三菱ジープの型式J3です。
左ハンドル、スリーダイヤなしのスタイリングですので、おそらくノックダウン生産の始まった初期モデルであろうと推測されます。
初年度登録は昭和37年、幌タイプのショートボディにウインチやサイレン、はたまた防衛庁のエンブレムまで、備わるアイテムやボディスタイルはまんまのミリタリー仕様、レストアなど手を入れた様子のない辺りは当時のままオリジナルのようです。
外観はそれ相当のヤレはあります。 キズがどうのと問うような部類のクルマではないですが、周りからは年式の割には状態がよいのではないか、とも言われるそうです。 全体の印象としてはしっかりしていると感じました。 ただコンディションには個人的な見解がありますので、実車にて充分にご確認下さい。 幌も全体に傷みがあります。 ただ取り外しの際など機能的な問題点はありません。 ドアのスクリーンはクモリや部分的に破れがあります。 またリアスクリーンは破れていてありません。 幌やドアを外す事でオープン完全オープンスタイル、Fガラスも倒せますので、開放感に浸るには申し分ないでしょう。
内装はシンプルそのもの、センターに配されたメーターや3本にも及ぶレバーは雰囲気を感じるところです。 部分的にサビやヤレがありますが、こちらも外装同様にオリジナルと考えればと言った状態です。
エンジンは現オーナーさんの下では燃料ポンプの交換などのメンテを行っています。 現在サーモスタットが付いていないため、水温の上がりが遅いそうですので、乗り出す前には装着作業を行った方がよいでしょう。 これまでエンジンに特別な不具合は感じないとの事です。
備わるアイテムとしてウインチは動作致しません。
サイレンは鳴るのを確認出来ました。
現在一時抹消登録しています。
距離は現在メーターに示されている数値で、根拠となるものがないので参考値として下さい。
リサイクル券は清算をお願い致します。
撮影のため敷地内を移動する姿を見ましたが、そのたくましい雰囲気は健在です。 まさに実用一辺倒で快適装備を持たないものの、幌を外し、Fガラスを倒したスタイルは現代のクルマでは考えられないものであり、ミリタリー仕様と言った趣もお好きな方には大きな魅力と映ることでしょう。
実車は東京都八王子市にあります。