オリジナル度の高い希少な右ハンドルのロータスヨーロッパSPの出品になります。車両の歴史や紹介などはこの記事を見ている方にはもはや必要ないでしょうと言って良い程の名車かと思いますので、今回は省かせて頂く事にします。
さて今回のこの車両なのですが、現オーナー様が14年程前に購入した車両になりまして、所有していた期間が非常に長く、思い入れのある車になるので出来れば手放したくないそうなのですが、もう一台の趣味車も所有しており、余り乗ってあげられない為に今回売却を決意されたそうです。オリジナル度の高い特に右ハンドルのヨーロッパも現存台数が大分少なくなりました。
今回の車両は価格も含め以前から購入を考えていた方は数少ないチ ャンスになるかと思います。

◆◆外装◆◆
非常に目を引くイエローのボディカラーが鮮やかで似合っております。かなり近ずいて見るまではまるで新車か？と思ってしまう位の佇まいです。ペイント状態は勿論ですが、ゴムや樹脂のパーツまでもが綺麗な状態です。メッキパーツも曇り一つありませんでした。ただこれ程の状態が良いだけに後部エンジンフードの塗装割れが残念でした。ただ良く見るとわかる程度ですし、FRP素材の塗装ですので、十分許容範囲かと個人的には思います。

◆◆内装◆◆
内装も全体的に非常に高いレベルです。シートは擦れも無く張りも十分にあります。ただ座面に少し座り癖の様なものがありますが、それ程気になる感じではありませんでした。ダッシュやウッド、内張なども外装同様に非常に良い状態を保っております。電装関係やスイッチも正常に作動しており、これと言って内装についてネガの部分が見当たりませんでした。ハンドルについては好みが別れると思いますがイエローのボディにレッドのステアリングがとても鮮やかで似合っております。因みにオリジナルのハンドルは無いそうです。室内にキルスイッチと電動ファンコントローラーが後ずけしてあります。ETCとポータブルナビ、デジタルスピードメーターはそのままお付けしますとの事です。

◆◆機関◆◆
エンジン、ミッション、足回り、冷却等全てに手が入ってます。まずは購入後にミッションを4速から5速ミッションに変更。エンジンと足回りもＨ22年6月に半年かけてオーバーホールしてあります。冷却もそれに伴って強化してありますので夏の渋滞でも大丈夫だそうです。その他オルタネータの変更やオリジナルの収納スペースなど普段の足としても使える位になっております。まあ勿体無いので普段の足として使う方はいないとは思いますがね(笑) 整備内容の記録などの書類は全て残っており確認する事が出来ました。ヒストリーも大丈夫ですので、この点でもポイント高いです。

◆◆備考◆◆
写真にあるミラーと灰皿、それと最初についていた4速ミッションはスペアとして差し上げますとの事です。メーターは交換歴があるので距離不明とさせて頂きました。交換時メーター距離数99400km、現在のメーター距離数は1580kmです。
余談ですが自作のガレージが素敵でした。国道沿いにあるガレージはまるで小さなショールームのようでヨーロッパが本当に大切に扱われていた事がわかります。オーナーのご意向で少し助手席に乗せて頂いたのですが、低い車体からのコクピットから見える景色は丸く膨らんだ黄色いフェンダーがこれだよなと思わせます。そしてキッチリ同調の取れたウェーバーの吸気音とステン制のマフラーから出る甲高いサウンドが気分を盛り立てます。多分その時は相当顔がニヤけているであろう私がいたと思います。ガレージにこんな車があったならなぁ...

車は埼玉県、北足立郡にございます。