントとなっています。
取材当日は移動のため、このクルマの後方を走りましたが、速くて追いつくのが大変でした。
車高が低くめられているせいか、そのうしろ姿は、もともとボリュームのある横幅がさらにワイドに感じました。 コーナーではロールもほとんどしないようです。
数の少ないサンクターボ、オリジナルで乗るのも良いですが、しっかりモディファイが施されたサンクターボを是非味わってみたい方はいかがでしょうか。
実車は群馬県高崎市にあります。