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取材日2018年6月2日 |
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ロータスエランS3の程度良好車です。 1965年(S40)9月にシリーズ3へと進化したエランですが、その特徴は、 ・サイドウインドウにサッシが設けられロードスターからDHCへと進化、幌の脱着が容易になり耐候性が大きく向上 ・トランクリッドが大型化、ボディ後端まで延長されたことで積み下ろし性が向上。 ・軽量化を主目的としパワーウインドウが全車種標準装備化。 ・バッテリーがトランクに移動し前後重量配分を改善。 等が挙げられます。 また、1965年(S40)9月から1966年(S41)5月の間はS2と生産時期が重なっており、オープンボディは1966年(S41)6月以降、クーペボディは1965年(S40)9月からS3となっています。 その後、1966年(S41)7月にはFHCにもより豪華かつハイパワーバージョンたるSEが追加され、翌1968年(S42)6月には2+2バージョンのエラン+2(プラスツー)もラインナップとファミリーを拡充しつつ、S4にバトンタッチする1968年(S43)2月まで生産されました。 今回のお車は1965年式とのことですから、S3としては初期型となりますね。 ●● プロフィール ●● こちらのお車は、'60年代のエンスー車を乗り継いでいるオーナーさんが、2015年(H27)6月に知人より購入したものになります。 その際のオドメーターは67,600kmほどでしたから、3年間で約2,500kmほど走行したことになります。 オドメーターは5ケタですので、走行距離は参考値とさせていただきます。 街乗りにはほとんど使わず、主に箱根等で純粋に走りを愉しんでいる、中距離主体の使用状況です。 実用としては全く使っていないので、雨の日も全く乗っていないとのことです。 メンテナンスは英国車に精通した工場に依頼しています。 保管はシャッター付きガレージです。 ●● 外装 ●● 基本的にフルノーマルが保たれた、良好な外装です。 こちらは以前のオーナーさんがオールペンしたものとのことで、元色はグリーン系とのことです。 灯火類やエンブレム類等外装パーツにも欠品は見当たりませんし、程度も良好です。 メッキやゴムモール類も良好です。 目立つようなキズや凹みは見当たりません。 近寄って目を凝らすと、多少劣化した部分は見受けられます。 主なものは、 ・フロントバンパーの小キズ(右側、中央部) ・リアバンパーの小キズ(左側、右側) ・フロントガラスのエッジ部にある接着剤浮き ・塗装表面の浮き(各所) ・右側フロントホイールハウス後方下側の塗装クラック 等が挙げられます。 スチールホイールのコンディションも良好ですが、軽微なガリキズや小キズは散見されます。 また、こちらはリプロ品とのことですが、オーナーさん曰く、オリジナルは薄すぎてすぐダメになるからこちらの方が良いとのことでした。 ●● 内装 ●● こちらも基本的にオリジナルに近い状態が保たれており良好です。 シート後方に26R用ロールバーが鎮座している点が最大のモディファイポイントです。 ダッシュボードやウッドパネルに割れはありません。 ステアリングは社外品ですが、スレなく良好です。ホーンボタンにはややヒビ割れが認められます。 シートには運転席右側に多少の破れがあるものの、基本的にスレも少なく良好です。 気になる箇所としては、 ・グローブボックスの中の箱部分が破損のためズレており、フタのパネルにもズレが生じている ・天張りの経年劣化(汚れ、周辺部分の破れ) ・インパネ下部の運転席側にある穴(何かを取り付けた跡?) あたりが挙げられます。 その作動はゆっくり目ではありますが、パワーウインドウも良好です。 いちどパワーウインドウのワイヤーが切れたことがありましたが、その際ステンレスワイヤーに交換したので信頼性は高まっているとのことです。 ヒーターや計器類などに機能的な不調箇所はないとのことです。 ●● 機関・足回り ●● 基本的にノーマルが保たれています。 キャブはウェーバー40DCOE-151のツインですが、その作動は安定しており最近では季節ごとの調整もしていないとのことです。 マニュアルの電動ファンが追加されており、ONにした場合は真夏でも水温80度で安定するとのことです。 エランのウイークポイントであるウォーターポンプとラバードーナツは現在問題ありません。 修理明細は前のオーナーさんの頃から充実しています。 現オーナーさんになってからの主な整備履歴としては、 2015/6:主な油脂類交換(デフの加工含む) プラグ交換 バッテリーキルターミナル設置 カムカバー脱着・バルブクリアランス測定 2015/8:キャブレターOH スーパースターター脱着交換、ソレノイドリレー部分解、接触面摺り合わせ 2016/2:右パワーウインドウOH、ワイヤー交換 キャブレターセットアップ ETC配線修理 トランスミッション及びデフオイル交換、マジック5添加 サイドブレーキパッド交換及びリンケージ修理 タイミングチェーン調整 2017/6:車検整備 ホイールスピナー取付 ホーン配線修理 といったところが挙げられます。 ●● インプレッション ●● 鮮やかなソリッドライトブルーが美しいボディは、ひと目見てコンディションの良さを物語っているようです。 英国車と言えば緑や黒、赤が定番ですが、水色も非常にマッチしており、重々しくなりがちな旧い英国車の雰囲気がパッと明るくなりますね。 生産から50年以上経っている車としてとても良い状態が保たれていますが、'60年代の欧州車ばかり乗り継いでいるオーナーさんだけあって、その扱いもメンテナンスもツボを押さえている車だからこそと言えそうです。 ノーマル然としていながら、窓越しに見える26R用のロールバーがレーシーですね。 もちろん、万一の際には安心なアイテムですから言うことありません。 どこを取っても純粋なスポーツカーなのに上品さを漂わせ愛嬌のあるところなど、現代の多数派を占める車達の対極を行くキャラクターです。 助手席にて試乗させていただきましたが、ウェーバーツインの吸気音とバスの効いた排気音に包まれながら、現代の軽自動車よりもナローで軽いボディを走らせる喜びは市街地でも満点、それが箱根のようなワインディングだとしたら何と贅沢なことかと思わずにはいられません。 その贅沢は、内外装機関ともに状態良く保たれているからこそ得られるものに違いないでしょう。 ●● その他 ●● トランクに入っているスペアタイヤホイールと同じものがあと3本ありますのでお付けいたします。 ●● まとめ ●● エランはS1からS4までそれぞれ固有の魅力がありますが、その中でも適度にアップデートされつつ丸いホイールアーチが維持されているS3の人気は根強いものがあります。 今となってはエランを探すこと自体がやや大変なものになりつつありますが、この仕様と程度のS3といったら探して出会えるものではないことには違いないでしょう。 オーナーさんは、このままずっと乗り続けていたい気持ちもありつつ、別に興味のある車もあるとのことで、売却を希望されています。 お車は、東京都豊島区にあります。 個人の為、消費税はかかりませんが、リサイクル料(10,260円)と月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。 |
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以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
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SOLD OUT | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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