ポルシェの名を冠した初のスポーツモデル356、デビューモデルの356Aから356Bへの変革は59年、Aからのイメージは同じくしながらもボディラインは異なり、よりバリエーションを増したモデルです。

今回ご紹介致します356Bは60年式と聞いています。以前はアメリカにあったクルマで、国内登録は平成13年、現オーナーさんで国内ツーオーナー目との事です。

内外装ともアメリカにある時に手が入れられたそうで、仕上げられた状態で輸入されたようで、以降もそのコンディションは維持されてきています。では、それらを見てみましょう。

外装はご覧の通り鮮やかな赤です。状態は国内に来てからもしっかり維持されているようで、現在も傷みは見受けません。塗装の退色も認めず、キズらしいキズも見当たりませんでした。メッキパーツもサビはなし、モール類もしっかりしていました。

保管は完全屋内です。

内装も手が入れられていると聞いています。シートは運転席に裂けた状態のキズを認めました。助手席、後部座席は問題ありません。ハンドルはオリジナルからナルディに変更されています。オリジナルはありません。カーペット、天井は汚れがありますが、傷んだ状態みはありません。内張も破れはなしです。

機関も好調です。これまでトラブルらしいトラブルもなく、特別修理は要していない模様です。メンテは基本的なものに収まっているようで、現在も不具合は認識しておりません。ミッションも同様に問題なく、スムースだそうです。エンジンはノーマルスペック、マフラーのみ変更しているそうです。

電装は6Vから12Vにしています。6Vのパーツは一式あります。

手動のサンルーフを備えます。こちらは開閉動作に問題ありません。

デッキはノンオリジナルです。別にグローブボックス内にも備えてあります。

修復、事故歴は現オーナーさんではないそうです。アメリカにある時期も含め、以前の状態は不明です。

ETCはこのままお付け致します。

距離は根拠となりうるものがありませんので、参考値として下さい。

自動車税の未経過分とリサイクル券は清算お願いします。

前オーナーは知り合いだそうです。見たところそのコンディションの良さに魅力を覚え、また乗っても調子がよかった事から譲り受けたそうです。走りの感覚をうかがうと、クラシカルとは言え非常に乗りやすく、356の雰囲気とともに快適に楽しんできた様子でした。今回車庫事情により売却の方向となりました。ポルシェのルーツとも言える356をBで味わいたい方はいかがでしょうか。

実車は埼玉県ふじみ野市にあります。