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取材日2017年9月 |
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1967年に「フェアレディ1600」に追加されるかたちで発売された「フェアレディ2000」(SR311型)です。 レースで幾多の勝利を手にし、さらに気品溢れるデザインを持つフェアレディは当時最高のスポーツカーで、若者にとって憧れの存在でした。 今回ご紹介するのは、ボディ剛性等も含めて、完成度が高まったとされる1968年式の後期モデルとなります。
【外装】 画像を見ていただくとおわかりになると思いますが、純白のボディは凹みや目立つ傷などもなく、とても綺麗な状態です。塗装はオリジナルではなく、オーナー様が平成2年に購入された時には再塗装されていたとのことです(新車当初も白色のようです)。 オーナー様が購入後はずっとガレージに保管されていて、雨の日には乗られていなかったということもあり、メッキ類もとても綺麗で点錆びなどもほとんどありません。 オプションのハードトップを付けられていますが、幌のほうも程度が良く、リアスクリーンもまだ透明度はあり綺麗です。
しかし、半世紀も前のお車ですから、アラ探しをすれば多少の欠点も見受けられました。 ・左右サイドにあるFAIRLADYのエンブレムがありません。 ・右フロントフェンダー(タイヤ前方)、左ドア下部の塗装にスジ状のヒビあり。 ・目立ちませんが、ドア下部に小雨の粒程度の粒状の塗装の浮きあり。 ・左リアフェンダー(タイヤの前側)に1cm程の補修跡あり。 ・ハードトップのアクリル製リアウィンドゥ左側に12cm程度のヒビあり。 ただし、全体的に見て程度は良いと思います。
【内装】 内装はオリジナルの状態ですので、年式なりの痛みやヤレが所々に見受けられました。 ・運転席シートの左背中部分に裂け、右腰部分に破れ。 ・助手席シート座面に4cm程度の裂けが2箇所。 ・ダッシュボードに亀裂あり。 細かい部分の程度もお伝えしようと思いますので、どうしても欠点を列挙するような書き方になってしまいますが、年式を考えれば程度は良いほうだと思います。 外装、内装の欠点部分に関しては全て撮影しておりますので、画像でご確認下さい。
【機関】
試乗させていただきましたが、後に出たZや箱スカのL型6気筒と比べると、4気筒ゆえのパンチとスパルタンさが感じられ、6気筒のような鼻先の重さがないため、ハンドリングも含めて、よりスポーツカーらしさを感じました。 キャブレターは純正のソレックスからウェーバーに交換されており、神経質さが無くなってメンテナンスしなくても乗りやすくなったとのことです。純正のキャブレターも所有されていますのでお付けいたします。
使用状況ですが、普段の足としては使用されておらず、晴れた日に趣味で乗るのみとのことです。保管は雨風凌げるガレージに入れられています。 タイヤはFALKENのSINCERA185/70R14で、山は7〜8分といったところでしょうか。
わかっている不具合箇所は以下のとおりです。 ・空調は、ヒーターはOKだが、何故か普通の送風が出ないとのこと。 ・購入時点からハザードスイッチの位置にルームランプのスイッチが付け替えられていて、ハザードが点かない。 ・車体の水温計が故障。別途、社外品の水温計を付けられています。 ・ウインカーレバーが自動で戻らないため手で戻されているとのこと。 ・純正ラジオが故障。社外品のカセットステレオを付けられています。
【後付けパーツ】 ハードトップをお付けいたします。ちなみにハードトップだけでもかなりの金額で取引されているようです。 その他、後付けは水温計とカセットステレオくらいです。
【整備履歴】 オーナー様は平成2年にSR311等を扱う四国の旧車専門店より購入され、車検や整備もそちらに依頼されていましたが、旧車専門店のオーナーが代わった頃から、地理的に遠いということもあり、地元の整備工場でメンテナンスを依頼されています。 記録簿やメンテナンス時のメモ書きなどもずっとファイルされており、履歴はきちんと残っています。
基本的には、予防整備として悪くなる前にパーツを交換されていたため、特に大きなトラブルも無く維持されてこられました。 整備も細かくされていますが、一番大きなところは前述したエンジンのオーバーホールです。
半世紀前のお車ですから、今後、何もトラブルが無いとは言えませんが、整備はきちんとされてきたお車ですので、SR311を選択される上では安心してお勧めできるお車だと思います。
【取材担当者からの一言】 1tを切るコンパクトな車体に当時最高のスパルタンなエンジン。 見た目はベッタリとしたスタイルではありませんが、フレームのある車体のためフロアが高く、ドライビングポジションは足を前に投げ出すかたちになります。 「フェアレディ」の名前のとおりエレガンスなスタイルながら、そのフィーリングはスポーツカーそのものです。オープンになるのも魅力的ですね。 日本の自動車史を語る上でも欠かすことのできない貴重な文化遺産。長く大切に維持していただける方に所有していただきたい一台です。
高画質の写真をたくさん用意させていただきましたので、こちらからご覧下さい。 (画像の右下にある「大きいサイズで見る」をクリックすると画像が拡大されます)
実車は大分県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。 リサイクル委託料金、自動車税(月割り)がある場合は別途頂戴いたします。 以上の記事内容は、オーナーさんのコメントと取材をもとに作成したもので、わかる欠点なども含めて記事を作成しておりますが、不具合箇所、整備履歴、修復歴などに関して取材時に完全に把握することはできませんし、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。エンスーの杜より無理に購入を勧めることはございませんので、最終的にはご自身でご確認の上、購入をお決め下さい。 |
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SOLD OUT | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
画像クリックで拡大出来ます | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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