928 S4はエアインテークを備えた丸みのあるフロントエプロンが印象的です。
傾斜したリアエンドではフラッシュサーフェスデザインのワイドなテールライト、後方に突き出たブラックのリアスポイラーが視線を引きつけます。
5.0リッターエンジンを搭載し、最高出力320PSを発揮しました。最大トルクは４３.５kgm/3000rpmです。
スタイルやスペックだけでなく技術的にも斬新で、リアにバイザッハ・アクスルと呼ばれる４WS機構を備えるなど当初から先進的な走りを追及したモデルです。
1.8mを超える車幅と1.6t を超える車重が信じられないほどに俊敏でその動力性能が本物であるとこがわかります。
軽快なピュアスポーツを追及した911とは明らかなドライビングフィールの違いはありますが、高速安定性は言うに及ばずタイトなワインディングロードでもその完璧な重量バランスが裏付けるように一流の操縦安定性が保証されていました。
ポルシェ928は1978年度欧州カーオブザイヤー(LINK)にも選ばれています。
高い価格設定や当時のスポーツモデルには似つかわしくない極めて豪華で快適なコックピットと大柄なボディーは、パーソナル高級サルーンです。

今回ご紹介する車は　走行距離２４０００キロ　屋内保管の極上品です。
エンジンは定期的にかけていますので　取材日も一発始動で安定したアイドリングでした。

外装
グリーンに塗られた珍しいボディは綺麗な艶を保っています。タイヤは新品　ホイールもガリ傷は有りません。
ウェザーストリップなども綺麗な状態です。
リアスポイラーも日焼けの跡はない状態です。
下回りも抜群に綺麗でオイルの匂いがしないほどです。
ボディのフィニッシュも綺麗な状態で　ジャッキアップポイントやアンダーカウルなどに　凹みも有りません。
タイヤハウス内も　泥なども付いていません。
最初に購入された方は　１０年ほどしまい込んでいたとの事です。

内装
オフホワイトのレザーは使用感があまりありません。リアは恐らく誰も乗っていないようです。
ダッシュボードなども日焼けなどはしていない状態です。
天井は新車のようです。
ステアリングやシフトノブも擦れた跡は有りませんでした。
このクラスの車ですと　扱い方が丁寧なのは分かりますが　年式考えると凄く綺麗な状態で残っていると思います。

機関
タイベルなど消耗品は交換しています。
エンジンはすこぶる安定しています。
保管状態　日々の手入れが行き届いている車と思いました。
私有地内をたまに動かしているそうです。

 

整備記録
2017/12
ウォーターポンプ及びガスケット交換
タイミングベルト　テンショナー　及びドライブベルト交換
カムカバー　及びオイルパンガスケット交換
オイルサンプガスケット交換
フロントアライメント点検調整
リアリッド電動モーター交換
リアリッドロック交換
エレクトリックモーター交換

車両は山梨県に有ります。車検は切れていますがすぐ取得可能です。