エンスーの杜    トップページに戻る   車両一覧に戻る


日産 スカイライン GT-ES ターボ(HR30) 1981 年式
車検 27年11月 走行 31,000km 備考 複数オーナー 5MT エアコン パワステ
長さ 4590mm 1660mm 高さ 1360mm 重量 1170kg 排気量 1990cc
取材日2014年9月10日

数えて6代目に当たるR30型スカイラインです。
例に習って、歴代の各モデルに愛称が与えられていますが、R30型はアメリカの俳優「ポール・ニューマン」を起用したところから、ニューマンスカイラインと呼ばれ、後期型のRSにはそのフロントマスクの形状から鉄仮面とも呼ばれたモデルです。

このモデルには後に直4のDOHC搭載したRSが現れ、さらに日本初の4バルブ+ターボの組み合わせでも話題となったRSターボも加わり、待望のレースシーンでの復活を果たした、史上最強のスカイラインと高らかに謳ったモデルでもあります。

81年式のこちらはデビュー当初の前期型です。型式はHR30、エンジンにはスカイラインの本道と言える直6のL型ターボを搭載したGT-ESで、RS以前のスポーツグレードです。平成24年7月に約29000kmの距離で購入、以降は良好なオリジナルコンディションの維持に努めてきました。

そのHR30のまずは外装から見てみましょう。外観は当時のイメージカラーであったであろう赤です。但し、フロントグリルは横三本、ボディ下は黒で塗装され、エンブレムも変えられている、見た目にはRS仕様になっています。 ボディは非常にしっかりとした印象を受けます。目立つキズやサビはなく、塗装の退色も見られません。特筆すべきは各ステンレスモールに曲がりやヘコミがない事、また、ジャッキポイントに潰れがない事からも、それらはこれまでの保管状態の良さがうかがえるポイントでもありましょう。
現在の保管も完全屋内です。

内装は外装に合わせた赤を基調としたもの、そのコンビはオーナーさんの好みでもあります。状態は外装同様に傷みの少ないコンディションです。特にシートは生地の特性からか非常に傷みやすいようで、破れてしまっているものも多いそうですが、こちらは全く問題ない状態でした。また、樹脂パーツも割れはもちろん、キズも最小と見えますし、さぞや大事に扱われてきたであろう事が見て取れます。天井も垂れはなし、内張りも剥がれや浮きは認めませんでした。

エンジンも好調、チューニングはされていないオリジナルスペックです。これまでも大きなトラブルはありません。一度エンジンの吹けが悪くなった時がありましたが、即ディーラーにてコンピューター診断し、その際にデスビを新品交換して対処しました。その他、オイルポンプを新品交換、燃料タンクは洗浄作業を行っています。

ミッションもスムースで、エンジン共々不具合は感じておりません。
ただ、記録簿は残念ながらありませんので、過去の整備内容は未確認です。

足回りではスプリングを変えているのが唯一の変更点、それにより車高を3〜4cm下げています。
また、こちらも機能していない車両も多いと聞く純正装備のフットセレクターも正常に機能するようにしました。ブッシュ類も傷んでいるものは交換しているそうです。ホイールはSSRの15インチ、純正はありません。

エアコンは問題なく効くそうです。

パワステは装備されていますが、パワーウインドウはありません。

距離は記録簿がないので根拠となるものがありませんが、その状態を見る限りでは実走行と認識しております。

事故・修復歴は現オーナーさんではありません。以前は伝え聞いておりませんが、メンテの際に見てもらった範囲ではない模様です。

リサイクル券は未預託です。自動車税の月割りはご負担をお願い致します。

これまで歴代のスカイラインを乗られてきたオーナーさん、それらを購入するに当たり、絶対に欠かせない条件が、良好なオリジナルコンディションを保っているかです。とかく普通に使用される事の多い車種ですので、当然乗り潰される事も多く、なかなかそれに見合う個体を探すのに毎回苦労するそうで、これまでもあらゆるつてを使い購入に至ってきました。このHR30もそうして選んだ1台、 当初はノンターボを探していたそうですが、そのコンディションを目の当たりにすると、そこにオーナーさんが自ら課した厳しい目で見極めた結果のコンディションを持っており、即購入を決めたものです。それはレストアされピカピカの状態とは違い、極力手を加えていない、年式相応の中でも大事に扱われてきたのが見て取れる状態で、おそらくは雨天では使用せず、陽にもなるべく当てていないであろうとの事は、各部を見れば想像に容易いものであったようです。また、オーナーさんのもうひとつの信条が、スカイラインはやはり直6である事、R30の当時の話題はFJを積んだRSに集まりますが、直6を好むオーナーさんにとっては、馴染みのあるL型をあえて選択した経緯があります。L型の良いところは、その自由度の広さにあると言います。万が一の時は容易に載せ換えができ、また、キャブ仕様にすれば、古典的な乗り味も楽しめると言った具合です。そのフィーリングを確かめるべく、周辺を少しドライブして頂きました。アイドリングから走行時まで、音を含めたフィールは馴染み深いL型のそれです。ターボもしっかり効いている様子で、スムースな吹け上がりを見せていました。足回りからの異音もなく、伝統の直6の走りはしっかり味わえます。R30は当時からRSが脚光を浴び、現在の市場もその傾向が強いようですが、ボディコンディションで選ぶとなると、その選択肢は狭まるようです。フェンダーミラーを残す前期型に、やはりスカイラインは直6で味わいたいと言う方には、それに応える申し分ないコンディションを持つ1台と見えました。

実車は東京都にあります。


以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 148万円
画像クリックで拡大出来ます
シート生地もしっかりしています。 当時の先進装備、アジャスタブルショックのフットセレクターも機能します。
天井には空気清浄機のピュアトロンが備わっていました。 トランク床の状態。
グリルは純正のハニカムからRSのものに。  
ステンレスモールはしっかりしています。 泥よけも傷みが少ない事から、雨天の使用は少なかったとの判断。
  タイヤサイズは前後とも205/60-15。
インシュレーターは当時のままのよう。 エンジンはノーマル。現在のオイルキャップは外しますので、代わりのものを付けます。
   


この車両のお問い合わせは

エンスーの杜 埼玉支局
TEL/090−1657−4692(イケダ)

またはEメール↓にて
エンスーの杜車両問い合わせ
cr65r7@ybb.ne.jp


※メールサーバーのセキュリティにより、メールが届かないケースが
報告されています。担当者より24時間以内に返信が無い場合は、
お電話でお問い合わせください。

※メーラーが開かない場合は、メアドをコピーしてください。


愛車無料査定 車保険 車売却 廃車引き取り
    エンスーの杜    トップページに戻る   車両一覧に戻る