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MGA 1600
1960
年式
車検
25年3月
走行
77,800km(メーター数値)
備考
北米仕様 左ハンドル 4MT ヒーター ETC
長さ
4020mm
1500mm
高さ
1220mm
重量
890kg
排気量
1480cc
取材日2011年11月7日

流麗なスタイリングを持つMGブランドのロードスター、MGAです。
ボディはラダーフレームに架装される前身モデルたるTA TFの設計を発展させたもので、その多数が北米マーケットに、さらにはヨーロッパ諸国他、現地ノックダウン生産が行われ、MGの主力車種として人気を博しました。

年式は60年と聞いている、1600ccエンジン搭載のMGAが今回ご紹介するモデルです。
北米仕様の左ハンドル、国内登録は平成5年11月です。 平成16年2月に個人売買にて、前オーナーが行ったレストア済みと言うコンディションで購入されました。 現オーナーさんで国内ツーオーナーのようです。

これまでベストコンディションを保つべく、機関を中心に手を入れてきました。 その経過を挙げていきます。

【H16年2月】
Fブレーキパッド交換
電動ファン装着
キャブレターOH(ジェットベアリング、ニードル&シート、各ガスケット、ワッシャー交換)
燃料計交換
各パイプ・ライン交換
整流器(レギュレーター)交換
ジェネレーター交換
クラッチディスクレリースベアリングをカーボンからメタルベアリングへ交換
トノカバー交換

【H18年〜H20年】
ウィンカーレバーをスイッチ方式へ(オリジナル不調につき)  
ウォーターポンプ交換 
フューエルポンプ交換 
各ゴムホース交換
デストリビューター交換
スウェーバー装着
ホイールナット車検対応型へ
インテークマニーホールド交換

【H21年2月〜】
※エンジンOH
スリーブ ピストンリング タペット プッシュロッド クランクベアリング他交換 交換パーツリスト有
エアクリーナー、ニードル&シート交換
キャンパストップ交換
ラジエターサブタンク増設

【H23年8月】
プリー交換
スターター交換

これら作業は全て近くの整備工場にて、旧車の修理経験のあるベテラン整備士に依頼しているそうです。 OHの際に交換したパーツはリストがありますので、ご確認頂けます。 エンジンは現在好調そのもの、回転も安定し、圧縮、オイル漏れもない状態です。

外装はレストア済みとの事ですので、サビなど傷みは見受けられません。 塗装も退色等は見られませんが、所々にキズやタッチ跡があり、また、バンパー等のメッキにもクスミがあります。 ただ、程よいヤレ具合を好むオーナーさんとしては、さして気にならないものです。

赤を基調としている内装は、傷みもなくキレイです。
シートに破れはありません。 メーターもクモリはなくクリアです。 その他内張りやカーペットなど良好です。 幌も破れやホツレは見受けられません。 リアスクリーンも非常にクリア、開閉動作も問題なしです。 

マップショットを備えます。 こちらは距離を正確に表示するもので、ラリーイベントなどには重宝するアイテムだそうです。

バッテリーは2基備えています。

距離はメーター読みのものですので、参考値として下さい。

現在、燃料計が不動です。 残量は距離で計っています。 また、ハザードも動作しません。
それと気になる点としては、ミッションの2速のシンクロが不調です。 ヘタリやすいようで、シフトダウンの際にスピードによって入りづらい時があるそうです。   

付属品として、サイドカーテン、リアキャリア、クラッチディスク(中古ですが、まだ使用できます)、タペットカバー、ホイールセンタースピンナー、エキマニ、エアクリーナー、ガスケット、ゴム類 、オイル(20W−50)2缶があります。

ETCはこのままお付け致します。

リサイクル券(11250円)と自動車税の月割りはご負担をお願いいたします。

以前はMGBのウレタンバンパーに乗っていたオーナーさん、もう少しクラシカルな部分を感じたいと、このMGAの購入に至ります。 年式が古いので当然かも知れませんが、装備するパーツや雰囲気では明らかにクラシック、走りも不安なく楽しめるようにと、上記のようにメンテは欠かさず行ってきています。 そのMGAに同乗しました。 まずエンジン始動、スムースにスタートするため、オーナーさん独特の方法でセルを回します。 これで冷えた状態からも1発始動、ここからはもちろんオープンでのドライブです。 イギリス車の特徴でもある、低く立ったFガラスにより、オープン時の開放感は申し分ありません。 OHがされたエンジンは非常にスムース、巡航する状況でも一定を保てる、ムラのない安定した回転を見せます。 これまで以上のトルクアップも体感できるそうで、仕上がりの良いエンジンであると言えます。 どちらかと言えば優雅に走らせるのが向いているモデルかも知れませんが、それでもエンジンがしっかり回り好調なのは、走りが楽しめる最大のポイントでありましょう。 外装には多少ヤレを感じる部分もありますが、機関にはオーナーさんの自信をのぞかせるMGAです。 

【更新】
サーモスタットカバーにクラックがありましたので交換、また、ウインカーも動作しなくなったためリレーを交換です。

実車は埼玉県川口市にあります。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 SOLD OUT
   
こちらがマップショット、メートル単位で正確に、目まぐるしく距離を表示します。  
カーペットをめくると木製のフロアが現れます。 腐りはありません。 トノカバーも状態は良好。
  リアスクリーンの視界は非常にクリア。
ホイールはキレイです。 タイヤサイズは前後とも165SR13 ボディには各所にタッチ跡や小キズが散見されます。
  エンジンはノーマルスペックながら良くメンテがされ、吹け上がりはスムース。
キャブはSUツイン、手前のプレートはナットの緩み防止のための装備。 お付けするパーツたちです。
 


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エンスーの杜 埼玉支局
TEL/090−1657−4692(イケダ)

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