英国を代表するライトウェイト・スポーツカー「MGミジェット」のご紹介です。

1958年に誕生したオースティン・ヒーレー・スプライトの兄弟車種として1961年にデビューした「MGミジェット」。
スプライトは1971年で生産を終えるが、ミジェットは1979年まで生産されます。
誕生から生産終了までの間に製造メーカーはBMC→BMH→British Leylandへと変遷しており、今回ご紹介する車両はミジェット最終年式である1979年のBritish Leyland製の個体です。
※車体のプレートから1979年式と確認できました。また、車検証上の初度登録年度も同じく1979年です。

【外観】
アメリカの安全基準に対応すべく装備された樹脂製バンパーはそのままであり、メッキコンバージョン（メッキバンパーに交換）されていないオリジナル性の高い個体なのが大きなポイントです。その他外観の変更点はドアミラー（純正あり）、Fグリルオーナメント（純正あり）くらいです。
前オーナー時代にオーバーヒート対策としてボンネットを加工してエアダクトがありましたが、現在はオリジナルな見た目に戻されています。
車体の錆・腐食は少ないながらも2008年には全塗装（元色の青から白へ）されており、その塗装は現在も艶やかな光沢を放っています。

【室内】
室内での変更点はステアリング程度です。（純正ステアリングあり）
ダッシュボードに割れはなく、シートにもヘタリや破れはありません。その他にも気になる点はなく、年式以上に程度が良いと感じました。
また、幌に色褪せや破れはなく、リアスクリーンにも曇りなく視界は良好です。

【機関】
エンジンは現在も至って快調な状態です。
キャブレターはオリジナルのゼニスストロンバーグ・シングルからSUツインに変更されています。
MTは以前にオーバーホールされており、シフトチェンジも小気味よく決まるそうです。

現オーナー様は他にも複数のエンスー車をお持ちで、実車に乗る機会が少ないため手放すことにいたしました。

機関快調で内外も良好、コンパクトで小気味良い走りが可能な英国２シーターオープン。一見の価値ありです。

個人のため消費税は不要です。
リサイクル料はサービスといたします。

実車は宮城県栗原市にあります。