トップページに戻る 車両一覧に戻る |
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
取材日2017年11月5日 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
センスの良さが光る、程度良好なMGミジェットです。 1961年から1979年の長きにわたって生産されたMGミジェットは、そのモデルライフにおいてマイナーチェンジを3回重ねており、こちらのモデルは1974年にバトンタッチされた最後期型の、最終モデルとなります。 最後期型の特徴はご存知の通り、前後に装着されたウレタン製の所謂5マイルバンパーと、長らく親しまれたA型からチェンジされた、トライアンフスピットファイアと共用された1493cc・OHV8バルブユニットです。 '60年代テイストを色濃く残すそのスタイリングに大きなウレタンバンパーはそぐわないと見なされ多くの個体がメッキコンバージョン化され、ノーマルのウレタンバンパーなままの個体もだいぶ少なくなりましたが、こちらのお車は基本的にノーマル状態が保たれています。 ●● プロフィール ●● 以前よりユーノスロードスターやBMW Z4、オートバイのBMW R100などを愉しんでこられたオープンエアモータリング好きのオーナーさんが、そのサイズとスタイリング、ボディカラーや雰囲気に魅了されこちらのお車を購入されたのは2016(H28)11月でした。 日本レイランドの銘板が付いたディーラー車で、希少な日本語の取扱説明書も付属します。 購入時にある程度手を入れて納車されています。 ・フロントディスクキャリパーOH、パッド交換 になります。 ・クラッチ系ホース、サブタンク交換 あたりです。 保管は屋根付きスペースですので内外装の劣化は最小限です。 ●● 外装 ●● 珍しいブラウンのボディはオリジナル塗装部分もありますが、部分的に元色でリペイントされています。全体的に艶やかさが保たれ、この頃の英国車にはありがちなサビ浮きなども見られず、ドアエッジの傷や細かなタッチアップ痕こそ所々ありますが目立つような凹みはありません。 灯火類も概ね良好で、新品同様とまではいきませんが、年式からすると歴代丁寧に扱われてきたのであろうことがうかがえます。 ホイールは定番のフォーミュラワンで、ガリキズはありません。 幌は右側後方に破れがあり、簡易補修がされています。 ミラーは社外品に交換されていますが、外した純正品もお付けします。 ●● 内装 ●● ブラックとライトブラウンでコーディネートされたインテリアのコンディションも良好です。 メーター類は水温計と燃料計に多少曇りはあるものの、機能に問題はありません。 クーラーは付いていませんが、ヒーターはよく効くとのことです。 オーディオは社外品が付いていましたが不調だったため、運転中に音楽をあまり聞かないこともあり、外してしまったとのことです。 ダッシュボードには破れや割れはありません。 購入時よりモモ製レザーステアリングが装着されており、ややスレやキズ等の使用感がある状態です。 希少なゴム製純正フロアマットも付いています。 ●● 機関・足回り ●● 基本的にフルノーマルが保たれており、調子も良好です。 吸気系に抵抗を感じたため、社外品のエアクリーナーエレメントが装着されていますが、ノーマルのエアクリーナーケースはそのまま残っておりますので、簡単に純正へと戻せます。 排気系はセンターパイプに2箇所補修跡があり、タイコ部分は社外品に交換されています。 購入時より、前オーナーが施した箇所として、 ・ポイントレス化 があります。 電動ファンは、本来のものとは別に追加されており、ON/OFFスイッチが運転席のタコメーター下あたりに追加されています。 不調箇所は特にないとのことですが、冷間時の始動性にやや支障があるのと、若干のオイルにじみが認められるのが、強いて言えば気になる箇所とのことでした。 燃費は街中で10km/L、高速で15~6km/L程度とのことです。 ●● インプレッション ●● ひと目見てキレイだと感じられるソリッドブラウンのボディカラーは上品で、可愛らしいミジェットのスタイリングと相まって、強い個性を放っています。 賛否両論分かれるウレタンバンパーですが、ボディ下部のブラックのストライプとのマッチングも良く、落ち着いているのに軽快かつスポーティなキャラクターになっています。 インテリアもブラックとブラウンの世界ですから、この車を新車でオーダーした方は相当の洒落者だったのではと思わせる、大人が似合う車です。 程よくスポーティで手入れもラクなフォーミュラワンも決まっていますね。 齢40年を迎えんとするこちらのミジェットは、セカンドカーとして丁寧に乗りながら愛されてきたらこうなる、といった適度なヤレ感がありますが、それがまた良い味わいと思えます。 助手席にて試乗させていただきましたが、暖気されたエンジンは一発で目覚め、軽量なだけあり街中での走りでもすぐにわかる充分なトルク感を持ち、リアサスがリーフリジッドながらクッション性の良いシートのおかげで乗り心地も悪くなく、全般的に旧い英国車としたらかなり気難しいところのない車といえ、そこはやはり最終型ならではの良さといったところでしょうか。 そういったミジェット1500本来の持ち味を愉しめるコンディションが維持されているというのも、このお車の大きな美点であると言えますね。 ●● その他 ●● 工具類やジャッキも付属しています。 オドメーターはおよそ43900kmとなっておりますが、 ●● まとめ ●● メッキコンバージョンやバンパーレス仕様が定番のミジェットですが、このお車のようなまとまりを見せるとウレタンバンパーのままなのがむしろ好ましいといいますか、肩の力が抜けた粋な雰囲気がありますね。 カチカチのクラシックカー趣味でもなく、カリカリのスポーツ志向でもない、クラシックスポーツカーのある日常を肩肘張らずに愉しんでいる、そんなスタイルで行くにはまさにうってつけの車ではないでしょうか。 オーナーさんはこのたびお仕事の事情で海外での活動が増えることとなり、ますます乗車機会が減ることが予想されるため、乗れずに調子を崩すことを考えれば好きな方に乗ってもらったほうがいいとの考えで、売却を希望されています。 お車は、埼玉県朝霞市にあります。 個人の為、消費税はかかりませんが、 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
SOLD OUT | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
画像クリックで拡大出来ます | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
※メールサーバーのセキュリティにより、メールが届かないケースが報告されています。 |
愛車無料査定 車保険 車売却 廃車引き取り |
トップページに戻る 車両一覧に戻る 上に戻る |