■ ポルシェ ９１１Tに関して・・・、

皆さんは「ナロー ポルシェ」という言葉を聞いた事がありますよね。

ポルシェ好きの方ならもちろんごよく存知ですよね。
1963年に登場したナロー ポルシェは長い年月が経った現在でも、多くのファンの方が存在します。


ナロー ポルシェは1963年に、ポルシェ 356の後継車として登場しました。

「Narrow」の名の通り、コンパクトで軽量なモデルとして、世間に知れ渡りました。

正式なコードは「901」ですが、プジョーと商標登録の問題で論争になり「911」とコードを改めた経緯があります。

後にマイナーチェンジが繰り返されて、930型「911」964型「911」993型「911」とタイプ名が変わっていきます。

空冷、ナローボディ、このキーワードに心揺れるポルシェファンも多い事でしょう。

ポルシェ911のナローモデルは1963年〜1973年まで生産されました。

ヘッドライトの下にウインカーがあるのがナローの特徴です。

ナローとは狭い・細いという意味です。

ボディ幅が狭いことから、日本では「ナロー・ポルシェ」と呼ばれています。アメリカでは「アーリー（初期）・ポルシェ」だそうです。


★未だに人気のある、ナローポルシェ 911Tの掲載です。★

現在のオーナーさんも、ナローポルシェに憧れて手に入れられました。

主なレストアや整備は２００６年より実施されてます。

２００６年１０月より

・ケミカルによる、燃料タンクのサビ落とし。
・タンク内のコーティング。

・キャブ調整の実施。
・電気系統のケーブル引き直し。
・ライトスイッチ、ウィンカースイッチの交換。

・ブレーキのオーバーホール。
などです。

２００７年５月より、

中部エリアのポルシェ専門ショップにて

・ミッションのオーバーホール実施。
・クラッチの交換。
・キャブレターの調整。
・エンジンの調整。
　などです。

２００７年７月よりは、

・サビの出ている、パネル交換。

・前後の窓を全て外して、天井の内貼りの張り替え実施。
・ウェザーストリップやゴム類の交換。

・元色と同じカラーにて、オールペイントの実施。
・各要所にサビ止めの実施。
　などです。

その後も整備や点検もされています、全くどこも不具合はなく順調に距離を重ねていますとの事です。


■外観・ その他■

正式名称は、アイリッシュグリーと呼ばれる緑色です。

非常に綺麗に美しく保たれています。

キズや凹みは確認できませんでした。
ボンネットに小さな飛び石のキズがありましたが言われないと分からない程度です。

メッキパーツやアルミパーツも良い状態を保っています。

ホイールは当時、オプションだった、めずらしい１４インチのホイールが付いています。

一部、車検証から抜粋します。

・初度登録年月日：昭和４５年６月

・車名　ポルシェ

・車体番号：９１１０１２２×××

・型式：９１１０２２

です。

またオーナーさんは、ポルシェジャパンに確認をされて、正規ディーラー車だと言われました。


■内装・その他■

インテリアも綺麗なコンディションを保っています。

ドライバーズシートの腰のサポート部分には少しキズがありました。

ダッシュ周りもキズなどなく綺麗な状態です。

当時の純正ラジオ、ナショナル製（AM、FM）も付いてます。
もちろん稼動します。

不具合としては、ラジオの電動アンテナが作動しません。

オーナーさん曰く・・・
ほぼオリジナルのポルシェ ９１１Tです。
約２年がかりでレストアをしてきました。

エンジンや各機関は良好です。
しばらくは、さほど手のかかることはなく乗っていただけるかと思います。
との事です。

◆撮影時に同乗をさせていただきました、私はナローに乗せていただくのは初めてでした。

まず感じたのが、その鋭いレスポンスです。　
アクセルを踏み込むと瞬時に反応する感覚。
シフトアップの際にクラッチを切った瞬間の回転の落ちの早さ。
息継ぎする事もなく空冷サウンドを伴いスムースに加速していく様子は、現代のものとはまた違ったナローならでは走りとして、非常に楽しいと感じるものでした。


【更新情報　2016年９月】
オーナーさん値下げをされました。
エンジン他、各機関は良好との事です。


この、ポルシェ ９１１Tは京都府にあります。

現車確認、見学については、オーナーさんも多忙な為、購入を前提とした上でご連絡をお願い致します。


個人の為、消費税などはかかりませんが、自動車税の月割り金額と、リサイクル料はご負担をお願いします。