すでに説明不要なおなじみのミニです。新型も様々なボディバリエーションを持つようになりましたが、やはりミニと言えばこの形と声高なクラシックミニファンの根強さの勢いをいまだ感じます。

ミニは94年式との事です。その特徴としてオーナーさんが新車で購入したワンオーナー車と言う点にありましょう。ショップで購入しているそうなので新車並行に当たります。オリジナルコンディションは20年以上経過しているとは感じないキレイに保たれています。

外観はノーマルです。ボディカラーはミニでは珍しいツィードグレーと言うカラー、こちらは購入の際にショップにオーダーしたもので、本国より出荷前にこちらのカラーに色変えがされた上で、輸入されたようです。その状態は良好と見受けました。全体としては登録前の塗装と考えるとキレイに保たれていると言えます。傷みと呼べるようなものは確認できませんでした。

特筆すべきはオールペイントと言っても新車時のこと、使用による汚れも非常に少なく、サビもない事から、とても大事にされてきたと感じられました。

ルーフも塗装の剥げ、傷みはありません。

内装にはいくらか変更点が見られます。まず目についたのはロールケージが組み込まれてありました。メーターはセンターメーターです。内装にもさほど傷みは感じませんでした。シートは98年式のものに変更しています。ノーマルはありません。状態は良好、破れもなく、ヘタリも感じませんでした。その他内貼りやコンソールも問題なし、ダッシュは現在補修中です。

機関は好調です。エンジンはノーマルスペックながらツインキャブ化しました。それに伴いマフラーもフロントパイプから変更しています。また、フライホイールを軽量なものに変更しています。エンジンにはこれまでトラブルはなかったようで、現在も気になるところはないとの事です。

修理は大きなものでは、ブレーキマスター交換、クラッチマスター交換程度で、あとは基本的なものに収まっているようです。
足回りはショックをカヤバに変更、その他はノーマルです。
ホイールはワタナベの10インチです。

事故・修復歴はありません。

ヒーターは備えますが、クーラーは未装備です。

センターメーターになっていますが、こちらは新車として購入した際には、すでにこの状態だった事から、距離は実走行の認識です。

ETCはこのままお付けいたします。

リサイクル券（￥10100）と自動車税の月割りは清算をお願いします。

これまでミニを１台は必ずと言っていいほど常に所有していたとオーナーさん、ミニへの思い入れは相当なもののようで、過去にはレース専用としてのものもあった程、ミニの経験値は相当なものとお見受けしました。そのうちの１台でもあるこちらのミニ、それほどチューニングを受けた仕様とまではいかないものの、ロールケージが組んである辺りは、オーナーさんのスポーツ志向が垣間見えます。それでも乗り味は決してハードなものではなく、ミニならではの軽快感をしっかり残しつつも、普段乗りで楽しめるようにしてあるようです。撮影場所までの走りを見てもエンジンはスムースに吹け上がり、好調さが体感できました。また、コンディションに関してもワンオーナー車であるので、履歴がはっきりしているのはポイントでしょう。クラシックミニをコンディション重視で選択したい方は、21年間ワンオーナーのこちらはいかがでしょうか。

実車は東京都八王子市にあります。