エンスーの杜    トップページに戻る   車両一覧に戻る


日産セドリック(130型)スペシャル6 1967 年式
車検 26年3月 走行 68,746km 備考 前期の後期モデル(バックランプ一体式のテールランプ)、希少車、エンジンO/H、全塗装、足回り整備、スリーオーナー
長さ 4690mm 1690mm 高さ 1450mm 重量 1280kg 排気量 1990cc
取材日2014年1月12日

1960年から2004年まで日産の高級車として生産されたセドリック。その名前は小説「小公子」の主人公から名づけられたといわれています。

セドリック130型系は2代目のセドリックです。ボデーデザインはピニンファリーナが担当したと言われています。「フローイングライン」と呼ばれるフロントからリヤにかけて下がっていくラインや、下すぼまりのCピラーに特徴がありました。ところが当時のユーザーには不評で、その後1年ごとにマイナーチェンジを繰り返し、1968年9月にはビッグマイナーチェンジが行なわれました。これにより、ほとんど別の車ではないかというくらいに変わってしまいました。

歴代セドリックでは唯一3ナンバー普通車の設定が存在しないモデルだったそうです。警察向けとしてH30型エンジン、Y40型エンジン搭載のパトカーが存在しました。
ボデーバリエーションは4ドアセダンとワゴンとバンがありました。
130型セドリックは日産のスタンダードエンジンとも言える1998cc・OHC・直列6気筒のL20型エンジンを最初に積んだ車です。バルブ駆動方法など、設計についてはダイムラー・ベンツ社(当時)のエンジンを参考にしたといわれています。その後、日産のスタンダードエンジンとして、スカイライン・フェアレディ・ローレル・ブルーバードという数々の車に使われました。
L20はその後改良され、L20A型となりました。セドリック130では最終型である「後期の後期」にこれが積まれました。いわゆるL20型はこちらをさす事が多いようです。

今回ご紹介するセドリックは2代目130型の前期の後期モデルとなります。
初代オーナーさんが約45年間所有されていた130型(三河シングルナンバーでした)を現オーナーさんの友人の方が2年前に購入、現オーナーさんが昨年末にその友人の方から購入されます。

現オーナーさん、旧車は初めての方、購入したことはいいのですが、実際にどのように付き合えばよいのか手探り状態、まずはシートがぼろぼろだったのでシート生地を張替え、カーペットも状態が良くなかったので新品カーペットを作成し敷き直し、センターピラートリムも張替えを実施、次はどこを・・・メッキ部品の再メッキはどうしようかなどと考えているうちに、これは私では維持する(レストアを楽しむ)のは無理だと思い、エンスーの杜へ掲載依頼となります。

【ボディ】
平成7年に全塗装しています。もちろんオリジナルカラーでの再塗装です。
前後のバンパー、ヘッドライトベセルなどのメッキ部品に錆がありました。
ドア下部、トランクルームには錆が見当たりませんでした。
車両左サイドのフロントのジャッキポイント部は少し凹みがありました。
ウインドウガラスのゴム類に劣化が見られます。

【インテリア】
内装はきれいな状態です。シート類とセンターピラーのトリムは張り替えています。
ドアトリム類、天井はよい状態だと思いました。インパネパッドに割れはありません。
コンビネーションメーター、ラジオにはウッドが使用され、高級感があります。
また、各メーターの周りにはシルバーのリングがあり、スポーティさを強調しています。
パーキングブレーキはステッキタイプ、シフトレバーはコラムシフトです。
現在、ラジオは故障のため、聞くことができません。また、ヒーターユニットが故障しているため、ヒーターを使用することができません。
リヤシート側にあるシガレットライターとヒータースイッチは配線を外していますので使用できません。

【機関】
特に不具合はありません。
エンジンは平成7年にオーバーホールを実施しています。
以下のその内容を記します。
・ヘッドガスケット交換
・マニホールドガスケット交換
・オイルパンガスケット交換
・ウォーターポンプガスケット交換
・F/ケースパッキン交換
・F/クランクシール交換
・R/クランクシール交換
・バルブ擦り合せ及び研磨
・ブロック/ヘッド/キャブレター錆清掃
・ブロック/ヘッド/ペイント耐熱塗装
・SUキャブレターO/H
・デスビ分解/進角修理
・プラグコード作成及び交換
・スターターモーターAssy O/H、ブラシ交換
・オルタネーターAssy O/H

【メンテナス】
以下のメンテナスを行なっています。
気になる箇所に手が入っている旧車です。
■平成7年
・メインマフラ補修(溶接)
・ブレーキマスターシリンダーAssy O/H
・F/ディスクブレーキシリンダーO/H
・F/ブレーキローター研磨
・R/ドラムブレーキシリンダーO/H
・ブレーキブースター配管再生
・クラッチマスターシリンダーO/H
・クラッチレリーズシリンダーO/H
・Vベルト交換
・ラジエータAssy交換
・ヒーターホース類交換
・燃料タンク内錆落とし、清掃
・燃料ゲージO/H
・燃料配管内部清掃
・値料フィルター交換
・バッテリー交換
・オイル類、冷却水交換

■平成12年
・リヤドラムブレーキピストンカップ交換
・クラッチマスターシリンダーAssyリペアキット交換
・クラッチレリーズシリンダーAssyリペアキット交換
・ウォーターポンプO/H
・ワイパーゴム交換
・ヘッドランプシールド交換(中古品)
・ウォッシャーポンプ修理
・オイル類、冷却水交換

■平成25年
・フロントブレーキリペアキット交換
・燃料フィルター交換
・リヤ右ホーシングシャフトシール交換
・ブレーキマスターバック取り付け加工交換
・キャブレター調整
・オイル類交換

【所感】
外観は、重量感があるのですがリヤピラーとトランクが下がっているせいかエレガントな印象を受けます。センターのプレスラインもいいですね。メッキパーツは高級感が漂います。
運転席ではなく、後席で周りの景色を見ながらもゆったりと乗ってみたいですね。
昔、セドリックに憧れていた世代の方、あの時代へカムバックです。

車は愛知県にあります。

個人売買の為、消費税などかかりません。

リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 SOLD OUT
画像クリックで拡大出来ます

重厚な顔つきですね

 
バックランプ一体式のテールランプ  

ヘッドランプベゼルに錆があります

バンパーにも錆が少し

 

美しいアングルです

リヤドアの3角窓

ゴム類劣化見られます

ワイパーのメッキ部はきれいです

プレスラインはカッコイイ

ドア下に錆は見あたりません

サイドのジャッキポイントに錆があります

シートは張り替えたばかりです

懐かしい縦長のスピードメーター
 

ラジオは不動です

 

インパネパッドに割れはありません

前席側シート

後席側シート
 

後席用のラジオスイッチとシガーライター

 

ドアトリム

ABCペダル

 

天井

エンジンルーム

  プレート

燃料フィルター

ブレーキマスターバック

 

オイル漏れありません

スペアタイヤ

燃料フィラーキャップ

トランクには錆はありません

リヤディファレンシャル

フロントサスペンション

 
   


この車両のお問い合わせは

エンスーの杜 愛岐オフィス
TEL/090-4853-3008(アサカワ)

またはEメール↓にて
エンスーの杜車両問い合わせ
asakawa-m@msh.biglobe.ne.jp


※メールサーバーのセキュリティにより、メールが届かないケースが
報告されています。担当者より24時間以内に返信が無い場合は、
お電話でお問い合わせください。

※メーラーが開かない場合は、メアドをコピーしてください。


愛車無料査定 車保険 車売却 廃車引き取り
    エンスーの杜    トップページに戻る   車両一覧に戻る