【プジョー206RCについて】
プジョー206RCは、WRCのイメージを踏襲したスポーティモデルです。
主なチューンアップ箇所は、エンジン、サスペンション、ブレーキです。
エンジンは、他のプジョーに搭載される2000ccをベースにしながら、パワーで+20psの177ps、トルクで+0.8kg-mの20.6kg-m(S16と比較)と性能を向上させています。
シリンダーヘッドは、RC専用であるほか、VVT(可変バルブタイミングシステム)が採用されています。組み合わせられる5速ミッションは、1速が3.455から2.923にギヤ比が変更され、7000rpmで66km/hまで引っ張ることができます。
足回りもダイアゴナルタイビームで強化され、専用17インチアルミを始め、ASR(アンチスキッド機構)、ESP(電子制御スタビリティプログラム)等、サスペンション及びブレーキシステムもRC独自の設計が与えられています。
安全装備として助手席キャンセル機能付きデュアル&サイドエアバッグ、ABS、プリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルトを標準で装着し、盗難防止にイモビライザーを装備していました。
【ご紹介する車両について】
現オーナーさんは約3年前にショップで購入されます。購入の目的は、ジムカーナーやサーキットなどを出走することでした。
購入後、以下の整備とチューニングを実施します。
・タイミングベルトの交換
・電気系強化
・CLOS製トーションバー装着
・レカロシートSP-GV装着
・XYZ製車高調装着
・プジョーLSD PGsport type RS装着
・ピロアッパーマウント装着
・プロジェクトミューブレーキパッド交換
上記以外にオーナーさんの運転スタイルに合わせるために以下の加工を行っています。
・ステアリングホイールボスを変更
・シフトレバーの加工
・クラッチペダルの高さ加工
購入してからは休日を利用してサーキットで楽しんで来られたそうですが、そろそろ次の車に乗り換えようと思い、エンスーの杜への掲載となりました。
少し不具合を抱えていますので後記にある留意点をご一読願います。
【ボディ】
ボディカラーは鮮やかなアデン・レッドですが、経年劣化によりボンネット、ルーフ、ドアハンドルのクリアに剥がれが見られます。飛び石によるキズも多少ありました。
【インテリア】
スポーツ走行するために運転席をレカロ製バケットシートに交換しています。
また、オーナーさんの運転スタイルに合わせるため、ステアリングホイールのボスを延長、クラッチペダルの高さを変更、シフトレバーの位置を変更しています。
シフトレバー以外はオリジナルの状態に戻せます。シフトレバーは、オリジナルのものを加工しましたので元に戻すためにはシフトレバーを交換する必要があります。
ステアリングホイールは、イタルボランティを装着しています。オリジナルのホイールはありません。
運転席シートもオリジナルがありますので付けて頂けます。
オーディオは社外のCDデッキを装備しています。
【機関】
オリジナルのエンジン、トランスミッションです。ただし、スポーツ走行をするためにディファレンシャルをプジョーLSD PGsport type RSに換装しています。
■エンジンの仕様
エンジン種類:水冷直列4気筒DOHC
総排気量:1997cc
最高出力:177ps(130kW)/7000rpm
最大トルク:20.6kg・m(202N・m)/4750rpm
トランスミッションはマニュアルの5速です。
【足回り】
XYZ製車高調整式サスペンションキットに換装しています。
ストラットタワーバー、CLOS製トーションバー、ピロアッパーマウントを装着しています。
前後のブレーキパッドは、プロジェクトミューのブレーキパッドに交換しています。
ホイールは15インチのスポーツテクニック、タイヤサイズは205/50ZR15です。
【留意点】
半年前からクラッチを繋ぎ時に「ドン」と音がします。ギヤが入らない訳ではなく、ギヤ鳴りもしません。また加速にも異常がないので、オーナーさんは、そのまま乗っていらっしゃいます。
ただし、音がするということはどこかに不具合があると思いますのでその分、車両価格の設定を低くしています。
車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。