1971年、510型ブルーバードは上級クラスの610型「ブルーバードU」へモデルチェンジとなります。そのとき先代の510型ブルーバードは1400ccと1600ccの4ドアセダンと2ドアセダンのみ併売となっていました。この後継モデルとしてバイオレットは1973年、「サニー」と「ブルーバードU」の中間クラスとして登場します。
ボディタイプは当初4ドアセダン、2ドアセダン、2ドアハードトップの3種類。4ドアセダンはその後ノッチバックスタイルへビッグマイナーチェンジを行います。のちに5ドアのライトバンが追加されました。
510型ブルーバードは直線的なデザインでしたが、710型バイオレットは複雑な曲面で構成されたファストバックスタイルだったため人気はあまりでなかったようです。ブルーバード譲りのスポーツグレード・SSS(スリーエス)がラリーで活躍しましたが販売台数の伸びには繋がりませんでした。
サスペンションは、フロントがマックファーソンストラット式、リヤはセミトレーリングアームコイル式とリーフリジット式の2種類が用意されました。
1976年2月にマイナーチェンジ、4ドアセダンがノッチバックスタイルに変更(理由はタクシーユーザーの後方視界を向上するため)、型式呼称も711型に変更となります。
1977年に生産終了、A10型にバトンタッチされました。
今回ご紹介する車両は2ドアハードトップの1600SSSです。インジェクション仕様の初期モデルとなります。現オーナーさん、日産好きな方で昔から憧れていたこの車両を約14年前に購入します。もちろん趣味の車として維持してきましたので休日に走らせることと各部分のモディファイです。14年間で走らせた距離は約2000kmです。しかし、最近仕事が多忙となり、なかなか手をかけることもできず、好きな方にお譲りしたいというのが掲載理由です。
ボデーは前オーナーさんのときに全塗装しています。エンジンルームも同色でしたのでオリジナルカラーに塗装したものと思われます。左右のドア下のモールディングは外してありますが部品はあります。リヤのガーニッシュはなく、パテで埋めてあります。ドアの左右はキーシリンダーを交換したため、キーが異なります。
内装はきれいな状態です。オリジナルを異なる箇所がありますので以下に記載します。
・フロントシート(レカロ)・・・オリジナルシートはありません
・アルミ製シフトノブ
・シフトレバーカバー(革製→樹脂製)
助手席にあるマップランプは配線していません。
機関は良好です。特に不具合はありません。
プラグコードをシリコンコードに変更しています。
サスペンションはフロントが510型ショートストロークアブソーバー、リヤはスプリングがタナベH150とショックがカヤバの5段調整式(AE86)が装着されています。
オリジナルのサスペンションも保管してあります。
サスペンションは上記以外にも以下のパーツが揃っています。
・510型レーシングサスペンション(4本有り)
・車高調整式フロントストラットサスペンション(2本)
また、ホイール類もたくさんあります(タイヤは使用できません)。
・エンケイのアッパチ(13インチアルミホイール×4本)
・弥生(14インチアルミホイール×4本)
・シャラク(14インチアルミホイール×4本)
いずれもバイオレットに装着可能です。
その他に510型たこ足が1本あります。
これらのパーツは車両と別料金(20万円)になります。
屋根付き車庫に保管。
車は岐阜県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。