フェアレディZは、1969年に北米日産社長・片山豊氏の情熱により誕生した車です。
前身の2人乗りオープンタイプのフェアレディ2000とはまったく異なり、ロングノーズ、ショートデッキ、クローズドボディに形を変え、GTカーへと変身を遂げます。
フェアレディZは、北米を中心に販売され、空前的な大ヒットとなります。
その北米での名前がダットサン240Z、後に北米での人気が日本へも波及し、日本国内でフェアレディ240Zが登場したことは周知の事実です。
さて今回ご紹介する車両は、ダットサン240Zの初期モデル、日本国内でL28型エンジン、5速マニュアルミッションに換装、クーラーが追加装備されています。
オーナーさんが購入に至った理由は、若い頃に憧れていた車、よくある話ですね。
【ボディ】
現在ボディカラーはレッドですが元色はオレンジ、トランクルームにて元色を確認できます。塗装はアメリカで行われています。
アメリカでの塗装のせいか、塗料の垂れや下地処理の甘さによるクラックが見られます。
また、ボンネット、フロントフェンダーに色落ちが見られます。
しかし修復が必要なほどの錆や鎖は確認できませんでした。
フロントバンパーには、アメリカ仕様のプロテクターバーがありましたが、現オーナーさんが外しています。
ウインドシールドガラスと左右のドアのウェザストリップを交換しています。
運転席ドアのドア落ちの症状があります。ドアを少し持ち上げれば開閉はできますが調整した方がいいと思います。
現在のホイールは、イタリア製のクロモドラですが純正のスチールホイールとキャップも保管しています。
【内装】
年式相応にヤレ感のある内装です。ダッシュボードの割れやシートの傷みは仕方のないところでしょう。
新車のように仕上げるのも良いですが、70年代の雰囲気を感じながら乗られるのも一考かと思います。
スピードメーターは、キロメートル表示に変更されていますが、水温計は華氏表示です。
【機関】
車検証の車両データの欄にもありますが、エンジンは2800ccとなっています。
トランスミッションは、4速マニュアルを5速マニュアルに換装しています。
ツインキャブ仕様ですが、アイドリングも安定しており、異音もありません。
機関は、いい状態ですね。
【メンテナンス】
以下は前オーナーさんが各種ベルト類・ウォーターポンプ・ブレーキ周りを交換しています。また、ヒューズが飛んだ為に漏電対策のハーネスを入れたそうです。
後付け部品は、HIDヘッドライトとクーラーとのことでした。
ストック部品として新品のリヤウインドガラスとリヤクォータガラスのウェザストリップをお持ちです。
車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
車検が切れていますが自動車税の月割、サイクル費用は別途清算させて頂きます。