［マセラティ・カリフ］個人売買情報

1988年のジュネーブショーでマセラティ・カリフは登場します。
カリフとはアフリカ風、マセラティがGTカーの名前に付けていた伝統の風の名前（ミストラル、ジブリ、カムシン風など）から来ています。

カリフのスタイリングは、ビトゥルボ・シリーズ最短となる2400mmのホイールベースを持つスパイダー・ザガートをベースにハードトップを固定したような形状ですが、目的は短いホイールベースモデルのハンドリングの資質を高めるための剛性を作り出すことだったようです。

インテリアは、基本的にはビトゥルボ系と共通の豪華なものでしたが、フロントシートはサポートを強めるために左右の張り出しを大きくしたバケットタイプとされるなど、スパルタンな雰囲気が強調されました。

エンジンは、V6のSOHC18バルブにIHI製のターボ・チャージャーを2基取り付けたツインターボユニットですが、マセラティ228で初めて採用されて以後222やスパイダーにも搭載された2.8リットルを更に285PSまでチューンアップして（ただし日本仕様は触媒付で250PSとされた）搭載し、翌年末にシャマルが登場するまでは、マセラティの最速モデルとして君臨します。変速機は5速マニュアルのみの設定です。

生産台数は、わずか221台、希少なモデルです。

今回ご紹介する車両は、ガレージイタリア物のマセラティ・カリフです。
現オーナーさんは、昨年知り合いの専門ショップで購入します。

【ボディ】
きれいな状態をキープしています。
ヘッドライトは、ヨーロッパ仕様の大型のものに変更、それに伴いヘッドライトベゼルも交換しています。
フロントガラスには、線キズがあったため交換しています。フロントガラスは、コーンズがストックしていた最後のガラスだったそうです。
アルミホイールは、購入時に少し汚れがあったため、中古の純正ホイールを探し交換しています。

【インテリア】
革、ウッドの状態は良好です。購入時にクリーニングをしています。
天井は、垂れがあったため、張り替えています。運転席シートのサイドサポート部に少しほつれがありました。
マセラティの特長であるラ・サール製のアーモンド型の金時計は健在です。

【エンジン】
エンジン回転の上の方で抜けるような感じだったため、センサー類の交換、ブーストコントローラを装着し、現在は完調状態となっています。
タイミングベルト、ウォーターポンプ、オルタネータを交換しています。

【足回り】
ハンドルを据え切りしたとき、たまにコツンと音がすることあるそうです。
主治医に相談したところ、ボールジョイントではないかとお話があったそうです。
今のところは大丈夫だそうです。走行中に問題はありません。

エアコンは効きますが年に1回のガス充填は必要なようです。

現在特に不具合はありません。

屋根付き車庫に保管。

車は岐阜県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。

リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。