R33のGT-Rは1995年1月に東京オートサロンでデビューしました。一般車としてオートサロンでデビューするのは前代未聞だったそうです。
グレードは標準車のほか「GT-R Vスペック」、「GT-R VスペックN1」の3種類。N耐参戦ベース車である「Vスペック N1」ではリアウイングがカーボン製となる等、差別化が図られました。
発売後、NISMOからは400Rと呼ばれるコンプリートカーが限定車として44台販売されました(限定台数は99台であったが、その前に販売が終了)。当時の販売価格は1200万円。この400Rの名前の由来は搭載されたエンジン、ニスモが「RB-X
GT2」と呼ぶ2.8L排気量アップ版の最大出力400psに由来します。
R33のGT-Rは、歴代のGT-Rでは初めてテレビCMがつくられました。ニュルブルクリンクオールドコースでのラップタイムが7分59秒だったことから、R32型GT-Rとのタイム差を元に「マイナス21秒ロマン」というキャッチコピーが用いられました(ただし、後になって標準車とスペックの違いがあったと言われたようですが定かではありません)。
今回ご紹介する車両は、車体番号の末尾に1が付く「Vスペック N1」の第一号車です。その一号車をパーツメーカーの「ARC」が購入、「ARC」のデモカーとして仕上げます。しかし、あくまでもデモカー扱いでしたので実際のレースには出場していなかったようです。
メーターは最初に320kmメーター(NISMO)へ交換していますのでメーター表示の距離数が実走行距離です。あとコンピューターROMを交換、吸排気系もモディファイされていますのでエンジンの馬力は400PS以上だそうです。
通常の「Vスペック N1」とはだいぶ違いますので「N1」を知っている方がいれば少し戸惑うかもしれませんねとオーナーさんが言っておりました。
「ARC」の部品が使用されていますので以下に主な内容をご紹介します。
・チタン製のストラットバー(フロント、リヤ)
・エンジンカバー
・エアインテーク
・ラジエーター
・インタークーラー
・オイルチャッチタンク
今年に入ってからクラッチを交換しています。クラッチはニスモ製のスーパーカッパーミックスツインです。
ヘッドライトは後期型のキノセンに交換しています。
エキゾーストマフラーは柿本が付いています。
フロントスポイラーは400Rのものが付いています。
また「N1」にはエアコンは付いていませんがこの車両はあとから特別にエアコンをつけたそうです。
屋根付き車庫に保管しています。
車は岐阜県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。