希少車、マンタです。
エンスーさんなら「マンタ」と言えば、形は思い浮かぶと思いますが、実際に、見た事がある人は少ないと思います。
かくいう私も、車は知っていましたが、実物を見るのは初めてです。
調べてみると、「バニシング・イン60」(米)という映画で、マンタミラージュという兄弟車が出ています。有名な映画出演はその程度ですが、なぜかエンスーさんには、有名な車ですよね。
これが、六本木の交差点を走れるのですから、日本はいい国です。(^^
オーナーさんがこのマンタレーシングを購入したのは、平成14年。
購入時には、内装、外装、機関すべてにおいて不満があり、そこから多額の費用と、時間をかけて完調に仕上げました。今までに、車両費用込で約1800万円かかっています。
外装はブルーメタリックです。元色はブラックだったそうです。
ペイント自体は8年ほど前だそうですが、今でも光沢があり、状態に問題はありません。
ボディ素材はFRPだそうですが、FRP特有のクラックも出ていません。
あまり、使用していないこともあると思いますが・・・
フロントのスポイラー部分や、サイドスポイラーなどは加工してあります。
オリジナルはもう少し、スポイラーがスリムです。
とはいえ、オリジナルを目にする機会が無いので、ちょっと差はわかりにくいと思います。
ヘッドライトはレイブリックの近代的な明るい物に変更。
カーボンのリアウイング、エンジンを冷却するためのシュノーケルも異彩を放っています。
内装も、シート、内装を革を使用し張り替え。メーター類を機能的に配置、エアコン取り付け、カーナビ、オーディオの取り付けを行っています。
内部は開閉するウインドウが無いため、快適に運転するためにエアコンが必要です。
エアコンの取り付けに関しては、かなり苦労されたらしく、オーナーさん自身が部品をアメリカまで取りに行くなどして、総額で約200万円かけたエアコンです。
当日も、夏日を記録する六本木でしたが、エアコンは寒いくらいによく効きました。
エンジンはフォードのV8に換装しています。
元のエンジンの詳細は不明ですが、「元々キットカーなので、どんなエンジンでも載せられるよね!」と、オーナーさん。
現在のエンジンは5800ccで、450馬力あるそうです。
ちなみに、エンジンの換装に関しては、車検証に「改造」の記載がありますので、このエンジンで、車検を受けられます。
夏場でも、暖気運転が必要ですが、現在、エンジンや機関に問題はありませんので、このまますぐに乗り出せます。
この2年で、オーナーさんが部品を取り寄せ、無い部品は作成するなどして、この状態にまで完成させました。
オーナーさん曰く、日本で(世界でも)これだけコンディションのいいマンタは無いんじゃないか?とのことです。
ナンバーが付いて実動するマンタは、オーナーさんの知る所でも国内にほぼ残っていないという事です。しかも生産が終了してしまったマンタですので、今後手に入れることは困難になるでしょう。
助手席にて同乗させて頂きましたが、とにかく目立ち度はハンパじゃありません。
通行人も、9割くらいの確率で、振り返ります。
私も、普段スーパーセブンに乗っていますが、目立ち度はマンタの圧勝です。
アメリカンV8のエンジンですが、レスポンスがよく軽快な印象です。
ボディ重量が軽いからでしょうか?
重ステ、重クラッチで運転にはかなり体力が必要です(笑
車は港区六本木にあります。
個人の為、消費税はかかりませんが、リサイクル料(11640円)と、月割の自動車税のご負担をお願いたします。