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取材日2018年2月3日 |
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日本では希少なロンドンタクシー、LTI(ロンドンタクシーインターナショナル)TX1です。 遡れば辻馬車の時代からなるイギリスのタクシーですが、ロンドンタクシーと聞いて多くの人が思い浮かべるのは、1958年にBMCが開発したオースチンFX4ではないでしょうか。 デビュー以来FX4はマイナーチェンジと企業体制の変化を繰り返しながら40年近くの長きにわたって生産されたのち、1997年に新世代のロンドンタクシーたるTX1にフルモデルチェンジされました。 TX1はFX4で構築された強力な個性を継承し、機能性やスタイリングイメージを最大限保ちつつ2000年代に至る現代性を備えたモデルとなっており、フォード・デュラトルクエンジンに変更されたTX2にマイナーチェンジされる2002年まで販売されました。 ●● プロフィール ●● こちらのお車は、旧い英国車やドイツ車など数多くのエンスー車を所有されているオーナーさんが、経営されている歯科クリニックの送迎用として2009年(H21)1月に購入されました。 以来、送迎車として好評をもって活躍していましたが、内外装を中心として傷みが増えたため新車のロンドンタクシーと代替され、こちらのお車は現役引退となり現在に至ります。 現在、シャッター付きガレージにて保管されています。 購入時の走行距離は99577kmですので、購入後に約50000km強の距離を刻んだことになります。 車検は2017年(H29)4月に切れています。 また、このお車はNOx・PM不適合ですので、使用の本拠をNOx・PM対策地域外に置く必要があります。 このお車はもともと静岡県の分院にて使用されていたものを、車両入れ替えを機に埼玉県まで移送したものになります。 ●● 外装 ●● 購入時点でオールペンされておりますので、基本的な塗装状態は良好です。 ドア下回りなども含めサビは見受けられません。 パッと見で目立つような大きな瑕疵もあまりありませんが、経年なりの小キズやヘコミ、塗装の傷みは全般的に散見されます。 目立つものとしては、 ・フロントの飛び石跡 ・ボンネット先端部の白塗料付着 ・フロントバンパー左側の割れ ・フロントバンパー左側ウインカーレンズのスリキズ ・前後バンパーやサイド面のメッキモールは全般的にヤレあり ・運転席側ドアミラーのスリキズ ・運転席側ドアにあるデント ・給油キャップの劣化 ・左側リアドアの接触跡、塗装の荒れ 等があります。 純正ホイールキャップも付属しますが、傷みが見受けられるため外されています。 灯火類は全般的に良好です。 ●● 内装 ●● 後席中央部の天井が大きく垂れて破れがあります。 ここに関しては完全に要修理となりますね。 前席の天井は垂れこそありませんが、そこそこ汚れがある状態です。 後席後部の天井は良好です。 そこを除けば送迎車として大人しく使われていたためか、17年15万キロという歴史を感じさせないくらい良好です。 運転席や後席のヘタリもほぼ感じられずコシは十分あり、すべての跳ね上げシートの状態も良好です。 ただ、運転席ドアはドアロックがNGですので要修理です。 各種メーター類や電装品に不具合はありません。 オーディオも、カセットは試していませんがラジオはOKでした。 パワーウインドウはややお疲れ気味な箇所もありますが全て作動します。 写真に写っているナビやモニター類とそれに付随する配線類は外されるとのことです。 エアコンは効きますが元から非力なようで、夏場は冷えにくいとのことです。 車椅子用ステップは、写真にはありませんが付属します。 ステアリングはモモ製ウッドステアリングに変更されています。 後席のフロアにはオーナーさんがワンオフでオーダーしたKARO製フロアマットが敷かれています。 ●● 機関・足回り ●● 基本的にフルノーマル状態です。 現在のところ不調箇所はありません。 下回りも良好ですが、マフラーにはややサビが見受けられますので、 近い将来の交換を念頭に置いても良いかもしれません。 タイヤは2015年43週のダンロップ・ウインターマックスSJ8が装着されています。 バッテリーは新品です。 ●● インプレッション ●● よく見ると往年のFX4とはだいぶ異なるスタイリングですが、車に詳しくない人でもひと目見てああロンドンタクシーだとわかる造形が一貫性があるというか、見事ですね。 全体のシルエット、顔つきやお尻の表情など尖ったところがまるでなく、街中をたくさん走っていても全く嫌味がないどころか、むしろ街の風景を作るかのようなデザイン性が秀逸です。 運転席に乗り込むと見晴らしの良い視界に掛け心地の良いシート、ビジネスライクなインパネに嵌ったウッドパネルなど、機能的かつ車好きを満足させる要素も高いですね。 オーナーさん曰く、外観から想像するよりずっとキビキビしており、ミニのようで楽しいとのこと。 また、異常なくらい小回りが利くとのことなので調べてみたところ、何とターニングサークル(縁石):7.62m、ターニングサークル(壁):8.53mとのことですので、最小回転半径にしたら3.8〜4.3mという、このガタイにして驚愕の小回り性能です。 このように、前方の見切りは良く小回りも利きますが、後方を振り返るとアクリル製の前後席仕切り窓があるため、反射で視認性が悪いのが玉にキズと言いますか、バックをする際は荷台がコンテナ仕様のトラックを運転する時のような配慮が必要かもしれません。 助手席は乗客の手荷物が置けるように、跳ね上げ式になっているのが変わっていますね。 後席ドアを開けると広大なスペースが広がります。 目一杯後ろにセットバックされたリアシートは足を組んでも有り余るほどの余裕があり、山高帽を被ったまま乗ることを想定した天井の高さも相まって、思わず笑みがこぼれてしまうような開放的なリラックス空間になっています。 エンジンはこれまた長年製造された日産ディーゼル製ディーゼルエンジン・TD27ですので信頼性が高く、また部品供給面でも心配が少ないでしょう。 付属品としては、 スペアキーはありません。 ●● まとめ ●● 内外装に傷みは散見されるものの、機関はまだまだ元気なのと愛着もあるため、気に入って乗ってくれる人がいたらお譲りしたいとのことです。 ツリ目で威圧的な現代車の対極を行く上品さと可愛さを兼ね備えたスタイリングにキビキビした走り、独創的な空間構成、伝統的なメカニズムetc.と美点の多いこのお車、傷んでいるところに多少手を入れる必要はありますが、お店のアイキャッチや送迎用としてはピッタリですし、自家用としても面白い車と言えますね。 もちろんカスタムベースとしても打ってつけではないでしょうか。 お車は、埼玉県朝霞市にあります。 個人の為、消費税はかかりませんが、月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。 |
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以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
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SOLD OUT | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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